hirax.net::Keywords::「組織」のブログ



2004-11-17[n年前へ]

「怒れる若手」と「なだめる上司」の伝統 

(「怒れる若手」と「なだめる上司」の二人組という)パターンだと、上司の方が最新技術にうとくても油断できない。優秀な部下を使って、間接的に外注の技術力や仕事の丁寧さをチェックしているのだ。部下の様子を見ていろいろなことを理解してしまうのだ。規律やシステムを緩めに作って、上司の裁量で部下を泳がせる。そもそも優秀な部下というものは、上司に見えないことが見えるのでたいてい怒っていて、時として上司に理解できないような無茶をする。そういう人が、羽目をはずせる余地があってこそ、日本的経営組織というものはうまく回っていたのだ。…部下を怒らせることが問題なのではなくて、部下の目を自分の武器として使えないことが問題である。

圏外からのひとこと(2004-11-17)ちえの和WEBページ:コンピュータ偉人伝:池田敏雄

2004-11-27[n年前へ]

組織の加齢 

 「なぜ先取性に富んだ活気ある組織が、時間の経過と共に官僚的で硬直した組織になるのか」という組織の加齢.

2005-03-19[n年前へ]

2005-04-26[n年前へ]

「悪の定義」 

 「悪の組織」を「絶対に失敗を許さない組織」とする定義は素晴らしい。

TV番組で見かける「悪の組織」には必ず1つの特徴がある。「失敗を決して許さない」ことである。たいていの場合死をもって償うことになる。悪の組織の目的や編成はそれぞれ異なるが、꓊꒼꒫꒳꓎엀꓋꒪꒤꓆꓀꒱꓏짔믗뗄꓋냬쏗꒹ꓫ躡

LIMG http://www.imd-g.com/puz_04_2_22a.htm r /site_thumbnails/20050427001605s.jpg 逆・裏・対偶 そういえば、数多くある「悪」自体の定義の中で、私が一番しっくりくるのが「悪は滅びる」という定義である。対偶で言うならば、「滅びなかったとしたら、それは悪ではない」という定義である。だから、「いつまでたっても滅びない必要悪」は悪ではないのである。「悪循環」だって、グルグルと循環しているうちは悪ではないのだ。テレビ番組に出てくる「悪の組織」は、最終回で正義の味方に倒されて滅びたからこそ、「悪の組織」と公式認定されるのである。

 一方、「悪は滅びる」の裏命題に一見見える「正義は勝つ」という「正義」というものに対する定義もある。そして、その対偶は「勝たなかったとしたら、それは正義でない」というわけだ。勝ち続けなければ正義ではない、という定義で縛られる組織、つまりは「負け、というものが許されない正義という組織」 …その正義は「失敗を決して許さない」悪の組織とどう違うのだろうか?ベン図を描いて、正義と悪を眺めてみることにでもしようか。

2005-05-08[n年前へ]

生態系ピラミッドシミュレーションを違うピラミッドとして眺める 

生態系ピラミッドのシミュレーションを違うピラミッドに例えてみる生態系ピラミッドのシミュレーション 「(マウスによるドラッグ操作で)一部分のバランスを崩してみると、上の種族が『その種自身が多くなると減り』『下の種族が多くなると(上の種族が)増える』という法則で動く結果、全体としてあるバランスに落ち着く」という「生態系ピラミッドのシミュレーション」 もちろん、そのままで十分面白いけれども、その「生態系ピラミッド」を「違うピラミッド」として眺めてみるのも面白いかも。というわけで、そんな「ある種の違うピラミッド」の図を描いてみました。わかりやすくも、ホロリとくる組織図になっているかもしれません。

 ちなみに、リンク先の説明文を引用してみると

上が壊れても下が残ることはありますが、下が壊れると必ず上が全部壊れちゃいます。頂点が偉いのではなく、頂点は大量の底辺に支えられてやっと存在しているのだとか。
ですって。上の図中の言葉で入れ替えると…、「エライ人が壊れてもシタッパーズが残ることはありますが、シタッパーズが壊れると必ずエライ人が全部壊れちゃいます。エライ人が偉いのではなく、エライ人は大量のシタッパーズに支えられてやっと存在しているのだとか」という感じですねぇ…。うーん、だけど(哀しいことに)何だか少し違うような…気もします…。「現実には、とーーっても大きい植物のブロックの上に草食動物のブロックがちょんっと乗り、その草食動物をずーっと拡大すると肉食動物がちょこんっと乗っているというおおよそピラミッドとは呼べないバランス」というあたりが…原因なのかも。



■Powered by yagm.net