hirax.net::Keywords::「流体計算」のブログ



2014-09-20[n年前へ]

でんじろう先生のデモ実験でおなじみの「空気砲」を流体シミュレーション計算してみよう!? 

 でんじろう先生のデモンストレーション実験でおなじみの「空気砲」もどきの流体シミュレーション計算をしてみました。たかだか大きさ数十cmのほんの小さな空気砲ですが、その空気砲から放出される煙ドーナッツの発生過程(や速度ベクトル)を眺めてみると、TV画面で見る派手な映像を、背後で支えているとても面白い物理現象の姿が興味深く浮かび上がりつつ、見えてくるような気がします。特に、ケルビンの渦定理が言う通り「箱の中では正反対の渦(循環)ができているさまなどは、結構おもしろいのではないでしょうか。(アニメーションGIF版も置いておきます)

2016-04-03[n年前へ]

コンピュータが計算した流体シミュレーション結果の世界中にOculusを被って没入体験してみる!? 

 秋葉原を舞台に、(スカートをめくり上げてしまう)流体シミュレーションをOpenFOAMででした結果、コンピュータ中で計算された流体シミュレーション結果の世界に、VRヘッドセットのOculusを使って入り込んでみました。たとえば、試しにマネキンヘッドに計算流体世界に没入して眺めてみると、およそこんな感じです。

 ちなみに、来週(勉強&遊びに行く)オープンCAE勉強会には、(優秀な若人から借りた)OculusDK2を持って行くつもりなので、そこでは秋葉原の流体シミュレーション世界に没入体験をすることができるはずです。

 今やゲームエンジンが作り出す世界に入り込む(一見リアルに思える)体験を普通にすることができるようになりました、…だけど、それでも手元のコンピュータ中にいる…とても小さなCPU(中央処理装置)の出力結果の中に没入体験することができるというのは…何だかとても新鮮で楽しく感じます。

コンピュータが計算した流体シミュレーション結果の世界中にOculusを被って没入体験してみる!?






2016-04-09[n年前へ]

「こどもごころに計算技術をトッピング」「計算世界をインタラクティブ/没入体験」 

 第56回オープンCAE勉強会@関東(流体など)の発表で使用したスライド(の一部)をここに置きました。発表した演目は、題して「こどもごころに計算技術をトッピング」「計算世界をインタラクティブ/没入体験」のチープ2本立て、です。

 新宿のビルに囲まれた桜咲く公園のベンチに座り、周囲のビルの周りに吹く風を想像しながらパワポスライドを作り、ビルの中で話をして、ビル風の専門家からのアドバイスを受けるという面白い体験をする…のが、2016年の4月9日でした。

2016-06-12[n年前へ]

「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料 

 第57回オープンCAE勉強会@関東(流体など)+門永様特別講演に参加してきました。特別講演の内容は、「ギネスビールの泡下降(ギネスカスケード)について、ピルスナービールとギネスビールにおける泡挙動を編微分ソルバであるOpenFOAMでシミュレーション計算して考察をしてみよう!」「さらに、美味しいビールの注ぎ方を考えてみよう!」というものでした。

 今回の勉強会では,門永様をお招きし,OpenFOAMを用いたビールの気泡シミュレーションについて講演を頂くことになりました.ビールの気泡シミュレーションの理論背景や計算結果について幅広く解説頂く予定です.気液混相解析に興味のある人,ビールの好きな人,奮ってのご参加お待ちしています!

 何度も一緒にビールを飲みながら、色々な経緯を経てバトンを渡した側として、やはりバックバンド的なサポートプレイヤーとしてサポートしたいよね!と思い、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料を作って、技術発表セッションをしてきました。…ギネスカスケード現象に対して、OpenFOAMを用いて行われた3次元流体・泡連成シミュレーション計算や*、3次元断面的な近赤外線撮影動画を用いたPIV(速度場解析)が行われた…ギネスカスケード現象に対する現象解析としては結構面白い技術報告の場だったのではないか…と勝手に思っていたりします。

近日公開されるはずの流体計算プレゼンテーション資料は、とても面白いと思います。(公開されました:続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料)

2016-06-25[n年前へ]

続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料 

 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料でギネスカスケード(ギネスビールの泡下降)に対する近赤外撮影・泡速度分布計測の報告資料を公開しました。そのギネスカスケードの泡がどうなるかをシミュレーション計算してみた結果の紹介・講演スライドが公開されました。オープンCAE勉強会での講演内容は、ギネスカスケード計算と最適な泡のつぎ方…でしたが、今回公開されたのはその前半パートです。

 この講演スライドを眺めてから、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料の実験/計測結果を眺めてみると面白いかもと思いましたが、シミュレーション計算でも実験結果でも、動画を一緒に眺めないと面白さが伝わらないかもしれません。とはいえ、微小な泡が動く計測動画などは、Youtubeなどにアップロードすると「見るに堪えない」状態に情報圧縮されてしまいます。…というわけで、画質を損なわない動画ストリーミング・サービスがあれば(さらに欲を言えば、それがパワポスライドなどと連動したストリーミング・サービスがあれば)面白いかも、と思ったりします。



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