2013-06-24[n年前へ]
■「”家族”の境界線」と「2013年 パイ・アールの事情展」
最近のtweetから。
町田のパブで飲んでいると、隣の(同業他社のグループらしき)人たちの会話が面白い。
観察した限り3社いて、まずA社マンが「家族手当がない」と言う。家族手当というのは「”家族”がいると払われるお金」のことらしい。で、次のB社マンは「あるけど、内縁はダメ」…最後に口を開いたC社マンいわく「うちは、内縁も同性もOK」と言う。…実に深い。A,B,C社…3社の間のどこかに線を引くとしたら、一体そのどこに「深くて暗い河」があるんだろうか…?
20 Jun
"聞き手が疑問に思う点を先回りするように説明を展開するので理解が深まりやすいと言われました"という文章を読む。
…先回りした説明展開というのは、入門編な気もする。聴き手が聴きたい・見たいことに(受動的に)臨機応変に応えているように思わせつつ、実はそれこそが話し手の狙い(前もって描いたストーリーに沿っている)…というのが基本だと思う。
30 May
12年前は行くことができなかったけれど、今年こそは「行こう、京都」だ!暑い京都の真夏の中で、コンチキコンチキな音を聴きつつ、京都で開催されるOPPAI ART LAB 2013 πr事情展を見に行こう!
23 Jun
「バスト表示の単位としてメーター(m)は合っていない単位だ!説」に関しては、「爆乳」という言葉の名付け親である高槻監督のサイトを見ると、132cm Oカップとか、129 Nカップとかが並んでいるので、そろそろメーター表示した方が良い時代なのかも、です。
Jun 13
2013-06-21[n年前へ]
■「ハッカーに立ち向かうための方法」という名の「ハッカーになる方法」
「暗号解読戦争 」から。本書中の「ハッカー」「クラッカー」という言葉については意見が分かれそうだけれど(本書中ではハッカー=クラッカーなので)、けれど、とても心に残った一節が下記。「ハッカーに立ち向かうための方法」として書かれている、こんな言葉。
ハッキングというのは強烈な体験であるが、今日思い立って明日経験できるといったお手軽なものではない。ある種の献身的かつ集中的な努力といったことが必要である。真のハッカーには長い年月をかけてコンピュータに関する全てを知り尽くす努力が必要であって、彼らは文字通り寝食を忘れてそれに没頭する。失敗を重ねても決して怯むことのない強靱な身体的、精神的スタミナの持ち主である。(中略)失敗に学び、慎重さを身につけ、そしてテクニックを完成させていくのである。(中略)格好がよいから, ちょっと手を出してみようかというのは、本当の意味でのハッカーではない。
このような相手に立ち向かうにはどうすれば良いかということが重要な問題であるが、シュオタウ氏の『サイバーショック』(Cybershock)は次のような指針を示している。
- 視野を広くして考えること
- 古い方法に執着しないこと
- 先入観を持たないこと
- とにかく実行すること。上手く行かなかったら、別の方法を試してみること。
- 我々の直面している唯一不変の事柄は、変化ということである。
2013-06-08[n年前へ]
■「努力は必ず…」
「努力は必ず…」という言葉が選挙ポスターに書かれた、AKB48選抜総選挙8位を受けての、高橋みなみの言葉から。
「努力するのってめちゃめちゃ怖いんですよ…。努力した先で失敗したらやだな…と思うんです。でもね…。成功への一番の近道は成功するまで失敗し続けること、最後まで諦めないことです」
「7人のステージから、7万人のステージに立てたことが私の誇りです」
この「成功するまで失敗し続けること」という言葉を聞いて思い出したのは、サンノゼ技術革新博物館で見たムーアとエジソンの言葉(「すること全てが上手くいく」のは「あなたが挑戦してない証拠」だ )。
すること全てが上手くいくのは、あなたが挑戦してない証拠だ。
失敗したって構わないさ。
2013-05-29[n年前へ]
■「駄作を作る勇気だ!」「駄作覚悟で世に出した勇気の産物だ!」
島本 和彦 「新吼えろペン 第5巻 」から。そうだよなぁ…数打ちゃ当たるじゃないけれど、駄作を出すことを恐れて何も出さないと…「プロ」にはなれないんだろうなぁ、と思う。
勇気を出せっ!! キミに足りないのは、勇気だ! 駄作を作る、勇気だ!! 駄作で金をもらってこそ、本当のプロ!!
納得いく仕事だと!? 笑わせるな!!
自分では駄作か!?と思っても、出してみたら、そうでない時もある! そこはカケだ!!
(駄作を世に出したら…自分が苦しむのでは?)
当たり前だ!! だから、次は外さんようにとあがく!!
しかし、次もダメかもしれん! そしたらまた次だ!!
…作らなければ、次につながっていかないだろう!
おれの作品で言えば、キミが好きだと言ってくれた
アレとかだ!! 駄作覚悟で世に出した、
おれの勇気の産物だよ!
1本や2本駄作を出しちまっても……
自分を許してやれる大きさを持て!
3回のうち―――1回イイものができればOK!!
3回ともイイものを出そうなんて欲張りは―――
おれが許しても天が許さん!!! そう肝に銘じろ!!
おれなら、少なくとも、3回に1回イイものができたら…
…天に感謝だ!!
「新吼えろペン 第5巻 」
2013-05-02[n年前へ]
■「勝ち」≒「価値」という方程式
「将棋電王戦」の憂鬱を読んで思い出した、8年前にサンノゼで書いた記事(「プロ棋士と将棋ソフトの対局許可」と「競技(スポーツ)の本質」)。
こういったゲームの世界で、(人間が作り出したはずの)コンピュータに人間が太刀打ちできないということが増えていくのかもしれません。
しかし、「相手に勝てないから(そんな勝負が)つまらない」かというと、それは違うように思います。今年、コンピュータと戦ったチェスチャンピオンのカジムダノフが「人間とコンピュータの対決」に関して、かつてこう語っています。
”Sports are not about reaching a result. Sport is about developing your inner qualities.”(競技(スポーツ)は記録や勝ちを手に入れるためのものではない。それは、私たちが自分の中にある価値を成長させるためのものだ。)
もちろん、…その勝負に負け続けるだけであれば、それはつまらく面白くない気持ちにもなるの確かでしょう。けれど、(強いコンピュータに鍛えられて)自分の将棋の腕が強くなることも、またひとつの事実であるかもしれません。
「たいていのスポーツは、勝った試合より負けた試合から多くを学ぶもんだろ」
2013-04-13[n年前へ]
■「年月(月日)を、波乗りサーフィンのように乗り越える」
DACO Number 356(2013 3/5) 「街が呼んでる〜あの女子大生は月日と共に」から。
「助けが必要だったら呼んでね。たいていのことはできるようになったの。もしできないなら、できないとハッキリ言うから。」
…しかしこれを言えるようになるには、相当の自信が要る。…時に向かって、少しおどおどしていた女子大生が、この年月をきちんと超えてきたのだ。私だけが取り残されてしまった。
矢野かずき
2013-03-31[n年前へ]
■はるかの寿命が尽きた・電源を切る瞬間
朝日新聞の読書欄「著者に会いたい〜観測がひらく不思議な宇宙 」で、乳…じゃなかった父が(父の)父について語っていました。
(電波天文衛星である)はるかの寿命が尽きた2005年11月30日は忘れられない。
「電源を切る時刻、11時28分08秒が読み上げられた瞬間、体の一部がなくなるような気がして涙が出ました。人の臨終と同じでした」
2013-03-08[n年前へ]
■「ミューズという仮名」と「継続するための力」
「観測がひらく不思議な宇宙 」から。
電波天文衛星(はるか)の仮の名前は「Muses-B」でした。Musesという衛星名は、宇宙科学研究所の先進的な工学実験を目指したシリーズにつけられるコード名で、「ミューロケットを使った工学実験衛星シリーズ」を表すMu-Series-Engineering-Satelliteから作られた名前です。
打ち上げまではこのコード名で呼ばれ、打ち上げ成功後に本名が付けられるというのが宇宙科学研究所のやり方でした。
先輩格のMuses-Aは月・地球間スイングバイを実験した「飛天」です。Muses-Cは、2003年に打ち上げ、小惑星イトカワまで行き・サンプルを採取し、2010年に帰ってきた名機「はやぶさ」です。Muse(ミューズ)は学芸を司る9人の女神を指します。
困難を切り抜けて生きているから、次の経験をすることができました。人生もそう、努力して生き続けていないと、次の人生のステップを経験することができません。
研究と運用と実験で結ばれていた衛星ミッションチームは終了とともに霧散していきます。よきチームの存続意義と力は実経験があることでのみ存続できます。小惑星のサンプル採取する次の衛星ミッションは「はやぶさ2」と称されていますが、Musesシリーズでなく、結果を目的とするものとなります。
2013-03-04[n年前へ]
■「観測がひらく不思議な宇宙」
乳が…じゃなかった父が書いた本(ATOKのこの手の誤変換にはいつも困らせされます)「観測がひらく不思議な宇宙 」が手元に届きました。1960年代から2000年過ぎまでの三鷹(東大 三鷹天文台)や長野県 野辺山(太陽電波観測所/宇宙電波観測所)や淵野辺(宇宙科学研究所/JAXA)の話を読むと…登場する人たちの名前索引が欲しい!と心から願うほどに、登場する人たちが何ともエネルギッシュで面白い…と思わされたのです。
(「はるか」の運用計画に関して)科学者というのは、良く言えば知識欲につき動かされてどこまでもがんばる人たちです。一方、功名心も人一倍です。下手をするとどうにもまとまりません。
実験屋や観測屋は、自分の使う装置をよく理解していないと、間違った結果にひきずられてしまいます。大事な発見や観測は、装置のギリギリの性能の中から引き出してくる場合が多いのです。装置の性能振る舞いを理解し、癖を適正に補正してこそ始めて使い物になるのです。仮想の装置と言ったコンピュータ・シミュレーションでもまさに同じことが言えるはずです。基本方程式がわかっているなら、あとはコンピュータが計算してくれると簡単に考えたら間違いです。使われる方程式のセットはいいのか、手法・近似・初期(境界)条件はいいのか、空間・時間を適正に刻んでいるか、個々の粒子数は、結果は適正か?理解できるか?…結果に人がしっかり付いていかなければなりません。
2013-02-11[n年前へ]
■今この瞬間の自分にも有効なアドバイス
8年前の(Shiro Kawaiさんの)Island Lifeから。
今、時を遡ってあの時の自分に会えるなら、絶対後悔しないから もっとやれ、とハッパをかけるだろう。
でも、人生の到達点はそれまでの積分なんだから、同じアドバイスが どの時点でも有効なはずだ。やりたいことはたくさんある。それなら、 絶対後悔しないから、貪欲に、遠慮せずにやればいい。
同じアドバイスが どの時点でも有効なのであれば、今の時点でも・この瞬間の自分にだって有効なアドバイスなのだから、「絶対後悔しないから、貪欲に・遠慮せずにもっとやれ」と自分で自分にハッパをかけたくなる。