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2010-08-12[n年前へ]

Googleマップに新機能「不動産」検索登場 

 Googleマップに新機能「不動産」検索登場、価格や間取りで絞り込みも可能

 5周年を迎えたGoogleマップに新たな機能「不動産」検索が付きました。
 ストリートビューやローカル検索と組み合わせができ、さらに価格・物件タイプ・間取り・広さ・エアコン/追焚/風呂トイレ別/CATV/ガスコンロ/洗濯機置場/フローリング/エレベーター/オートロック/インターネット/ペット可/楽器可/2階以上というような各種条件で絞り込みが可能なので、かなり強力です。
 ちなみに、Googleが作った家賃の分布をヒートマップにして視覚化した地図が非常に面白いです。

2012-09-16[n年前へ]

「錯覚立体円グラフに(さらに)データ配置マジック」が混ぜられた「Appleが見せたiPadシェア」 

 Appleが9月12日に示した「タブレット市場におけるiPadのシェア推移」のグラフ(参考:CHART OF THE DAY: Tim Cook Used These Charts To Make Fun Of Amazon And Google's Tablet Sales)が何だか少し奇妙です(右図)。何がどのように奇妙かというと、円グラフに描かれている「データ系列」が12時の位置からではない、ということが奇妙なのです。

 円グラフを立体的に描き・その立体円グラフを手前から眺めさせることで(遠近感を利用して)、手前にあるデータ系列を大きく(多く)見せる「誇張円グラフ」はよく見かけます。そういった円グラフは(好ましいものではないかもしれませんが)過半数を遙かに超えるものを示す時など、少なからず使われます。しかし、こうした「データ系列」が12時の位置からではなく、1時くらいの位置から始まっている(いるように見せる)グラフは珍しいように思います。

 ためしに、Appleが使ったスライドの「円グラフ」に真円 と格子線を重ね描いてみたのが下の図です。そうしてみると、この円グラフは、(近くに描かれた)「iPadのシェアを大きく見せる一方で、(遠くに描かれた)「その他」のシェアを小さく見せていることが実感できると思います。さらに、それだけでなく、「データ系列が12時の位置からではなく、1時くらいの位置から始まっている」ことが、「その他」を視点から遠い位置(小さく描かれる領域)へと持って行き、遠近感による(データ比率の)錯覚でiPadのシェアを大きく(2011年から2012年にかけて「その他」が大きく減少しているように)見せることに寄与している、ということがわかります。「自分の視点に近いものを大きく見せ、自分とは遠いものを小さく見せる、という錯覚立体円グラフを最大限に"活用"しているグラフです。

 このような「データ配置マジック」を混ぜたプレゼンテーション・グラフは、何というか、”少し新鮮”だったので、「錯覚立体円グラフ」と「データ配置マジック」の効果がわかりやすいよう「図示・可視化」してみました。

「立体円グラフに(さらに)データ配置マジック」が混ぜてある「Appleが使ったiPadシェアグラフ」「立体円グラフに(さらに)データ配置マジック」が混ぜてある「Appleが使ったiPadシェアグラフ」






2013-11-06[n年前へ]

非現実的な「ネズミ入りフォースフィードバックマウス」と超現実的な「睡眠・夢状態の可視化」 

 先週末、Maker Faire Tokyo 2013 (MTF2013)に朝から晩まで浸かっていた影響か何なのか…こんな夢を見ました。夢を見たのは、初日11/3(日)の夜から11/4(月)の朝にかけて、です。

 私は、どうやら、フォースフィードバックマウスを作ろうとしているようで、大きな「コンピュータ操作用のマウス」の中にネズミを入れて、そのネズミの周りにぶら下げるエサの方向を動かすことで・ネズミの動きを変化させて、手にしたコンピュータマウスが引っ張られる感じ(フォースフィードバック)を受けるという仕組みを作り出そうと四苦八苦しています。…結構苦労しているらしきことが、ネズミが周りのものを囓(かじ)りまくるのでコンピュータマウスを掴む指を、腹減ったネズミが時折噛んでしまう、という問題のようです。…ワケのわからない夢です。

 その夢を、私がどんなシチュエーションで見ていたのかとても知りたかったので、自分の睡眠状態の推移を眺めてみた結果が、下に貼り付けたグラフです。

 私の記憶では「ネズミ入りフォースフィードバックマウス」の夢を見たのは、起床する寸前というわけではありませんでした。…ということは、朝の1時か3時のREM睡眠の終わり近くか、朝4時頃の深睡眠から覚醒する直前に、「ネズミ入りフォースフィードバックマウス」研究をしていたようです。



 というわけで、MTF初日が終わった夜、新橋駅前ビルで飲んで…23時には眠りについて、Maker Faire Tokyo 2013の興奮の余韻を引きづりつつ浅い眠りを続けた後に、日付が変わってから、夢の中で(非現実的な)ネズミ入りフォースフィードバックマウスの開発をしていた「睡眠・夢状態」を可視化してみた…のが今日見た科学的グラフです。

「ネズミ入りフォースフィードバックマウス」と「夢の可視化」






2014-08-29[n年前へ]

「おしっこの匂い」の拡散を防ぐにはどうしたら良いか!? 

 太平洋と日本海の分水嶺に立ち、二手に分かれていくおしっこをしながら考えました。おしっこをすると、その匂いをすぐに感じ取ることができます。…言い換えれば、おしっこから揮発したアンモニア等の分子が鼻の中に侵入してきているわけです。自分が排出したものとはいえ、それほど心地良い香りではありませんから、アンモニア分子などが鼻孔に押し寄せてくるのは少し避けたいところです。

 空気中におけるアンモニア分子の拡散は、「気体の拡散速度は、分子量の平方根に逆比例する」というグレアムの法則にもしたがうかもしれませんが、こと立ちションの場合には、空気中に「(暖かい)おしっこが放たれることにより、空気が掻き乱されたり・上に立ち上る空気流が生み出されたりしそうです。実際、下に貼り付けた「(シュリーレン光学系で可視化した)カップに注がれるお湯が作り出す空気の流れ」を眺めてみても、上に立ち上る暖かな空気の流れが見て取れます。

 立ちションをして、下からアンモニアの湯気が立ち上ってくれば、当然のごとく、すぐに鼻の中に侵入してくるに違いありません。そうした下腹部から立ち上り攻めてくるアンモニア分子たちから逃げる方法はないのだろうか?そんなの無理なことなのだろうか?…さらには、立ちションする人体周辺の空気流を可視化したら、きっと恐ろしい姿が映し出されるに違いない…などと考え悩む夏の終わり、です。

2015-05-15[n年前へ]

フェルメール「ミルクを注ぐ女」をマルチスケールに3次元可視化してみた 

 アムステルダム美術館(ライクスミュージアム)で、夏休みの自由工作カメラを構えて特殊撮影したフェルメール「ミルクを注ぐ女」を、微細なマチエールから額の形状まで、マルチスケールに3次元可視化してみました。(これまで作ったことがあるのは比較的大きな形状は無視したものばかりだったので)

 マスターピースを描いた筆致を、ブラウザ上でWebGLを使いグリグリ眺めていると、数年後の美術館はバーチャルリアリティを使った(触れるくらい近くから眺めることができる)リアルな展示物公開をしていたりするのかも…と想像したりします。たとえば、今現在は、ルーブル美術館で公開されている「モナリザ」は遠くからぼんやり眺めることがでこる程度の存在ですが、いつか手元で・目の前で大きく眺めることができたりするのかも…と想像したりします。

フェルメール「ミルクを注ぐ女」をマルチスケールに3次元可視化してみたフェルメール「ミルクを注ぐ女」をマルチスケールに3次元可視化してみた








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