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2004-03-19[n年前へ]

「変わらないことは、変わるということ」 

 「変わらないことは、変わるということ」の一節。

 人の「ものさし」というのは、当然人によって違う。人を評価しようと思ったとき、絶対的な評価をするのは難しい。たとえ「絶対的な基準」があったとしても、その基準さえ、時とともに変わっていってしまうことが多い。(中略)人間は基本的に変化していくものだ。何年かたてば、その間にいろいろな人と出会ったり、経験をしたり、考えたり思ったりする。そうすると「ものさし」が変わる。自分は変わっていないつもりでも、気づかないうちに変わっている。そんな状態の中で、「昔と変わらない人」と出会ったということは、「今のものさし」に合うように、その人も変化をしたということだ。

 とても良い一節だなぁと思いつつ、こんなことも連想する。色んな「変わってゆく」があるだろうから、「頂点」を見る変化もあれば「裾野」を見る変化もあるだろうから、そんな時「絶対的な基準」や「時とともに変わっていってしまわないもの」を探したくなる気持ちだって、人によっては(あるいは誰しも時には)あることだろう、とも思う。もちろん、そんな連想はBGMの荒井由美卒業写真のせいに違いないのだが。



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