■続 オッパイ星人の力学
揺れる胸の動き編
前回、「オッパイに関する力学的なつり合い」を考えてみた。そして、
- 「バストに関するフックの法則」
- 「バストに関するヤング率」
さて、前回登場した私の友人のオッパイ星人ではないが、「通り過ぎる女性の胸をに目を奪われる人々」は多い。街中を歩いているオッパイ星人達を見分けるのは簡単である。視線が妙に上下・左右に揺れ動くヤツを見つければ良いのである。しかも、何人ものオッパイ星人達がそろいも揃って全く同じ目の動きをしているから、すぐ判るのである。もし、オッパイ星人達が地球征服を企みはじめた場合には、オッパイ星人達の目の動きにより地球人と区別する方法を私は提案してみたい。
しかし、「視線が妙に上下・左右に揺れ動くヤツ」といっても、それがどのような動きなのか知らないことには困ってしまう。もしかしたら、単に落ち着きのない一般人かもしれない。無実の人間にオッパイ星人疑惑をかけるわけにはいかない。オッパイ星人達の目がロックインしているバストの動きを知らないことには、オッパイ星人達の企む地球征服を阻止することはできない。
そこで、「私は正義、そして地球防衛のために」、歩いている最中の「バストに関する動力学」を考えてみることにした。歩いている最中の「バストの動き」を研究することにより、オッパイ星人の識別、ひいてはこの地球を守りたいと切に願う次第である。この私の目的をくれぐれも忘れないで頂きたい。
まず最初に、歩いている時の人の胸板の動きを考えてみることにしよう。一秒間の間に、
- 左足で一歩 -> 右足で一歩
当然、この動きを見て違和感を感じる人がいるだろう。人は歩くときに、足先を円の中心にして進んでいくのだから、次の図のようにSin関数の絶対値をとったような形状になるのではないか、という考え方である。
しかし、私は二つの理由により、この一見自然らしく思える「人の胸板の上下の動き」を採用しないことにした。
まず第一に、人間の足、胴体にはクッションのような働きがあり、この形状のように鋭い変化はしない、としたいのである。実際、街中を歩く人々を観察した結果でも先に示したような「人の胸板の上下の動き」であった。
第二に、この一見自然らしく思える「人の胸板の上下の動き」だと計算が面倒なのである。これでは私が困ってしまう。
というわけで、二つも問題がある考え方を採用するわけにはいかず先に示した人の胸板の上下の動きを用いることにした。
そして、その時の「人の胸板の左右の動き」を示すと次のようになる。
さらに、この胸板の軌跡を女性の前方から眺めると次のようになる。想像力が豊かなオッパイ星人であれば、もうこの図に視線が釘付けのハズである。これが、上下左右に動くバストの土台としての胸板である。
これはまるで指揮者が振るタクト、指揮棒のようである。この胸の土台が振るタクトに合わせて、我らがバストは揺れ動くわけだ。それでは、このように「胸板」が動くとした時に、
- 「バストに関するフックの法則」
- 「バストに関するヤング率」
これが揺れるバストの動きのプロットである。ということは、これがオッパイ星人が揺れるバストに視線をロックインしているときの視線の動きでもある。そう、忘れているかもしれないが、「私は正義、そして地球防衛のために」、「オッパイ星人」を見分けるためにこの研究をしているのである。
そして、これが走っている状態ともなれば、こんな感じだ。これは1秒で6歩であるから、かなり速く走っている状態に揺れ動くバストの軌跡である。そう、あなたもよく街中で見かけたことがあるはずのあのバストである。この小気味良いリズムはどうだろうか。
このグラフを見ても、なんてつまらないグラフだと思う人もいるかもしれない。そういうアナタは安心して大丈夫である。確かにあなたは普通の人間である。しかし、「この小刻みに揺れる動き」に美を感じる人がいたならば、あなたは少しヤバイ状態である。そうオッパイ星人の可能性がある。
そして、もしあなたが街中で視線をこんな感じで小刻みに揺らすヤツを見かけたら、そやつは人間ではない。オッパイ星人のはずである。要注意だ。私と一緒に正義・地球防衛のために戦って欲しい。
ただひとつ心配事があるとしたら、この研究をしているうちに「正義の味方であるこの私」の感受性が豊かになってしまったことである。妙にこのグラフに美を感じ始めているのである。そして、妙に文章に気持ちがこもっているような気がしてきたのである。いや、まさかとは思うが...
ところで、今回の計算はバストの動きが「バストに関するフックの法則」で決まるものとしている。つまり、バストを胸板に拘束する力がバストの弾性だけという状態である。簡単に言えば、全てノーブラ状態で計算を行っている。パラダイスである。いや、むろん私にとってではなくて、オッパイ星人にとってである。
オッパイ星人の力学はまだ始まったばかりだ。正義・地球防衛のために、私は研究を続けるのである。