hirax.net::柿ピーを振ると上にピーナツが集まってくる!?::(2010.11.06)

柿ピーを振ると上にピーナツが集まってくる!?  share on Tumblr 

日本食で確かめる「ブラジル・ナッツ現象」Part.1

 大きな粒子と小さな粒子を混ぜて、さらに振動を与えると、多くの場合、大きな粒子は上に浮かび・小さな粒子は下に沈んでいくという現象がおきます。大きな粒子の方が小さな粒子より重かったとしても、そんな現象が生じます。液体の場合には、重いものが下に沈み・軽いものが上に浮かんでくるのですが、粉体の場合だと、小さなものが下に沈み・大きなものが上に浮かんでくるのです。

 この現象は、"Brazil-nut Effect"(ブラジル・ナッツ効果)と呼ばれます。さまざまなナッツが詰まったミックスナッツ容器の蓋を開けると、容器に詰まったナッツ上部には、いつの間にか大きなナッツ(ブラジルナッツ)ばかりが集まっている・・・というのがその由来です。ミックスナッツ容器が運搬中に揺られたりしているうちに、いつの間にか上部に大きなブラジルナッツの粒が浮かび上がっている、というわけです。

 ところで、このブラジル・ナッツ現象を、日本で親しまれているものに置き換えてみるならば、それは一体どんなものになるかを考えてみました。日本で一般的な「異なる形状・大きさの粒が混ざっているスナック」というものは一体どんなものになるでしょうか? ・・・そうです。それはもちろん亀田製菓の「柿ピー」です。柿の種とピーナッツを6:4の黄金比率で混ぜ合わせられ、ポリポリバリバリ食べる「柿ピー」こそが、日本版「ミックスナッツ」のはずです。

 というわけで、グラスに柿ピーをザーッと注ぎ入れてみました。この状態で、グラスの中を覗いてみると、柿の種の中にたまにピーナッツが顔を出しているという程度で、比較的、ピーナッツの存在分布は内側に多いかな、という程度です(ちなみに、袋の中にある柿の種とピーナッツの割合はこんな感じです)。

 そして、この状態から、グラスの丈夫を手で覆い、そして上下振動+回転振動を加えてみました。さながら、お酒を混ぜ合わせたカクテルを作るためにシェーカーを振るがごとく、柿の種とピーナッツが混じり合ったグラスを適当に振ってみたのです。

 そして、おもむろにグラス丈夫を覆った掌を離してみると・・・はい、柿ピーの上部にはピーナッツが集まってきています。グラスの上から覗いてみると半分超くらいがピーナッツになっています。もちろん、グラスを下側から眺めてみると、そこにあるのは柿の種ばかり、という具合です。柿ピーを振ると、何と柿ピーの上側にはピーナツが集まってくるのです。

 柿ピーをグラスのような容器に入れ、隙間が十分にある状態で振動を与えると、ブラジル・ナッツ現象が生じます。隙間が十分にないと柿の種やピーナッツが動くことができなくて、こんな柿の種とピーナッツの分離現象は生じませんから、通常の「柿ピーの包装袋」を振っても、こういったブラジル・ナッツ現象は確認することができません。

 もしも、柿ピーからピーナッツだけを分離したい、と思った時の答えは「グラスに柿ピーを入れて、振ってみる」が答えです。はい、これが覚えておくと必ず役に立つ今日のトクする豆知識です(そんなわけない)。

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