2005-09-03[n年前へ]
■「組織」のデザイン・パターン
「組織」に関するデザイン・パターン集というものがまとまっていても面白いかも知れない、とふと思った。典型的な(必ず起きる)問題と、それらに対する典型的な解決策を書いた、そんな資料があっても面白いかもしれない、とふと考えた。典型的な組織に起こる問題に名前を付けて、パターン集として整理されていると面白いかもしれないと考えた。
いや、実際のところ、巷に溢れるビジネス組織を論じた本というものは、そんな「組織」のデザイン・パターンであるのかもしれない。例えば、「階層社会では、すべての人は昇進を重ね、(いずれは)各々の「無能レベル」に到達する」という「ピーターの法則パターン」などは、その最たるものなのかもしれない。過去のパターンにはまっていないか、あるいは、過去のパターンとは「どの点が違うのか」というようなことを考えやすいチャートがあると、とても便利かもしれない。これは「このパターンの問題」にはまっているけれども、「対象の性質がこう違う」「周囲の状況がこう違う」「人がこう違う」というようなことがわかりやすいと良いかもしれない。
2005-09-27[n年前へ]
■組織の自己崩壊に関する研究
とても面白い解析・調査の結果である「組織の自己崩壊に関する研究」 データが(あまりに綺麗に並んでいるので、もしかしたら)ノンフィクションであったとしても、読み物として素晴らしく楽しめるかも。
2006-02-14[n年前へ]
2006-05-08[n年前へ]
■「組織生態系シミュレーション」「フェルメール」「眼鏡」
今日の「LINK n年前へ」は「生態系ピラミッドシミュレーションを違うピラミッドとして眺める」「現代のフェルメール」と「水彩画のフェルメール」「眼鏡橋を心の中ににかけてみたい」などです。
偉い人が壊れても下っ端が残ることはありますが、下っ端が壊れると必ず偉い人が全部壊れちゃいます。偉い人が偉いのではなく、偉い人は大量の下っ端に支えられてやっと存在しているのだとか
自分と正反対の自分二つの自分によって作られた眼鏡をとおしてもっといろんなモノを見てみたい
2013-02-01[n年前へ]
■人が豊かに・幸せになる「仕組み」
「ある価値観にもとづいて評価関数を作り、その評価関数でフィードバック・システム設計(制度設計)をすれば、そのシステムはそれに応じて姿を変貌する…という話は巷にあふれている」というのが「組織と制度設計」(「組み込み技術者の単身赴任日記」)だ。
経済学の先生たちに話を聴きに行っていた時、どの先生も同じようなことを言っていた。そして、ほとんどの先生が、「どんなシステム設計をすれば、人が豊かになることができるか・幸せになることができるのかを考えるかを考えることが経済学だ」と言っていた。(参考:「人々が豊かになる仕組み」)
経済学の本質的な面白さは、社会の仕組みを考えることで、どうしたら人々が豊かになるかを考えることだ。
大竹文雄 「こんなに使える経済学」
システムといっても、明文(成文)化したものもあれば、そうでない不文律もある。明文化され・作られた「システムに組み込まれた仕組み」もあれば、なぜかシステムが持っている(明文化)されていない「仕組み」もある。
彼ら(本田技研)は会社所有のジェットヘリで自社員の捜索を行った。驚くべき事は、そのような捜索活動が不文律のもとに行われたということである。そのような文化・態度が彼らの中にあるということである。
いまだ下山せず!
そんなことを連想しながら、ロードレースの不文律・野球の不文律を読んでみると、これがまた面白い。…たぶん、こんな不文律はシステムが続いてくるために必要だったのだろう、と思う。
他に連想することとして、何かを最適化しようとするとき、評価関数で縛り過ぎると、多くの場合(全体としての)最適解に行き着くことができずに・局所解に陥ってしまうことが多い、ということがある。「最適化」はほとんどすべての場合、局所解にしか向かわない。局所解というのは、たぶん長続きしない存在である。