hirax.net::Keywords::「紙幣」のブログ



2009-06-05[n年前へ]

ATM内の紙幣の動きのシミュレーションを日立が開発 

 日立、ATM内のお札の動きを3次元仮想化-試作機なしで性能評価

 日立製作所は、現金自動預払い機(ATM)内部で紙幣が搬送される様子をシミュレーションする技術を開発した。紙幣の破れや折れ曲がり、重なった紙幣の摩擦力などを考慮した3次元シミュレーションモデルは初めて。

2012-03-02[n年前へ]

赤外線で「千円札」を眺めてみると…あぁビックリ!? 

 私たちが目に見ることができる光は「可視光」と呼ばれます。 可視光以外の「光」で世界を眺めれば、普段眺めている世界とはずいぶん違うものが見えてきたりするものです。

 右の画像は、千円札の表面を顕微鏡で撮影した写真です。 碧(あお)や朱(あか)そして黒い線を、拡大撮影した写真です。 この写真は可視光で撮影しているので、私たちがふだん眺めている千円札の色ということになります。

 それでは、私たちが目にすることができない赤外線で、この千円札を眺めたら、一体どんな風に見えるのでしょうか? そんな「赤外線で眺めた千円札の顕微鏡拡大写真」が、次に示した右の画像です。 意外に思われるかもしれませんが、赤外線で眺めると、碧・朱・黒…いずれの線も、姿を消し・真っ白けの透明な紙になってしまうのです。

 ほとんどの色材は、赤外線(可視光より少し波長が長い光)の領域では透明になります。 色材が吸収することができる「光」の波長は限られていますから、特定の色以外の光に対しては、おのずと透明になってしまうのです。 だから、上の千円札では、撮影部分の(可視光では)碧・朱・黒だったはずの印刷線が、赤外線で眺めると透明になり「消えてしまった」というわけです。

 ところで、「色材が吸収することができる光の波長は限られている」と書きましたが、そういうものばかりではありません。 たとえば、印刷などで黒の色材として使われることが多いカーボンブラック(炭素微粒子)は、可視光も赤外線も、そのどちらも吸収してしまいます。 だから、カラー印刷された本を赤外線だけが見える目で眺めれば、カラーインクはすべて透明になり消え失せて、黒インクだけが「見える」ことになります。

 実際に、カラー印刷を顕微鏡で眺める時、可視光で眺めれば左下のように見える領域を赤外線で眺めてみれば、右下の写真のごとく見えるのです。 まさに、黒インクだけが白い紙の上に浮かび上がって見えるのです。信じられないかもしれませんが、左下の写真と右下の写真は、可視光で眺めるか赤外線で眺めるかという違いだけで、完全に同じ場所を撮影した顕微鏡写真です。(おもしろ実験サイトオールガイドという本の表紙を撮影してみました)

 

 もしも、紙幣を(カーボンブラックを黒インクの色材として使う)印刷機でプリントしたりしたなら、可視光だけで見る人には本物そのものに見えたとしても、赤外線で眺めれば、タヌキやキツネが手に持つ葉っぱのお札のような、お札とは全く違う全く違う真っ白けの模様が浮かび上がってきたりするかもしれません。

 眺める光の波長次第で、丸っきり違う模様が見えてきたりする…まるで、手品の世界のようですね。

赤外線で「千円札」を眺めてみると…あぁビックリ!?赤外線で「千円札」を眺めてみると…あぁビックリ!?赤外線で「千円札」を眺めてみると…あぁビックリ!?赤外線で「千円札」を眺めてみると…あぁビックリ!?






2012-03-07[n年前へ]

昔々の「切った貼った」で作った偽造紙幣は…やっぱり矛盾があるのです。 

 遙か昔に、紙幣切断し、切断した紙幣を貼り合わせることで、なんとn枚の紙幣からn+1枚の紙幣を作り出す…という紙幣偽造事件がありました。それはつまり、たとえば、10センチメートルの大きさの紙幣があったなら、それを9.5センチメートルにして、残った5mmの紙幣のカケラを19枚集めたならば、もう1枚9.5センチメートルの長さの紙幣が生み出される!? というテクニックです。

 もしも100枚の1万円から101枚目の1万円を作り出せば、「紙幣」がいつの間にか1パーセントの増大し、もしも、10枚の紙幣から11枚の紙幣を作り出したなら、それはなんと10パーセントの利率マジックです。

 しかし、そんな切断マジックって結構大変だよね…という実験をしてみた過程を写したのが、右の写真です。36枚の千円札から37枚を作り出す実験をしていると、おっとビックリ、千円札が百円札になっていたのです。36枚が37枚に増える…では、たった2パーセントの増率です。しかし、そんな微妙な倍率であったとしても(工作が適当なせいもありますが)、紙幣画像デザイン的には…それらの違いを意外なほどに容易に判別できたりするのです。

 というわけで、子供銀行券を大人買いして、切った貼ったの工作をしてみた話は、明日にでも書いてみようと思います。

昔々の「切った貼った」で作った偽造紙幣は…やっぱり矛盾があるのです。






2012-03-08[n年前へ]

「紙幣を1枚増やしてしまう偽札作り」と「破れた紙幣の交換ルール」 

 学生の可能性を可能にするポータルサイト ワンダーノーツに、「紙幣を1枚増やしてしまう偽札作り」と「破れた紙幣の交換ルール」を書きました。

 さて、ここで復習問題です。 上のような交換基準を踏まえて、冒頭で作った「切断千円札」銀行に持ち込んだとしたら、元は36枚の千円札は一体「何枚」になるでしょうか?

2013-09-18[n年前へ]

紫外線ライトで照らすと「意外で面白い世界」って何でしょう!? 

 最近、遠赤外線カメラ(サーモカメラ)や近赤外線カメラで見る世界にハマっていたので、今日は(可視光を基準に)赤外線とは逆の短波長の世界、紫外線ライトを持って(電気を消した夜の)部屋を歩いてみました。

 まずは、疲れに効きそうなデカビタCをビタミンB2パワーで光らせて(定番=オロナミンCより容量が多いという理由でビンボな人はデカビタCを選ぶ!)、軽い財布の中にある貴重な千円札に印字されてる「秘密文字」を浮き上がらせて、郵便バーコードを眺めてみたり…という、紫外線による家宅捜索をしてみました。

 紫外線ライトで照らすと「意外で面白い世界」って、一体どんなものあるでしょうか!?

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