2008-10-12[n年前へ]
■鴨志田 穣 「遺稿集」
2007年3月20日に腎臓ガンで亡くなった鴨志田 穣の「遺稿集」 の最後、最終章はこんな風に始まる。
妻はマンガ家だった。西原理恵子の鳥頭紀行などを、違う側から見たこの本は、2007年3月13,20日にオンラインで公開された最終章を読むためだけにでも手に取ってみるといいと思う。たぶん、そこに綴られた内容に引き込まれると思う。
彼女と初めて出会ったのはタイのバンコクであった。
私とくらした最後の半年間西原理恵子が鳥頭紀行で描いたタイやアマゾンの風景に、あるいは西原理恵子が写る写真に、西原理恵子が描かなかった一面が重なってきて、さらに深く複雑な色合いに染まって見えてくる、かもしれないと信じる。
彼は詩をかいていたらしい。
ほめて
やろうと
思うけど
人生は
いっつも
全然
間に合わない
西原理恵子 「できるかな」
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