2010-03-18[n年前へ]
■男女別「理系・文系 比率」を出してみよう
「「生まれ変わる自分」と「付き合う相手」と「理系と文系」」で、「生まれ変わるなら、理系と文系のどちらを選ぶか?」「付き合う相手は、理系と文系のどちらが良いか?」を男性・女性/理系・文系の計4種類の人たちに聞いたアンケート結果を眺めました。このアンケート結果を使って遊んでみようと思う時、次に欲しくなるのは、男女別の「理系・文系 比率」ではないでしょうか。男女の割合はそれぞれ48.8%と51.2%程度と聞きますから、大雑把に考えれば「ほぼ同じ」という具合でしょうか。
ベネッセの調査結果をみると、高校における男女別の文理コース割合は、次のようになります。
- 男性:理系:48.5%, 文系37.5%,その他 14%
- 女性:理系:28.6%, 文系55.8%,その他 15.6%
ここで、単純化のために、「その他」の人たちを、それぞれの理系文系の比を用いて、理系文系それぞれに振り分けてしまうと(つまり、たとえば、理系比率=理系比率+その他比率*理系比率/(理系比率+文系比率)というように)、理系・文系の比率は、次のようになります。
感覚的にもそんなに違和感を感じない結果です。
- 男性:理系:56%, 文系44%
- 女性:理系:34%, 文系66%
ためしに、もう少し違う単純化もしてみます。たとえば、理系と非理系という分け方にしてみると、次のようになります。
- 男性:理系:49%, 非理系51%
- 女性:理系:29%, 非理系71%
主役を「理系」という言葉で示されるものと考えるなら、「理系」というものにあくまで焦点を当てるならば、後者の「理系とそれ以外」という分け方をしたものの方が、自然かもしれません。あるいは、強引に「理系」「文系」という2つに分けるとしたならば、前者の割合の方が適切に思えます。
と、ここまで準備をしたところで、次の作業はまた明日以降にしてみたい、と思います。
2010-03-20[n年前へ]
■「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ
「「生まれ変わる自分」と「付き合う相手」と「理系と文系」」で書いたGirls Labに掲載されていた「付き合う相手は、理系と文系のどちらが良いか?」を男性・女性/理系・文系の計4種類の人たちに聞いたアンケート結果と、「男女別 理系・文系 比率 を出してみよう」で算出した
という数値から、『「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ』というものを作ってみました。自分と気になる相手の情報を入れると、相手が自分に対して「付き合いたい」「付き合いたくない」という気持ちをどんな割合で感じている・持っているだろうか、ということを計算する「恋愛好感度 予報器」です。
- 男性:理系:56%, 文系44%
- 女性:理系:34%, 文系66%
下のフォームが、その『「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータ』です。JavaScriptを使っているので、JavaScriptを有効にしておかないと動作しません。また、HeartRailsの円グラフ作成WEB APIを使用しています。
この「理系か文系か」でわかる!?「恋愛好感度」シミュレータで適当に遊んでみると、結構面白いようにも思います。しかし、こんな風に予想結果をグラフで実際に眺めてしまうと、「理系」を選びたくなくなる人が増えてしまうかも?なんて一瞬考えたりしますが、こんな結果に左右されたりはしないですよね、きっと。
2010-03-24[n年前へ]
■「男性が考える、女性のモテファッションって?」
「男性が考える、女性のモテファッションって? - livedoor ニュース」
女性は張り切ってコーディネートすると、アイテムを盛りがち。だから男性にモテるよう女性が自分らしく着こなす、というのが実はさじ加減が一番難しいんですよね。まさに質問者さんの、「ちょっと頑張っておしゃれした時は女受けが良くて、ちょっと手を抜いた時の方が男受けがいい気がします」という意見どおり。女性としてはおしゃれしがいがないかもしれませんが、気合いを入れすぎず、清潔感を意識した格好がモテへの近道なのかもしれません。
2010-04-05[n年前へ]
■恋愛の場において、女の人は狩猟型と農耕型に分けられる。
角田光代の「恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 」から。
恋愛の場において、女の人は狩猟型と農耕型に分けられる。これはもう、本当にきれいさっぱり分けられる。
私は後者である。
私の長年のともに、完璧な狩猟型がいて、(中略)農耕民族への移行を誘ってみた。そのほうが絶対に成功率が高い、と説得し、農耕型の距離の縮め方を伝授したのである。
それすなわち。絶対に自分から告白しない。行為の欠片も見せない。彼の参加する飲み会には必ず赴く。自分の参加する飲み会にも必ず誘う(だれかに誘ってもらう)。飲み会ではあくまでさりげなく隣の席を陣取る。相手の話をよく聞く。すごいと褒めつつ好みを分析する。自分にも共通趣味があるとあくまでさりげなく強調する。
2010-07-02[n年前へ]
■吉行淳之介と山田詠美の「せつない話」
山田詠美が集めた「せつない話 (光文社文庫)」 を読んだ。頁をめくると、まず初めに冒頭を飾っているのが、吉行淳之介の「手品師」という話で、とても新鮮だった。新鮮だった理由は、日暮れた夜の街を描く吉行淳之介の描写がとても気持ち良かったことと、その内容を「吉行淳之介」が描き、「山田詠美」がそれを「せつない話」という題目で収録した、ということだった。面白いのは、吉行淳之介と深い関係にあった、宮城まり子による選集にも、やはり、この「手品師」は入っているということだ。
この「手品師」という短編には、女性に対する何とも複眼的な眺め方がされていて、とても素直であったり、あるいは、冷めた客観的であったり、結局のところ、切ないけれど愛を向けた描き方がされている。宮城まり子や山田詠美は、一体、この物語をどのような心地で読んでいたのだろうか?
この短編を読んだ後は、蒸し暑い夕暮れの路地を歩き、路地裏の飲み屋に入りたくなる。何か一皿頼み、そして、冷えた酒を飲みながら、通りを歩く人を眺め、眺めた人に、きっと恋をしてしまうに違いない。