「写真ゲーム」 通りすがりの地面を撮影した写真を用いた土屋の作品は、奇妙な空間のゆがみをともなっており、見る者に不安定な感覚を呼び起こす。見ている自分の位置が、まるで、舗道の上に浮遊しているかのような位置に感じられるます。大型カメラで45度斜めに撮影した遠近法的な広がりのある画像を、コンピュータのソフトウエアであたかも真上から見たように変換するという単純なルールを一貫して適用することによって、生み出された画像です。