2012-06-02[n年前へ]
■「自転車で使うエネルギー」をパワー(ワット)とエネルギー(カロリー)で眺めてみる!?
自転車で走ると「坂道」が辛く感じます。 上り坂は速度が落ちて、ぜーはぁーぜーはぁーと息が上がり、頭がクラクラしてきます。 それでは、下り坂なら心地良いかというと、その瞬間は楽で良いのですが、その気持ち良い下り坂も、帰り道には結局のところ、地獄の「上り坂」へと変貌することを考えると、登り坂も下り坂のいずれも、つまりは「坂道」が辛く感じるのです。
その坂道の辛さを(体だけでなく)頭でも実感しようと、「道の斜度」と「自転車の時速」から、必要なパワー(ワット=W)を大雑把に計算してみました。その結果が、下のグラフです。
…自分自身が出せるパワーの範囲では(せいぜい200W前後を短時間なら出せる…という程度でしょう)、斜度が付くと途端にスピードを出せなくなるということがわかります。Sin(サイン)と速度の1乗で効いてくる道の斜度や、速度の3乗で効いてくる空気抵抗や、そんな影響がグラフに示されています。
「そうは言っても、坂道は辛いし・スピード出すのもシンドイよね?」「それは仕方ないじゃない?」という風に単純にうなづくわけにいかないなぁ…と感じさせるのが(少なくとも悲しき肥満児ダイエッターには)、次のこんなグラフです。
次のグラフは、縦軸を「道の斜度」と「自転車の時速」から、その斜面・速度を自転車で走る時に消費されるエネルギー(たとえば、そんな条件下で60分走るエネルギー)としてみたものです。そして、「このくらいの量(カロリー)の食事は食べてるよね?」「このくらい高カロリーの食事を食べてるよね?」「このくらいのエネルギーは(ぼくら)摂取してるハズだよね?」「それだけ飲み食いしているのだったら、それだけカロリー(エネルギー)を摂取しているのなら、このくらいの運動はできるはずだよね?」というグラフを描いてみたのです。
ラーメン二郎の普通盛りなら1500kcal越え、あっさり味の「冷やしタヌキうどん」でも500kcal程度…と、(高カロリー食大好きな私たちが)食べているエネルギーからすれば、こんな斜度も・こんな速度もナンボのもんじゃいと…走り回ることができても良いはずなのに、と思ったりもします。
自転車で使うエネルギーに影響するさまざまなパラメータ、それらをすべて「食事」に例えてみると…一体どんな感じになるのだろう?あの食事・この食事は、坂の斜度や自転車の重量に換算すると、一体どんな風に対応するのだろう?と考えて、今日はこんなグラフを作ってみました。