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2009-09-25[n年前へ]

湯治宿に泊まる夢 

 今日も飽きずに温泉街に行く。通りに面した昔ながらの射的場があったり、美味しそうな蕎麦屋があったりして、この温泉街に長居したくなってくる。

 一泊二泊程度ではなくて、せめて十日間、できれば一か月くらいは滞在してみたくなる。そんなことを考えながら、温泉共同浴場の番台横で涼んでいると、湯治宿を紹介したチラシが置いてある。

 いつか、自炊設備のある湯治宿に長逗留してみたいと思う。昼過ぎに、地元の美味しそうな素材を何か一品買って、それを料理してつまみにし、ビールを飲んだ後に、温泉につかってみたい。

 たとえば、この伊豆長岡温泉なら、近くの魚屋で海鮮物が安く買えるから、そんな海鮮料理を一品作り、それをつまみながらお酒と温泉を楽しみたい。そんな生活をひと月くらいするのが(実現しそうにない)夢のひとつだ。

 しかし、湯治宿に泊まった時のことを思い出してみると、必ず「お酒を飲んだ後はお風呂に入らないこと」と書いてあったような気がする。昼間からビールを飲んで湯につかり、温泉卵のように心地よく茹でられる・・・というのは、湯治とは相入れないものだろうか。やはり、食後の一杯くらいにしておくべきなのだろうか。



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