2012-02-14[n年前へ]
■正義の味方と悪の組織の狭間の「世界」を描いた「仮面ライダーになりたかった戦闘員」
岡田斗司の『「世界征服」は可能か?』に書かれてた「正義の味方と悪の組織の違い」の表を見ました。この「表」は、すでに(同じネット上でも)違う”場””媒体”で、何回も眺めたことがあるような気もします。何回眺めて、「ウケるツボを押さえていて面白いなぁ」と思います。ウケるポイントのひとつは、こういった読み物を、人は誰しも「自分」に重ねて読むからです。…けれど、世界のほとんどすべての人は、「正義の味方」でもなければ、「悪の組織」でもありません。「大それた野望もなければ、具体的な目標も無く」「受け身がちであるつつも、へこたれることもあり」「笑いや怒りとは違う感情に襲われることもある」…そんな「正義の味方でも悪の組織でもない」…ショッカーたちは多いのではないか、と思います。
今日、2月14日に書いた過去のWEB日記を眺めてみれば、「正義の味方」と「悪の組織」の狭間(はざま)の「世界」で描かれた、「仮面ライダーになりたかった戦闘員」の「戦闘員の言葉」が走り書きされていました。「ヒーロー」でもなく「組織」でもない、みんなの「自分」な「下っ端(したっぱ)」物語が、そこに描かれています。
仮面ライダー、聞いてくれ。
昔、夜更け過ぎに、家のPCで眺めたインターネット上の「物語」を、今ならケータイやスマートフォンで、街のどこにいても眺めることができます。朝の通勤電車の中でも、昼の街中でも、夕暮れの人が溢れる駅前からも、どこからだって眺めることができます。
あの人たちの守った世界を…
見て回るって言ったよね。
「仮面ライダーになりたかった戦闘員」を読むならば、周りに人がいない時、ひとりで読むのことをお勧めします。もしも、周りに人がいるのなら、そんな時は、花粉症なのに花粉の大群に襲われていて・だから涙が目からこぼれ・鼻水が止まらなくなっている…と装う演技でも磨くことにしましょうか。
そして、「世界」を守った「あの人たち」は、「物語」に登場した「たくさんの人たち」の中の、どの人(たち)だったろう、それは「正義の味方」だったろうか、それとも「悪の組織」だったろうか、それとも、それ以外の「人たち」だったのだろうか…という想いを巡らせてみるのも良いかもしれません。
この世界、そんな捨てたもんじゃないと…
あたしは思いますよ。