2011-08-02[n年前へ]
■「タイ人は、ふらふら自由に歩いている犬を愛している」
作家・内澤旬子が行く『世界屠畜紀行』番外編〜タイ屠犬紀行〜から。ここに引用した”愛すべき”数文以外も(いや、それらこそが)、簡単には消化できない内容で、消化できないからこそ、長く”腹持ち”しそうに感じる「紀行文」
それにしてもタイ人は犬を決して繋ごうとしない。バンコク市内でもそうだ。そしたら半野生化するのも当然じゃないの、とコーさんに言うと、「犬を繋ぐのはかわいそうだ。タイ人は、ふらふら自由に歩いている犬を愛している」と言い張る。
(放し飼いで自由な犬と食べられる犬の違い)タイ人の白黒の区別の付け方が最後までしっくりこないまま、首をふりふり帰国したのであった。ふらふら自由に歩き、背中を丸めて昼寝 する…そんな不定形で定型な生活に憧れる人は、きっといますよね?
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