hirax.net::Tech-logs

2013-10-03[n年前へ]

「立ちション・おしっこの上達練習器具」大集合!? 

 (立って用をたす)おしっこ上達練習器具が、色々売られています。たとえば、男児訓練用の道具や、おしっこをあてると派手に光るLEDタイプや、あるいは, 点数表示で競うことができる電動器具まで…色々楽しそうです。

「(立って用をたす)おしっこ上達練習器具」大集合「(立って用をたす)おしっこ上達練習器具」大集合「(立って用をたす)おしっこ上達練習器具」大集合






2013-09-26[n年前へ]

水洗便所の断面(動作)模型 

 シアトルのPacific Science Center を眺めていると、「もの凄く興味を惹かれるもの」が展示してありました。…それは、水洗便所の動作機構を観察することができる断面模型です。水タンクの中身や洋式便器の奥で生じている現象をすべて眺めることができる展示物です。

 水を流してみると、便器下奥にある逆U字部分で意外なほどに強い濁流が発生し、何だかとても面白いものです。その証拠に、私がハマり眺め続ける直前には。60代くらいの男性が、何回も水を流しては・一心不乱に見とれていました。

 もしかしたら、大人の科学「水洗トイレの1/10模型〜ミニスケールに対応する特殊液体2セット付き)」 なんて作ったら人気爆発するかも…なんて、思わず妄想してしまいました。

水洗便所の断面(動作)模型






2013-09-06[n年前へ]

360°全てを写すカメラとドーム型スクリーン 

 周りの景色をまさに360°全て…全方向の景色を撮ることができるRICOH THETAが欲しい。撮影した自分を包む景色を、たとえば、 ドーム型スクリーン 学研WORLDEYEに映し出してみたりしたら…凄く面白そうだ。

 RICOH THETAは、独自開発の超小型二眼屈曲光学系を採用することにより、上下を含む真の全天球画像の撮影を可能にしました。また、どんな場所へも持ち運びやすい、小型・軽量(約95グラム)サイズです。

2013-09-02[n年前へ]

ThinkPad X1 Carbon 体験記 

 ThinkPad X1 Carbonの試用させて頂きました。…というわけで、非常に主観的な体験記を書こうと思います。

 一番最初に使ったWindows ノートPCは東芝のLibrettoでした。その後、東芝Dynabook Portegeを何代か使い、東芝がアキュポイントを止めてからは、IBMそしてLenovoのトラックポイントを載せたThinkpadを愛用し続けてきました。…ひとことで言ってしまえば、私はポインティング・スティック至上主義者です。ノートPCのキーボードは、手のポジションを変えずに・ありとあらゆることを最大限のスピードで実現することができるむポインティング・スティックこそが最高だ!と思っています。

 私は手が小さめなので(ピアノ鍵盤のオクターブがちょうどくらいの小ささです!)、A4サイズのThinkpad X1 Carbonのキーボードでは、手のポジションを動かさないと(小指が届かなくて)Enterを入力することができなかったりします。掌の位置を動かさずに全てを可能なことが最高・至上主義者としては、A4サイズマシンは少しばかり大きいとも感じます。けれど、掌が小さくない人には、バランス良いマシンかも!という感じます。

 Thinkpad X1 Carbon を愛用しているThinkpad X61 Tabletを並べてみると、薄さはX61tのキーボード部分と同じ程度で、とても薄く・軽量に感じます。コーディング作業をしてみても、画面情報量も程良く多く(X61tのSXGA+よりも情報量が多ければ、さらに望ましいところです)、手の大きさが普通サイズの人であれば、とても心地良い機械であるように思います。

ThinkPad X1 Carbon 体験記ThinkPad X1 Carbon 体験記ThinkPad X1 Carbon 体験記






2013-09-01[n年前へ]

麻雀博物館所蔵の「偏光材料を使った(実在する!)麻雀牌」 

 JR京葉線(外房線)の東浪見駅から徒歩20分の場所にあるという麻雀博物館に所蔵されている「インチキ牌」の現物を眺めてみたいと思っています。インチキ麻雀牌の仕組みは、多分とても単純で透明な偏光材料を上手く組み合わせ・作り上げたものだろうと思います。

 仕組みは単純でも、そんな麻雀牌は滅多に見ることができないわけですから、それを実際に眺めてみたいと思います。…けれど、麻雀博物館は休館中ということで、しかも二度と開館しなさそうな雰囲気に満ちてます。

 麻雀博物館所蔵の「偏光材料を使った(実在する!)麻雀牌」を見てみたい!と思いませんか?

2013-08-27[n年前へ]

ゴッホ作「ローヌ川の星月夜」に描かれた星について 

 ゴッホ作「ローヌ川の星月夜」に描かれた星について(大阪市立科学館研究報告 )から。

 V.ファン・ゴッホ作「ローヌ川の星月夜」(オルセー美術館蔵;1888年9月)に描かれているのは北斗七 星だと長年思われてきたが、今回、新たに天文学的考察を加えた結果、別の星「秋の大びしゃく」を描い た可能性が浮上したので報告する。

 ちなみに、この文献中に出てくるこの一節に関しては、

 川幅が200m以上あるローヌ川の水面に、電灯よりはるかに暗いはずのガス燈の反射光が、不自然なほど長く明るく描かれている。
水面の波立ちが大きければ、灯りの反射は長く伸びるのがむしろ自然で、そしてゴッホのテオへの手紙によれば霞が吹き流れるこの夜の風景の中では、比較的手前にある灯りは明るく描かれるのが自然だったりするかもしれません(参考:「川の水面に反射する太陽の姿」を、あなたは描くことができますか?)。
 "The starry sky painted by night, actually under a gas jet. The sky is aquamarine, the water is royal blue, the ground is mauve. The town is blue and purple. The gas is yellow and the reflections are russet gold descending down to green-bronze. On the aquamarine field of the sky the Great Bear is a sparkling green and pink, whose discreet paleness contrasts with the brutal gold of the gas. Two colourful figurines of lovers in the foreground."

Vincent Van Gogh, letter 1888

2013-08-25[n年前へ]

3DスキャンとUVインクジェットによるゴッホ油絵のレプリカ 

  ゴッホ美術館と富士フィルムによる、ゴッホの油絵を形状計測および写真撮影した上で、その結果をUVインクジェットで再現したというゴッホ油絵のレプリカ(Relievo)。レプリカの「細部拡大写真は、リンク先ページ(FUJIFILM)末尾にある。キャンバス側面なども「再現」するというこだわりが、とても面白い。

 この手の技術だと、凹凸形状に特徴があり・メディウム内の散乱が大きい(モデリングとグレージングを別個に描いたりしない)印象派以降の油絵が、ニーズや(それっぽさの)再現しやすさという点で、相性が良いのかも。

 The reliefography process makes use of external technologies (3D scanning) and Fujifilm technology. Fujifilm products and specific knowledge involved are colour management expertise, UV inkjet printing technology and Fujifilm Forge Guard anti-counterfeit seals.

3DスキャンとUVインクジェットによるゴッホ油絵のレプリカ3DスキャンとUVインクジェットによるゴッホ油絵のレプリカ






2013-08-16[n年前へ]

「五山送り火」にまつわる地図色々 

 「五山の送り火」から。

 五山の送り火とは東山如意ヶ岳(大文字山)の「大文字送り火」、松ヶ崎西山(万灯籠山)、松ヶ崎東山(大黒天山)の「松ヶ崎妙法送り火」、西賀茂明見山(船山)の「船形万燈籠送り火」、大北山の「左大文字送り火」、嵯峨水尾山(曼荼羅山)の「鳥居形松明送り火」の五山を総称したものであり、各々、異なる“送り火”行事の寄り合いで、それぞれに“送り火”を守る保存会が個別に存在し、互いに干渉せずに独自性を保って運営されているのです。現在のような形になったのは、近世初頭といわれており、如意ヶ岳の「大文字送り火」は17世紀中頃作成の絵図にしっかりと描かれているし、18世紀中後期の絵図には、五山全ての“送り火”が描かれています。興味深いのは、かつては市原野の「い」、鳴滝の「一」、西山の「竹の先に鈴」、北嵯峨の「蛇」、観音寺村の「長刀」なども“送り火”として点火されていましたが、明治の頃までに廃絶してしまっています。

 「五山の送り火をどこから見ますか?(五山送り火の可視領域〜マップ)」から。

 京都では、送り盆にあたる8月16日の午後8時から五山送り火という行事があります。 京都地域以外にお住まいの方々には、「大文字焼き」と一般的に呼ばれることもありますが、 正式名称は「大文字五山送り火」で、5つの山で6つの形 (大文字、妙法、船形、左大文字、鳥居形)を順番に点火します。

 送り火の起源は諸説あるようですが、 精霊の送り火として盂蘭盆会(うらぼんえ) の行事が一般的な定義とされています。 一般庶民をも含めた年中行事として定着するようになったのは、 室町時代とも江戸時代とも言われ、1658年頃には文献にも記されています。 このことから、京都において長らく行われてきた伝統的行事であることは間違いないでしょう。

 以下に示す図は、バーチャル京都を構築する3次元データのうち、 建物や地表面の高さを有したデータを用いて、 合計6カ所で点火される「五山の送り火」がどこからいくつ見えるかを GIS上で分析した結果を示しています。

 「大文字が照らすもの」から。

 大文字山の登山口付近に置かれた看板に、「大文字の中心は、大本山相国寺の御霊所に向かって正面」と書いてありました。…大文字の火床まで登ると、その中心には十文字と、ハの字を組み合わせた矢印のような字形となるように地面に埋め込まれた火床(金尾)があります。…この「金尾」から直線を引いた先には確かに大本山相国寺(しょうこくじ)があります。

 「相国寺-金閣寺-銀閣寺の謎」から。

 実は、金閣寺と銀閣寺は相国寺の山外塔頭寺院、 つまり相国寺の境内の外にある子供の寺院なんです。 その相国寺って京都のどこにあるかということですが、 京都御苑のすぐ北、上京の一等地のかなり大きな敷地にあります。
 …さて、地図を調べていてわかったのですが、 この3つの寺が京都を横断するように一直線上に並んでいるんです。しかも、まるで測ったかのように、相国寺が金閣寺と銀閣寺のちょうど中心に位置しています。

2013-06-27[n年前へ]

色んなPCにOSXをインストールするためのツールPandora's Box Beta2 開始 

  色んなPCに、Lion 10.7, Mountain Lion 10.8 そして Mavericks 10.9までもの各種OSXをインストールするためのツールPandora's Box Beta2開始(News! Pandora's Box Beta2 is OUT)。

 Pandora's Box is a new Tool that can be used to create your own installer for Lion 10.7, Mountain Lion 10.8 and newly arrived Mavericks 10.9 from either the retail app or its .dmg image file.

2013-06-22[n年前へ]

30年前、庵野秀明や岡田斗司夫が大学生時代に作った「ウルトラマン特撮映画」 

 島本和彦が(在籍していた)大阪芸術大学を舞台に、青春を描いた「アオイホノオ 」を読んでいると、同じく大阪芸術大学に在籍していた庵野秀明や岡田斗司夫が授業の課題で作ったという「ウルトラマン映画」が登場していました。その映画、ちょうど30年前の1983年に撮影された「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」をYoutubeで眺めてみると、これがセットもミニチュアモデルもほぼすべてが紙製だと思えないリアリティで驚きました。

 映画動画「DAICON FILM - 帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」を見た後、そのメイキング動画「DAICON FILM - 帰ってきたウルトラマン メイキング映像」をさらに見ると、何だか限りなく楽しそうで・活力があって、自分の中にエネルギーが注入されていくような心地になります。そして、舞台裏と完成映像の違いに、新鮮に驚かされます。

 でもねぇ、大阪にその時いたのは、俺にしても…その最低の俺にしても、山賀にしても庵野にしても、多分ね、この番組を見ている君らとそんなに変わらないんだよ。

ガイナックスが生まれた本当の理由