hirax.net::Logos::2008-11

2008-11-02[n年前へ]

生きるとは、自分の物語をつくること 

 例えば布の修理をする時に、後から新しい布を足す場合、その新しい布が古い布より強いと却って傷つけることになる。修繕するものとされるものの力関係に差があるといけないとおっしゃっているんです。
 それは非常に大事なことで、たいたい人を助けに行く人はね、強い人が多いんです。そうするとね、助けられる方はたまったもんじゃないんです。 (P.14)

 いくら自然科学が発達して、人間の死について論理的な説明ができるようになったとしても、私の死、私の親しい人の死、については何の解決にもならない。「なぜ死んだのか」と訪われ、「出血多量です」と答えても無意味なのである。その恐怖や悲しみを受け入れるために、物語が必要になってくる。(P.127)
河合隼雄 小川洋子 「生きるとは、自分の物語をつくること

女の子の「私ってだれ?」地図 

 男の子というのは…振り返って「あれとこれにはどんな関係があったのか?」などとは、あまり考えません。でも、女の子は少し違います。関係ないと思われるふたつのできごとでも、なんとか自分なりに関係や意味を見つけ出して「だから、こうなったのか」と納得したいのです。…おそらく、そうやってひとつひとつのできごとや記憶の間の関係を考えていくことは、「私ってだれ?」という問題を考えることと結びついているのでしょう。
香山リカ 「I miss me.―新しい自分を見つける42章

2008-11-03[n年前へ]

The Greatest American Hero: My Heroes Have Always Been Cowboys 

The Greatest American Hero: My Heroes Have Always Been Cowboys

One of the most well written, acted and dramatic episodes of the show. This and 'Don't mess around with Jim' should be at the top of the list.

Ralph wants to ditch the suit after a near fatal accident is caused by his crime fighting. Meanwhile, Bill's best friend and mentor on the force has turned bad and wants Bill to back him up. Something which Maxwell just cannot do.

At the same time Bill's hero is turning sour, Ralph's hero is coming to town. The Lone Ranger played by original actor Hart. Ralph has already told Pam and Bill that he is giving up the suit but after speaking with his childhood idol, the real man not his character, Ralph realizes what it means to be a hero and why he cannot refuse.

Maxwell has to deal with his friend in his own way and the only choice is to go after him and stop him from theft and possible murder. A very poignant moment for this ultimately corny show. Definitely an A+ episode.

Believe it or not,
I'm walking on air.
I never thought I could feel so free-.
Flying away on a wing and a prayer. Who could it be?
Believe it or not it's just me.

2008-11-05[n年前へ]

Obama's speech 

 Obama's speech

2008-11-16[n年前へ]

JUNGLE GYM 

 JUNGLE GYM

2008-11-20[n年前へ]

The Average Man Keeps Walking 

 The Average Man Keeps Walking

 「オンリーワン」であるけれど、「ワンノブゼム」であるということも重要だと思うんですよ。信号渡ってしまえば、誰だかわからなくなってしまうんですよ。でも、その中でも、誰か一人のために輝き続けることが・・・
 「平凡な男、歩き続ける」 槇原敬之
信号待ちウィンドウに映る
行き交う人たちを見ていた
恋人同士 友達 一人
みんな夕焼けに染まっているよ
とてもすてきな笑顔で
笑ってる人は僕の目を引く
どんな生き方をすれば僕も
同じように笑えるのだろう

人生が取り替えられないのは
それぞれに一番ふさわしい
人生を与えられてる
何よりの証拠だと思えるんだ

2008-11-21[n年前へ]

"Nuovo Cinema Paradiso" Final Scene 

from ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 スペシャル・エディション [DVD]

 この映画は手に入れた者の映画ではない。 手に入れることができなかった人間の映画だ。

 しかし大多数の人間は何かを失って生きてきた。 むしろその離別や喪失の後にその場所に固執せずに、 いかに歩みを進めることができるかが、 人の成長ではないか。この映画はそれを淡々と つづっているような気がする。

 人生や恋愛の、酸いも甘いも知った人は必ずこの映画に共感を覚えるだろう。見終わった後、晴れ晴れとした気持ちには決してなれない。

 たが本当に大切なものは失った後も、存在し続けるという希望を感じ取れると思う。

2008-11-28[n年前へ]

「大切なことはとてもシンプルだ」 

 ドン・キホーテのピアス693 鴻上尚史 「大切なことはとてもシンプルだ」

 毎日、1時から9時までの稽古で、生活も不安定ですからバイトをしなければいけない奴もいて、ヘトヘトになってしまうのですが、それでも、毎日、ちゃんと次のことを考えて、次の日の課題を疲れと眠気に負けずにやってきた人間だけが、次のステップに行けるのです。
 それは、「目の覚めるような演技をした」とか「才能溢れる完璧な演技」ということとまったくかけ離れています。
 当たり前のことを当たり前にする、それだけのことなのです。
 演劇とダンスの神様に愛された人間が、そんなにたくさんいるわけがないのです。そんな人は、50年に1人でしょう。
 それよりも、踊り・練習し続ける体力とプレッシャーに負けない人柄を持つ人間が生き残るのです。
 この映画を見ていると、才能とは、夢を見続ける力のことだと、ようくわかるのです。