2005-01-20[n年前へ]
■『週刊少年ジャンプ』を中心とした論文
「少年マンガの主人公像の変遷─『週刊少年ジャンプ』の隆盛と失速─」というテーマで書かれた卒業論文が掲載されている『週刊少年ジャンプ』を中心とした論文。分量がなかなか多いので、かなり長いこと楽しむことができるかも。
関係ない今日の疑問は「キャプテン翼」の翼のチームメイトを何人言うことができるか? 登場人物チームメイトとして、サッカーの11人は多すぎないか…ということ。9人の野球でも(ピッチャー一人か…?)でも多いかも、と思ったり。…だけど、人間ドラマを構成することを考えれば、ある程度多くないとダメなのだろうか…。マンガに最適なチーム・スポーツは何だ?最適解は何人だ?
2005-05-02[n年前へ]
■学生による授業評価アンケート調査の分析
「何をすれば良いかがわかっているようなテスト=することが決まっているようなテスト」でなくて、「問題を解決するようなタイプのテスト」を学生にさせたりはしないものなの?と高校の先生に聞いてみた。
すると「そういう-新しい問題を解決させるような-タイプのテストをするとどうしてもテスト結果の点数が悪くなります。単なる知識確認でなくて、そういった問題解決の能力はすぐには身につけさせることができませんから。ところが、テストの点数が悪くなると、-学生からの授業評価アンケートの結果-が悪くなってしまいます。そんな状況で、よく言われるのが-授業でやったことのないことをテストに出した-という批判です。結局、そういった「問題を解決するようなタイプのテスト」を出題したりすると、教師(授業)の評価が悪くなってしまうわけです。すると、そういった「問題を解決するようなタイプのテスト」タイプのテストはなかなか出題できなくなってしまうんですよね…」という話を聞いた。
そういう状況を聞きながら、「学生による授業評価アンケート調査の分析」を読んでみた。ついでに、「物事を的確に認識し、深い洞察力と明快な判断力で課題を解決できる能力と忍耐力を調べる」という謳い文句のICUの問題を眺めてみた(リンク先は大学入試の問題だけれど、高校入試の問題もきっと今でもこんな感じなのだろう)。
「授業でやったことのないことをテストに出した」という批判を避けるためには、「教えたいこと」と「テストの内容」が直結していれば良いのだろうか。それとも、学生の「学びたいこと」に忠実になるべきだろうか?大学生では「学生が学びたいこと」「教師が教えたいこと」「学校に教えておいて欲しいこと」の乖離はどのくらいあるのだろうか。それが高校生ならどうだろうか?
2005-08-16[n年前へ]
■「するべきことは、外へ行くこと」
本来やりたい「技術的」なことでなく、そんな「政治的」なことに無駄な時間を費やすよりも、すでに優秀な人が集まっている社外の「楽園」に移って、技術者としての腕を存分に振るった方が良いに決まっている。背景を推察しながら読むべきなのだろう、たつを氏の「大企業には優秀な人がたくさん埋もれている」
もしかしたら、このタイトルだけから「結果が全てだから、埋もれている人は優秀な人ではない」と考え読まない人もいるかもしれない。あるいは、「現状分析だけで、将来に対する展望はないの?」と思う人もいるかもしれない。そんな人(がもしいたとしたら)のために、最後に
とにかく、言いたいのはと書かれた部分から、勝手に「内容に率直なタイトル」をつけてしまえば、「するべきことは、外へ行くこと」というところだろうか。
2006-01-19[n年前へ]
■公開特許からの他社動向解析
昨日、ベンチャーフェア JAPAN 2006 のパティー・ラボのブースで「発明者相関分析システム」というものを眺めました。「特許公開データベースから共同発明者間の相関により他社の発明技術動向を知る」というものです。この技術は、2003年01月16日分の本ページの記事「他社プロジェクト追跡システム」および「できるかな?」の2003年2月2日分の「モーニング娘。でクラスタ分析」で書かれている内容そのものです。ちなみに、「他社プロジェクト追跡システム」で示されているデータは「E社の電子写真関連の特許千件強の発明者データを元にE社の画像関連技術に携わる社員の業務関連度」を示した図例です。そういった解析を行った上で、時系列クラスタ分析をしたのが「モーニング娘。でクラスタ分析」であるわけです。公開特許データベースへのアクセス・データ取得に時間がかかったりしますが、結構面白い結果を得ることができるので、お勧めの方法です。他社の技術動向を解析しようとする場合、同様のことをしたことがある人は多いかもしれません。(X軸に出願件数、Y軸に出願人数をとって描く特許マップもなかなかに面白い結果が出ます)
ちなみに、同様なことをR社に対して行って、「職場の男女関係」を明らかにしようとしたこともあります(上の樹形図はその解析過程で得られた図の一例です)。「どの男性」と「どの女性」が近い関係にあるのか?なんてことを調べたわけです。あるいは、「特定の男性の周りにどんな女性がいるのか?」なんてことを調べてみたこともあります。それも、なかなかに面白い(本人達にとってはヒヤヒヤものの?)結果が出ました。
ところで、昨日見た「発明者相関分析システム」の開発元は特許出願を行っているようですが(特願2005-277349)、この技術の新規性や特許性が認められるかどうかについては少しばかり疑問の余地があったりします。何年か前の一件以来、「特許庁への情報提供(匿名チクリによる特許成立の防止)を積極的に行おうか?」なんて考えるようになってしまいました。つまらない話ですけれど…。
2006-01-29[n年前へ]
■若者ライフスタイル分析
「私たちが描いている若者たちのイメージは、果たして現実をとらえているのか?」という、TOKYO FMが1995年度から実施している「若者ライフスタイル分析」 どんなメディアを眺めて、どんなコミュニケーションをして、どんな生活を…と、色んな面に対する調査結果を眺めてみると、とても新鮮で興味深い。
そして、ほんの数年前の調査設問や結果を眺めてみるのも、時の流れが見えて、面白いと思う。