hirax.net::Keywords::「リモコン」のブログ



2008-02-21[n年前へ]

Wiiリモコン接続のための四苦八苦 

 Thinkpad T60p付属のBluetoothインターフェース(を操作するドライバソフト)では、Wiiリモコンと接続することができなかった。Bluetooth接続の際のセキュリティをどう変えてみても、接続時にPINコードを要求されてしまったからである。ドライバを入れ替えれば良いのかもしれないが、内臓ハードのドライバはあまりいじりたくない。

 そこで、USB-Bluetoothインタフェースを購入してみた。しかし、こちらの製品でも、セキュリティレベルに関わらず接続時にPINコードを要求されてしまう。そこで、今度はこの製品用のドライバを入れ替えてみたところ、ついにPINコード無しでも接続できるようになった。そういった紆余曲折があって、ようやく昨日の「Wiiリモコンの加速度センサで姿勢検知」に辿りついたのだった。

 Thinkpad 内臓BluetoothインターフェースでWiiリモコンを使うことができない人がいたら、「少なくともUSB接続BluetoothアダプタBT-MicroEDR2を買って、最新ドライバを入れ直せば」Wiiリモコンを使うことができる可能性が高い、と思います。

USB






2008-12-03[n年前へ]

ハードウェア要らず?の遠隔リモコン制御 

 「汎用赤外線リモコンI/Fが使えないエアコンを外出先からオン・オフするにはどうしたらいいか?」ということが話題になっていました

 使える材料として「遠隔操作できるPC」がある、ということなので、「(新たに追加する)ハードウェア要らず?の遠隔リモコン制御」を私も考えてみました。それは「CDトレイをソフト制御してエアコンのリモコンのオン・オフをする」という、実に原始的メカニカルな「アイデア」&「実装」です。

 思いついたらやってみよう!というわけで、ソフトウェアを仕立て、万力でエアコンのリモコンを固定して、hirax.netが稼働しているサーバのCDドライブを外に引っ張り出し、実際に検証してみた結果が下に貼り付けた動画です。ケータイで撮影した動画ではわかりづらいかもしれませんが、CDトレイの角でリモコンのボタンがきちんと押されて、エアコンがピピッと鳴り、そしてエアコンからの送風が始まりました。

 ちなみに、書いたコードはwin32GuiTest.rbを使ったので、こんな具合になります。「書いた」というほどのものでは、ないことが丸わかり…です。

require 'win32GuiTest'
sleep 5
gui=Win32GuiTest.new
gui.cdAudioDoorOpen
 動作としては、CDトレイが開き、リモコンのボタンを押し、何かにぶつかったことをCDドライブが検知し、CDドライブのトレイが(勝手に)自動で閉まる・・・という具合です。こういう動作をするスクリプトを外出先からPCを起動させる時に動かせば、あるいは、常時動いているhttpサーバからでも呼んでやれば、遠隔リモコン動作システムのできあがり、ということになります。

 というわけで、今日作ってみたガラクタは「ハードウェア要らず?の遠隔リモコン制御システム」です。

Remotish






2008-12-06[n年前へ]

格安ロボットアームで遠隔リモコン制御 

 「ハードウェア要らず?の遠隔リモコン制御」のポリシーは、「リモコンにハードウェア改造をしない」「コストをできる限りかけない」というポリシーのもとにない知恵を絞って作成してみました。その結果、実装も見た目もが実に「行き当たりばったり感」に満ちてしまい、遠隔操作システムというよりピタゴラスイッチのようなものになってしまいました。

 そこで、「リモコンにハードウェア改造をしない」という前回と同じ方針のもとに、けれど、「コストをできる限りかけない」という「縛り」部分を少しゆるめて、格安ロボットアーム「MR-999 」と「シリアル接続I/Oボード:RBIO-2U」を使いエアコンのリモコン遠隔操作をすることができるか、ロボットアームの先っぽで、リモコンの電源オン・オフを押すことができるか、という検証実験に挑戦してみました。

 RBIO-2U (USB-シリアル通信-リレー)I/Fユニットを使うと、シリアル通信経由で命令コマンドを送信するだけで、簡単に、100ms単位でロボットアーム MR-999 の各関節や、可動部を駆動制御することができます。・・・で、挑戦してみた結果、リモコンのスイッチを押すことはできたのですが、残念なことに、(関節モータの遊び量が多いことと、いつの間にか動かないモーターが増えてしまい)何度も動作させることができませんでした。

 そこで、検証実験中のようすを撮影したものを貼り付けておきます。しかし、この写真を見ても、「見た目」もどうも今ひとつ「原始的」ですし、「安っぽさ」をぬぐい去ることが全くできていないような気がします。技術のぎ「ギ」の字も感じない割に、ローテク感だけは満ちているように思えるところが実に哀しいところです。

ロボットアームでリモコンを押すロボットアームでリモコンを押す






2009-05-19[n年前へ]

Microsoft、「魔法の杖」の特許を出願 

 Microsoft、「魔法の杖」の特許を出願

もちろん、「魔法」といっても、実際はビデオカメラ、加速度計などの速度センサ、位置および方位センサといった各種コントローラと複数の通信技術によって実現するものだ。

5月第3週の後半にその存在が明らかになった特許申請書の中で、Microsoft は特許申請する技術を実際に「Magic Wand (魔法使いの杖 )」と呼んでいる。申請書の要約には次のように記されている。

「同アーキテクチャは、その全体もしくは一部を、杖またはそれに類似した形状の筐体内に収納する。同アーキテクチャは、集合したセンサーの中から1つ以上のセンサーを利用して、運動方向、すなわち杖と連動した身振りを測定する。さらに、その運動方向に基づいて環境要素の状態を更新するよう指示を出すことができる」

2009-12-21[n年前へ]

NEWS今昔物語 「野球盤とロボットと王子さま」編 (初出2005年05月26日) 

5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと

 「(お客が自分たちで使う)料理注文用のリモコン」は使いこなせるようになった。5年過ぎて、それだけは(もしかしたら唯一の)学んだことだと言えるかもしれない。

(記事を書いた時の)ひとこと

 先日、久しぶりに神戸・大阪に滞在した。夜の居酒屋で見かけた「(お客が自分たちで使う)料理注文用のリモコン」にビックリしたが、難しくて(私には)使えなかった。

「ジャンケンに必ず勝つロボット」と「イチローを超えるロボット」

 カメラで撮影した「高速モーションキャプチャ情報」を利用し、「人間の行動結果を(人間の行動が終了する前に)解析し、それに対するリアクションを(前もって)起こす」ことにより「ジャンケンに必ず勝つロボット」がネット上で評判となっている。広島大学のロボティクス研究室が開発したこのジャンケン・ロボットが、人間がとャンケン対決をしている動画を見ると、淡々とロボットが人間に勝ち続けている。なんというか、究極の「後出し」原理を具現化したロボットである。

 また、同じような原理で動く「高速バッティング・ロボット」もこれまた面白い。打球の飛球角度を角度で10度以内で打ち分けることができる、という。世界が誇る「イチロー」もビックリのロボット打者が登場するかもしれない。

 

「アクション・フィギュア搭載の野球盤DX」新発売

 エポック社野球盤といえば、30代半ば以上の男性を最も楽しませた玩具のひとつだと思う。'58年に(初代)野球版が登場してから、各世代の(かつて男の子だった)男性たちはそれぞれの時代の野球盤で楽んできた。磁力を使った「カーブ・シュート変化球」、脅威のトリックによる「消える魔球」など、技術とアイデアを駆使した玩具に惹かれた人は多いはずである。

 そして、また今年も「野球盤初の選手人形が実際に投げ・打つ動作をするアクション・フィギュア・システム搭載の野球盤DXが6月18日に発売される。実際に選手人形が動くことで試合の臨場感が増している、という。こどもをだしにして、(けれど本堂は自分が欲しくて)買ってしまうお父さんが量産されるかもしれない。

Google Mapsの中にいる「白馬に乗った王子さま(かも?)」

 5月23日、BoonEx GroupAEwebworks Dating Software Developmentが、Google Maps を使った出会い系サービス4ppl Personals + Google Mapsをスタートさせた。このサービスを使えば、「住んでいる場所」や「相手の年齢」や「性別」などを入力すれば、その要望に合致する相手を自由自在に地図上で見つけ出すことができる。人工衛星からの撮影写真やカラフルな地図の中に、望みどおり(かもしれない)相手が点在しているようすは、かなりインパクトがある。

 これまでもGoogleによる、タクシーやリムジン、シャトルなどの乗物の現在地を検索できるサービスGoogle Ride Finderといった地表を動きまわるものを見つけ出すサービスなどがあったが、タクシーならともかく、「人との出会い」の場合、「ブラウザの画面の地図中から見つけ出す」だけじゃ味気ないかもしれない。



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