2013-11-13[n年前へ]
■「エロ雑誌」や「少女マンガ雑誌」の発行部数
「エロ本業界の厳しすぎる現状」を読み、エロ雑誌の発行部数が知りたくなりました。そこで調べてみると、おおよそ20万部前後のようです。20万部と言われても、それが多いのか少ないのかよくわかりません。…そこで、休刊&抜本的リニューアルをするという近代麻雀オリジナルの発行部数を眺めてみると16万部…それと大差がない部数だということは、エロ雑誌もなるほど苦しいのかもしれないと納得します。
その一方で、たとえば、少女マンガ雑誌の公表印刷部数を眺めてみると、これまた20万部を下回る程度のものばかり…。発行部数の時系列推移を眺めてみると、実に見事なくらいに右肩下がりです。
たとえば、週刊SPA!のように「若い人向け雑誌」だったはずが「いつのまにか中年向け雑誌」になっていたりするものを多く見かけます。しかし、たとえば、こんな言葉を読むと「そうせざるをえないんだな」と感じさせられます。
「今までの出版界は、雑誌は読者層の中の若いほうにあわせて作ることがセオリーと言われてましたが、今それをやっていたらどんどん売れなくなると思います」「若い子は読まなくていい」「今の読者を卒業させない」
出版不況と『百合姫』リニューアル中にある引用から
そういう「縮小スパイラル」に陥らないのは、年代別の雑誌をとりそろえて、読者を徐々に別の雑誌に誘導していくようなファッション誌くらいなのだろうか?と考えたりします。
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