hirax.net::Keywords::「夕日」のブログ



2005-02-06[n年前へ]

二機の飛行機雲の交差点 

飛行機雲の交差点 河口湖近くで空を見上げると、飛行機雲が十字型に交差している。ただ交差しているだけでなくて、ちょうど交差した点だけ飛行機雲が太くなっている(ように見える)。座標が交差するようなコースで、1機目の通った後は水蒸気量などが違ったのだろうか?それとも、(眺める)奥行き方向にはずれていいるけれど、反射光が重なって明るく見えていたのだろうか?
 飛行機雲の右手後ろには、夕日を背にした富士山が見えた。

2005-06-04[n年前へ]

40年前と後の鉄腕アトム 

 1963年に谷川俊太郎が綴った「鉄腕アトム」と、2003年に谷川俊太郎が綴った「百三歳になったアトム」を並べて読んでみる。

空をこえて 星のかなた行くぞアトム ジェットのかぎり街角に 海の底に今日もアトム 人間守って 谷川俊太郎 「鉄腕アトム」1963
懐かしのアニメ1963年 [ザ・20世紀] 1963年は三井三池炭鉱爆発事故が起こり、ケネディ大統領が銃弾を受け暗殺された年。その年から放映され始めたのが「鉄腕アトム」 同じ年に放映されていたのは鉄人28号やエイトマン。

 現実の世界で空飛ぶマイクロ・ロボットが登場し、マンガの中では鉄腕アトムが誕生した2003年に書かれたのが、「百三歳になったアトム」 2003年にあった他のことは、こんな感じ
人里離れた湖の岸辺で、アトムは夕日を見ている。
ぼくには、魂ってものがあるんだろうか。
どこからか、あの懐かしい主題歌が響いてくる。
夕日ってきれいだなあと、アトムは思う。
だが、気持ちはそれ以上どこへも行かない。
ちょっとしたプログラムのバグなんだ、多分。
そう考えて、アトムは両足のロケットを噴射して、
夕日のかなたへと飛び立って行く。

谷川俊太郎 「百三歳になったアトム」2003

2006-02-10[n年前へ]

「百三歳になったアトム」「高天原に神留坐す」 

 from n年前へ.

夕日ってきれいだなあとアトムは思うだが気持ちはそれ以上どこへも行かない
なにか心配事があってもだいじょうぶですよ一生懸命がんばったらあとは神様に おまかせすればいいのです人はやがて いつかみんな 死んでしまうのですから

2007-12-05[n年前へ]

「ヒューマンな星飛雄馬」と「プロ野球と草野球の球場の向き」 

 巨人の星の主人公、星飛雄馬の「飛雄馬」という名前は、「ヒューマン(human)」にかけたものだと、聞いた。 夕日を背にしたピッチャーが、バッターに力一杯球を投げる。 そして、そのスコアボードの向こうに輝く夕日を背景に滝のような涙を流しながら泣く。 感情豊かに泣き笑いする、星飛雄馬はまさにヒューマン、人間そのものに見える。 野球場という舞台で繰り広げられる「巨人の星」は、まさにヒューマン(人間)ドラマだ。

 ところで、そんなヒューマンドラマで目にした、「夕日を背負ったピッチャー・スコアボードの上に輝く夕日」といった風景は、実際にはほとんどないという。 そんな配置の球場であれば、バッターボックスに立つバッターの視界に西日が入ってしまい、プレーに差し支えるから、だ。 だから、午後~夜に競技が行われることが多いプロ野球の球場では、西南方向にスコアボードが位置することは(ほとんど)ないらしい。 ということは、バッターからピッチャー方向へ線を引いたとき、西南西方向以外を向くように作ってあるということになる。

 そんな話を読んだとき、ふと思ったのが「草野球用の球場」はどういう作り・配置になっているんだろう?ということだった。 プロ野球と違って、草野球は早朝~午前に行われることが多い、と聞いている。 だとしたら、草野球用の球場は、バッターからピッチャーへ向かうベクトルが東南東方向以外を指すように作ってあるのだろうか。 それとも、単にその場所の固有の条件に応じた向きで作ってあるのだろうか。

 野球用スペースがある河原近くを通るたび、そんな疑問が頭の中をクルクル回り、時計の時針と球場と太陽の向きを考える。誰もいない野球場を眺め、太陽を見上げ、腕時計の針の向きに目がいく。

スコアボードと方位花形満の名前の由来星飛雄馬巨人の星巨人の星野球場






2011-07-25[n年前へ]

夕暮の空に真っ直ぐ伸びる「雲の影」 

 7月17日の19時頃、東横線の綱島駅近くの川沿いで夕焼けを見上げていると、西の空と東の空を真っ直ぐ結ぶように、夕焼け空に蒼い力強く太い線が走っています。その線の起点、西の端を見ると、丹沢山地の彼方に夕日が沈もうとしています。そして、もう一端は東京湾の向こう・東北の空に向かい伸びています。そんな景色が、下に貼り付けた写真です。左の端が西の空で、北に向かって景色を眺めていて、右の端が東の空です。

 夕暮れちょうどの時間でしたから(右上に貼り付けた画像が、google Earth上で、その日・その時間・その場所から眺めた夕日の方向の景色です)、西から水平方向に差し込む赤い夕日の光を、空に浮かぶ雲が(あるいは、どこかの山が)遮ることで、こんな蒼く暗い影が空に形作られたのでしょうか。

 夕暮の空に真っ直ぐ伸びる影の根元には何があるのでしょう?7月17日の19時頃の気象レーダーを見れば、その姿が見えるのかもしれません。あるいは、地図の上に定規で線を引けば、その犯人がわかるのでしょうか。…いずれにせよ、毎日眺める景色の中には「不思議で興味深いパズル」がたくさん隠れているものだ、と思わされます。

夕空の頭上に真っ直ぐ伸びる「何かの影」夕空の頭上に真っ直ぐ伸びる「何かの影」








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