2009-10-18[n年前へ]
■「長岡京市と平家」と「伊豆長岡京市と源氏」
京都府の長岡京市(京都と大阪の境にある)と伊豆半島にある伊豆長岡市は姉妹都市である。名前が似ているからと言ってしまえばそれまでだが、平家の史跡が残る京都に対し、源氏の史跡が残る伊豆長岡は似ている、と言えなくもない。何しろ、伊豆長岡は「源氏山」を中心とする小さな小さな温泉街だ。昔ながらのスマートボールと射的ができる遊戯場が2か所ある、そんな温泉街だ。
今日も、自転車に乗って伊豆長岡まで行った。街奥の路地をゆっくり走っていると、「あやめ御前」が源平の戦い以降に暮らしたという場所があった。
とても小さな泉のほとりにある限りなく小さなその場所まで歩いて行くと、思わずその侘しさに言葉をなくしてしまった。
祭りの主人公あやめ御前は今から800年前、伊豆長岡古奈の里に生まれました。長じて京に上り近衛の院に仕え、その美しさは宮廷随一と歌われました。やがて歌道に優れた武人源頼政公と恋に落ち、幸せな時を過ごしましたが、源平の戦いで頼政は宇治川の露と消え、あやめ御前は伊豆長岡古奈の里で頼政の霊を弔いながら89年の生涯を静かに閉じました。
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