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2011-04-14[n年前へ]

「軽く笑えるユーモア」や「上手くやり抜く賢さ」 

 人生が楽しくなる「心の強さ」

そんな「心の強さ」があれば、
きっと人生は楽しいものなんだろう、
とも想像してみたりする。
幅広い心を、下らないアイデアを、
軽く笑えるユーモアを、上手くやり抜く賢さを、
大げさに言うのならば、
きっとそういうことなんだろう。

2011-04-13[n年前へ]

チェルノブイリ原発事故起因の推定死者数 

 テレビで眺めることなどを振り返りつつ、一日一枚スライドを作っています。たとえば、今日作ってみたのは「チェルノブイリ原発事故起因の推定死者数」というスライドです。

 スライドに指し添えたイラストは、「チェルノブイリ周辺の位置関係と放射能汚染地図」と「ベラルース・ロシア・ウクライナの15歳以下幼児の甲状腺ガン発症数の変化」です。

 スライドの右下のグラフには、賛否両論あるだろうとも思います。ただ、「チェルノブイリ原発事故で亡くなったのは三十数人」という言葉を聞いたなら、話を気をつけながら聞こうか、という気にもなったりします。

 もし日本の専門家たちが、いまだにチェルノブイリ発電所事故の被害は消火活動にあたった災害従事者の31人程度であって、住民への被害は思ったより少ないと思い続け真実から目を背けるならば、原子力への住民感情と信頼は専門家の人間性の面で遠く離れてしまうだろう。

原子力防災―原子力リスクすべてと正しく向き合うために

チェルノブイリ原発事故起因の推定死者数






2011-04-10[n年前へ]

守りに入っている「日本人」 

 引用した部分に至るまでの部分、過去から現在を振り返りつつ未来までをも見通し、男性や女性の生き方を語る部分が実に「深い」と感じる本宮ひろ志の言葉から(from プロ論。 )。

 こんな大変化の時代なのに、守りに入っているというか、ビクビクしている日本人はまだ多いですね。いったい何を守ろうとしているんだろう。…「何をカッコつけてんだ、何を守ろうってんだ」って思う。

2011-04-09[n年前へ]

「戦費調達のための外債公募」を上手く行うための作戦 

 国際戦略を考えさせられる時に、ふと、日露戦争の頃の(特に)児玉源太郎のことを思い出す。

 秋山真之と児玉源太郎に共通する特徴として、戦場の戦闘行為だけに目を奪われないということがあります。秋山は、ロジスティックス、つまり戦争の支援業務が重要だと言っていますが、児玉はもっと広くて、戦争を総合的にとらえる視点を持っていました。たとえば、戦費調達のための外債公募が上手く行くようにと、日露戦争の緒戦(初めの頃の戦い)で目立つ戦果を上げるべく作戦を考えている…。

秋山真之と児玉源太郎

2011-04-06[n年前へ]

「自然の力」と「忘れる力」 

 「ひとつ予想するとしたら、水平線の向こうには「悪いこと」はあるはずがない、と思います。それは、希望かもしれないし、夢かもしれないし、それとも愛かもしれません。何にしても、人が追いかけてきたものが、水平線の向こうにはあるように思います。」

2011-03-26[n年前へ]

『あなたは頑張る人です。私は知ってますよ』ってね。 

 3年B組金八先生の卒業式後の謝恩会についての、武田鉄矢が語る話。謝恩会で金八先生が話す言葉は武田さんが考えていること、その言葉はそれぞれの役柄を演じた生徒役の俳優をも労うような言葉になっていることについての話。

 台本に「金八先生、あなたにお任せします」って書いてあった。
 やっぱりいじめ役をやったりすると、本当の学校に行って…嫌な目に遭う子もいるんだよね。
 (台本無し・リハーサル無しの)本番一回のみね。立ち位置だけが決まっているフリータイム。だけど、演出家が言うんだよ。『ときどきスタッフのほうも見てくれると、僕らも泣いちゃいます』って。だからときどき金八先生は、不自然にキャメラサイドの方を向いて、『寒い日もあったね、風の日もあったね』とか言って、その視線の先ではメークさんが泣いてたりするのね。(中略)だけどそうやって全員にお別れを言うのが、僕の感謝の気持ちなんですね。『あなたは頑張る人です。私は知ってますよ』ってね。

 「私たちはブラウン管テレビを二十世紀に置いて行く…」と言ったのは、吉永さゆりだったでしょうか。

金八先生が桜中学から卒業していく場面を観ながら、「二十一世紀にはもう金八先生が立つ場所はないのだろう」と思います。そして、それと同時に、「もしかしたら、こういう場面から次の世代が進むベクトルが定まり、こんな二十世紀のゴールから次の世代がスタートしていくのだろうか」とエタノール15パーセントの液体を飲みながら考えてみたりしました。

2011-03-25[n年前へ]

「からげんき」 

 「行列のできる法律相談所」での北村晴男の言葉から。

 今、必要とされているのは「空元気(からげんき)を出すことではないか」

2011-03-21[n年前へ]

未確定な未来に対する不安や可能性 

 「プロ論。3 」での しりあがり寿 の言葉から。

 もちろん将来に対する漠然とした不安はありました。でも、…不安は受け入れなきゃしょうがないと思ったんです。
 やりたいことが見つからないと悩んでいる人も多いそうですね。でも、僕は無理に見つけることなんかないと思うんです。大事なのは、やりたいことが浮かんだとき、それができる状態にしておくことです。

2011-03-20[n年前へ]

「そやろ、何とかならへんもんかなあ……」 

  今から15年と少し前、1995年1月17日から5日ほど経った頃、「水、自由に使って下さい。そのままでは飲めません」の広告を作り始める時の話。

 「いま流れてる公共広告、どう思う?」

 CMの自粛で、既存の公共広告が穴埋め的に流されていた。「空き缶のポイ捨てをやめよう」とか、「川をきれいに」……。空き缶を捨てようにも、缶の出てくれる自動販売機がどこにある? 川をきれいに、と言われても、そもそも川に捨てる物がない。人々の生活実感と、あまりにもかけ離れたCMばかりだった。

 「そやろ、何とかならへんもんかなあ……」

CMプランナーの仕事術
 僕があの貼り紙を神戸の町で見たとして、それが…人を励ますCMになるという判断が下せるだろうか。…ケチがつかないかと弱気になれば、何もできなくなる。

2011-03-19[n年前へ]

勝てず・引き分けられず・棄権もできない「ゲーム」 

 柴田俊一 が、マーフィーの法則の「信頼性工学版」-Murphy's Reliability Engineering Law-をひきつつ書いた言葉。まずは、"If there is a possibility of several things going wrong, the one that will be the one to go wrong."「一番悪い方向に行った場合の可能性を考えよ」"Nature always sides with the hidden flaw - Mother nature is a bitch.""The probability of anything happening is in inverse ratio to its desirability. "「起こって欲しくないことほど、よく起きる」という辺りから始まり、最後は次の言葉で終わる。

You can't win-you can't break even- you can't even quit the game.

 最後で、しかももっとも重要な教訓。安全確保はゲームに例えて言えば、勝てない・引き分けもない・棄権もできない、というものである。つまりその仕事に就いた人は、絶えず努力をする必要があり、しかもそれでもなお永久に「絶対」という段階には到達できない。

柴田俊一