2001-03-19[n年前へ]
■理学部生は理系科目嫌い?
京大理学部の学生が理系の授業が面白くないと感じる学生が三分の一以上との話。なぜでしょね?しかし、この記事の内容はさておき、京大理学部の学生ってあまり「理工系」ではなかったような気も。少なくとも、私の頃は。私の感覚では「理工系」と「理系」はちょっと離れているような気がしたりして。 from 朝日新聞
■自分へのメモ Be プリンタードライバー
それにしても、LIPSの非公開機能を誰か公の場所に書いておいてくれたらなぁ。(リンク)
2002-03-19[n年前へ]
■ワタシノユビ
指輪を小さくしてもらいに店に行ったという英語の先生。店でなんと言ったか聴くと、「ワタシノユカハデカイ」??床?「ワタシノユビハデカイ」私の指がデカイ? 「…ワタシノユビワデカイ」 外国語ってむずかしーなー。指がデカイかユ指輪がデカイか逆だもんなー。 で、今日も疲れてるので、英語なんか全然耳に入ってこないー。
■に・にちゃんねる
某さんが、「どこぞの勤務先の情報を知るために2ちゃんねるを読んだら吐き気がした」と朝言ってた。たまに耳にする意見だ。
が、私はちょっといつも思う。私自身は今のところは実名主義なので、無記名では意見を書いたりするつもりは今のところはないけれど、2ちゃんねるの名無しさんはそれはそれで良いと思う。で、私はさらにこーも思う。「2ちゃんねるはキライ」と言う人ほど「2ちゃんねるのイヤな部分(とその人が言うところ)」がその人にあるのじゃないだろか、と。あるいは、他人を気にしすぎるんじゃないだろか。2ちゃんねるへの感想って、ほんとにその人自身を表していて面白いなぁ。
2003-03-19[n年前へ]
■今日の青空
いきなり、雨が降ってきてみたり、雨が止んで青空になってみたり、山の天気はコロコロ変わる。
こんな青空の下で、金曜日のMHLに備えてちょっとホッケーの練習をしてみる、と。ちゃんとついていけるかな?
■自衛官募集ポスターギャラリー
結構面白い「自衛官募集ポスターギャラリー」
2004-03-19[n年前へ]
■「変わらないことは、変わるということ」
「変わらないことは、変わるということ」の一節。
人の「ものさし」というのは、当然人によって違う。人を評価しようと思ったとき、絶対的な評価をするのは難しい。たとえ「絶対的な基準」があったとしても、その基準さえ、時とともに変わっていってしまうことが多い。(中略)人間は基本的に変化していくものだ。何年かたてば、その間にいろいろな人と出会ったり、経験をしたり、考えたり思ったりする。そうすると「ものさし」が変わる。自分は変わっていないつもりでも、気づかないうちに変わっている。そんな状態の中で、「昔と変わらない人」と出会ったということは、「今のものさし」に合うように、その人も変化をしたということだ。
とても良い一節だなぁと思いつつ、こんなことも連想する。色んな「変わってゆく」があるだろうから、「頂点」を見る変化もあれば「裾野」を見る変化もあるだろうから、そんな時「絶対的な基準」や「時とともに変わっていってしまわないもの」を探したくなる気持ちだって、人によっては(あるいは誰しも時には)あることだろう、とも思う。もちろん、そんな連想はBGMの荒井由美の卒業写真のせいに違いないのだが。
■「鉄道車内放送の旅」
以前リンクを張ったサイトとは違って、全て生で録音した列車や駅にまつわる音を聴くことができる「鉄道車内放送の旅」周りの音も入っているそんな音を聴いていると、周りの空気や歩いている人だって頭の中で見えてくるような気がする。ヘッドホンでもかけて、日本中を旅する気持ちになってみるのも、良いかも。
いつも蒲田駅で聴く蒲田行進曲も、ホームが違うと違うメロディだった、なんていう発見も。
2005-03-19[n年前へ]
■芸術工学基礎論
「シャボン膜」「空間分割」「テンセグリティ」「五角形の不思議」「分岐系」「粘性突起」「時間と音楽」「らせん」「万華鏡」「三浦折り」などの話題が詰まっている神戸芸術工科大学の芸術工学基礎論。
■ピーターの法則
『ピーターの法則とは,「人々は自らが無能になるレベルにまで昇進する」という社会現象を扱った概念だ。階層構造を持つ組織において,人々は自らの能力を発揮できる階層に居る間は昇進を続け,能力を発揮できない階層に達すると昇進が止まってしまう。かくして,組織の内部は無能な人々ばかりで埋め尽くされてしまうことになる』 また、『階層社会のすべてのポストは、その責任を全うしえない人々によって占められるようになると同時に、仕事はまだ無能のレベルに達していない人々によって遂行される』
■ヴァーチャル・ギター製作システム
自分の好きなギターをデザインすることができるVirtual Guitar Modeling System KISEKAE ELECTRIC GUITARS. さっそく、自分用にテレキャスターとストラトキャスターを作ってみる。
■電子写真トナーにおける挙動解析とその制御および帯電機構
「電子写真トナーにおける挙動解析とその制御および帯電機構」という講習会が4月25日(月)に開催されます。材料が異なる場合の過程・結果の違いに焦点をあてながら、講師として話をする予定になっています。材料とプロセス工学を繋ぐ「何か」が提供できたら幸いです。
2006-03-19[n年前へ]
■「日本画像学会誌」160号
来月?に出る「日本画像学会誌」160号に論文を書いてみました。全12ページ・フルカラーで、今日、印刷用校正を済ませました。全ページ・フルカラーということでもわかるように、色に関係する内容で、(機械・表現媒体のみならず、人自身も含めた)各種デバイス間にわたる「色」ということを考えてみたい・(できるならば)答えたい、という話の0.5歩目辺り…です。
6年くらい前、私はあるできごとをきっかけにして、hirax.netで「色(覚)」に関する話を書き、その後、自分にできる範囲で「ユニバーサルな色出力」に近づく(もっと具体的な)何かをしてみたい、と思ったわけです。そんな目的へ向けた半歩目辺りです。目的地に辿り着けるかどうかを考えると、悲観的にもなったりしますが、それでも口八丁手八丁を駆使し(何とか仕事に紛れ込ませ)時々進めていこう、と思っています。
この論文の続きは、6月に開催されるImaging Conference JAPAN 2006で話す予定です。そこで、さらに0.5歩くらい目的地へ近づいてみたい、と思っています。…という感じで、宿題は、必ずしようと思ってます( > 二人のTさんへ)。ただ、グズでノロマな私なので、きっと何年もかかるとも思いますけれど…。
■Thinkpad 日替わり・時間限定セール
lenovo Thinkpadの時間限定・台数限定の「5日間連続日替わりセール! 」
2008-03-19[n年前へ]
■「10万円バブル入浴剤」と「ムトーハップ」
武藤鉦製薬「610ハップ」と10万円札をお湯に浮かべる「バブリーバブルバス」を、それぞれお湯に溶いたり浮かべてみた。ムトーハップはお湯に溶き、バブリーバブルバスの10万円札は、一枚だけお湯に浮かべてみた。
硫黄と石灰が混じった「610ハップ」は赤褐色の液体だ。その、赤黄色の液体をほんの少しお湯に混ぜると、温泉そのままの「卵が腐ったような匂い」とともに、お湯が白く濁っていく(そんな過程を、下に動画で貼り付けてみた)。
その実際の(人に対する)効果はよくわからないけれど、金属や浴槽が黒くなっていく効果はいやでも実感させられる(何しろ、ムトーハップを使った後の清掃はとても大変だ)。けれど、そんなムトーハップの白い湯に浸かっていると、心がどこか僻地の温泉の中にあるような気がしてくる。
その一方で、「10万円バブル入浴剤」の方は、木の皮を剥いだような感じの触り心地・見た心地の「10万円」だ。たとえて言うなら、「(なぜか檜の匂いがする)白樺の皮を剥いで茶色の水彩絵の具で一万円札を描いた」ような入浴剤だ。この「例え」に賛同する人は皆無だと思うけれど、そんな実に”微妙”な感じだ。その入浴剤をかき混ぜていると、洗剤のような泡がたくさん出てくる。それは、まさに「バブル」な感じだ。そんなバブルなさまも、やはり、ケータイを使って動画で撮影してみた。
「みんなの悩み事をさっぱり忘れさせてくれる空色のせんたく機を発明したタンネさん。だけど、タンネさんは、せんたく機の製造に追い詰められて、空色のせんたく機の中で悲しいロボットになってしまった」
「すなの中に消えたタンネさん」
心が汚れていると感じるとき、心が疲れていると感じるとき、その汚れや疲れは表面張力に満ちたバブリーな洗剤で落とすことができるのだろうか。それとも、そんなものは、昔ながらの入浴剤に浸かった方が落としやすいものだろうか。人それぞれ、"It's depends."で、たった一つの答えは、きっとどこにもないのだろう。
「ロボットになったらラクなこともあるのかな」
もしも、もしも一つ確かなことがあるとしたら、色んなものが世の中にはある、ということかもしれない。
2009-03-19[n年前へ]
■「本城直季」風ミニチュア写真作成ソフトのまとめページ
これは、「本城直季」風ミニチュア写真作成ソフトのことを、まとめた記事です。とりあえず、手っ取り早く使ってみたいのであれば、一番下のWEBアプリ版で試してみるのがよいかもしれません。
「本城直季」風なミニチュア写真を作り出すソフトを作ってみました。つまり、こんな風に実際の写真を「まるでミニチュア模型風にする」処理をするソフトウェアです。
とりあえず、Windows用の叩き台バージョンを ここに置いておきます。マウスで「(グレーの矩形で表示されている)ピントが合ってる領域」を決めるたびにレンダリングしますので、あまり大きい画像は使わない方が良いかと思います(800ピクセル x 600ピクセル くらいの画像であれば特に問題はないでしょう)。手直し版と使い方・遊び方の説明などは、近々ちゃんと書いてみます。
Mac持ってる人の場合は、結構な割合で(こういう機能を手作業ですることができる)Photoshopなどを持っていそう…と考えると、Macintosh用は作っても意味なさそうですね…。
さて、「本城直季」風ミニチュア写真を作り出すソフト 叩き台バージョンを作ってみたわけです。こんな風に 実際の写真を「まるでミニチュア模型風にする」処理を行うソフトウェアです。このソフトウェアには大きな問題がありました。つまり、動作があまりに遅かったのです…。そこで、今回は気持ちよくサクサク動く高速動作版を作ってみました。動作環境は、(以前と同じく)Windows版ですが、Mac OSX版・Linux版などを順次公開していく予定です。今回作成したアプリケーションはToyImage2.20061126.lzh (2.4MB)に置いてありますので、ダウンロード・展開して使ってみて下さい。
このソフトウェアの使い方は、下記のようになります。
- 画像ファイルをExeアイコンにドラッグ&ドロップする
- 画像中からマウス(クリック&マウス移動)でピントを合わせたい領域を選択する
- キーボードの"s"ボタンを押すと、結果画像が"○×の処理.00.jpg"というようなJpegファイルとして保存される
- ソフトウェアの終了はキーボードのESCを押す
あなたの撮った写真を、色んなミニチュア写真にしてみると面白いかも知れません。そして、そんなミニチュアの景色をブログなどに張って、みんなに見せてみるのはいかがでしょうか。
上で作成した高速動作版!「本城直季」風ミニチュア写真作成ソフト、今回は画質改良や機能追加をしてみました。さらに、Windows版だけでなく、Mac OSX (intel) 版も作ってみました(ただし、今回のバージョンでは画像ファイルの保存ができません)。ファイルは、Windows版が toyphoto.20061129.lzh (2.4MB) で、Mac OSX (intel) 版 が toyphoto.i.20061129.dmg (6.1MB)toyphoto.i.20061130.dmg(11MB) になります。画質改良については、処理速度を落とさない範囲で疑似輪郭が出にくいように(少しだけ)してみました。また、使われる方がコントラストや鮮やかさをスライダーで調整できるようにしておきましたので、画像を色々変える楽しみも追加されているかも…しれません。
Mac OSX (intel) 版を使うには、ディスクイメージを展開して、アプリケーションフォルダに"toyphoto"フォルダをコピーし、インストールスクリプトを動かせば、(多分…)動くのではないか…と思います。動くのではないか…と思ってはいますが、テストをしていないので、もしかしたら動かないかもしれません。実際、Mac OSX (intel) 版については、冒頭に書いたように、今回のバージョンでは画像ファイルの保存ができません。なぜかというと、この記事を書きながらMac OS X で適当に動かしてみたところファイル保存ができなかった…(アプリが落ちてしまう)というわけです。そこで、とりあえず、「Command + Shift + 4 + Space 」で適当な範囲を(マウス/ポインタで)選び、画面キャプチャ・画像ファイル保存することで遊んで頂けたら…と思います。というわけで、今回はまるでMac OS X版に関しては体験版のようになってしまいましたが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
さてさて、今度はわざわざミニチュア写真を作るアプリケーションを使うのも面倒なので、WEBアプリケーション版 「本城直季」風ミニチュア写真作成ソフトも作りました。それが、たとえば下のようになります。
2010-03-19[n年前へ]
■「インターネットショートカットとしてWEB閲覧履歴を保存する」情報検索術 (初出:2006年08月13日)
「とりあえずググる」を卒業!TOPエンジニアの検索術 という記事を面白く読みました。特に「面白いな」と思ったのが、増井俊之さんの「ネット上で見て回った情報に関しては、ページを表示した瞬間にURLを逐一、取得・記録する」という検索術と、Otsuneさんの「自分のソーシャルブックマークにブックマークした記事は、記事全文をGmailに転送する(という処理をPlaggerというツールを使って行う)」という検索術です。
おふた方を始め、他の方も「(自分が知らない)新たな情報を検索する技術の話」ではなく、「自分が、少なくとも一度は眺めたことがある情報、あるいは自分が作り出した情報を、必要なときに取り出す技術」の話をされています。古くは、互いに求め合う主人公二人が不幸にもすれ違い続けるドラマ「君の名は」ではありませんが、出会うことよりも(必要なときに)再会することの方が困難だ、というのはよくありそうな話です。
増井さん・Otsuneさんの検索術を読み、「自分や他人が生み出した情報に関して、どの程度の範囲の情報を、どのような場所に保管しておき、どのような手順で検索をかけるか」ということを考えてみたくなりました。増井さんの「ネット上の(自分が表示した)ページ全部」のURLという「範囲」やOtsuneさんの「自分のソーシャルブックマークにブックマークした記事全文」という「範囲」、あるいは、「Gmailに情報を保管し、Gmailの検索機能を使う」という保管場所や検索手順を参考にしながら、私も同様のことをやってみることにしました。
といっても、ただ単純に先人の検索術を合体させ、「ネット上の(自分が表示した)ページ全部」の「全文」を自分のPC上に保存し、(必要なときにGoogle Desktopなどを使って)PC上で検索をかける、というやり方です。ただし、先人が作ったレシピ(調理法)に多少のスパイスを加えて、自分なりの調理をしてみることにしました。
そこで、まずは、その作業をするためのアプリケーションを作ってみました。それが、「眺めた全WEBページの内容を、眺めた瞬間に、本文が埋め込まれ、サムネイル画像を付けられたインターネット・ショートカットとして保存するアプリケーション(ブックマーク機能付き)」です。「自分が読んだページの内容テキストとサムネイル画像」を全て「自分のPC内に保存しておく」アプリケーションです。
このアプリケーションは、「インターネット・ショートカット」というWindowsで使われる標準機能の中に、WEBページの全文を埋め込み、WEBページのサムネイル表示機能も実現している(検索もWindowsのファイル検索でも構わない)、というちょっと面白い実装になっています。また、ブックマーク時に保存されるサムネイル画像が「(ページ中の)今眺めている場所」で、「URLで示されたページのトップ(もしくはアンカー部)のサムネイル画像」ではない(つまりアンカーがない部分を後で眺めやすい、かもしれない)、というところなども少し面白いかもしれません。
ところで、ドラマ「君の名は」の冒頭はいつも、「忘却とは忘れ去ることなり」というナレーションで始められていました。今なら、とりあえず相手の名前でググれば相手を見つけることができたりもしそうですが、それでも「忘却・忘れてしまう」ことばかりだと思います。あなたの検索術は、「自分や他人が生み出した情報に関して、どの程度の範囲の情報を、どのような場所に保管しておき、どのような手順で検索をかけるもの」なのでしょう? あなたの生活パターン・あなたの性格に合った面白い検索術は、どんなものなのでしょうか?
2011-03-19[n年前へ]
■「USA産牛肉から狂牛病に感染する確率は…」の法則
原発の「想定リスク・対策」と「福島第一原発の現状」を整理した時に感じたのは、安全性を問われた時にするだろう「最後の砦(説明)」は、結局のところ「ベネフィットとリスクを天秤に乗せたもの」なんだろうと思います。「ベネフィットのためにこのリスクは受け入れざるを得なかった」という納得です。
それは、原発のリスクに限らずありとあらゆると同じく、一番最後に考えることでもあるかもしれないし、一番最初に考えることであるように思います。それは「ベネフィットのためにこのリスクは受け入れるという選択・判断」です。
端的な例を挙げてみれば、それはたとえば「アメリカ産の牛肉から(狂牛病に)感染する確率は、自動車事故で死ぬ確率より小さい」の法則です。「○×の確率は自動車事故で死ぬ確率より小さい」というのは、「安全」が話題になる時に、いつも出てくる定番のセリフです。絶対安全というものが存在しない以上、安全は「安全でない確率を比較する」ことでしか評価し得ないというロジックです。興味深いのは、「USA産牛肉から狂牛病に感染する確率は…」という論理が、時には受け入れられ、あるいは、時に拒否されることもある、ということです。
下のグラフは、さまざまなことにおける、そんな確率を並べたグラフです。ベネフィットとリスクを天秤乗せて・悩み続けていくのが私たちの毎日なんでしょうか。
2012-03-19[n年前へ]
■続 よっちゃんイカ「当たりクジ印刷」の工夫の秘密
よっちゃんイカのアタリ・ハズレを袋を開けずに見る方法 で、「(特殊な配置で)よっちゃんイカの袋を光にかざすと(左の写真のように)アタリ・ハズレが見えてくる」と書きました。つまり、それを逆に言えば、ただ普通に光にかざしてみただけでは、アタリ・ハズレを透かし見ることはできない、ということです。そこには、意外に興味深いアタリ・ハズレを丸見えにしないための工夫が隠されています。
まず、誰しも一番最初に「おやっ?」と思うはずのことは、(右の写真のように)よっちゃんイカの袋を開けて眺めた時には白背景に比べて濃い灰色で描かれているはずのアタリやハズレが、それを光に透かしてみれば、(冒頭左に示した画像のように)なぜか周りより明るく輝いて透明に見える…ということではないでしょうか。
アタリ・ハズレを普通に黒インクで印刷したなら、裏から眺めた時も・透かしてみた時にも、いずれも周りより濃く見えるはずです。…ということは、逆に言うと、よっちゃんイカのアタリ・ハズレは、ただ単純に黒インクで印刷しているというわけではないのです。
よっちゃんイカの(アタらなかったので)ハズレ印刷を顕微鏡で眺めてみると、一見、中間調の黒インクで印刷されているように見えます。しかし、さらによく眺めてみると、アタリ・ハズレを描いているのは、黒インクではありません。よっちゃんイカのビニール包装の上には、まず白インクによる印刷がされた上で、その上に黒インクによる印刷がされていて、アタリ・ハズレを描いているのは実は黒インクではなく白インクの方なのです。
つまり、黒インクは周辺をベタに塗りつぶしているだけで、アタリ・ハズレの文字を(中間調の文字として)抜くように白インクによる印刷がされていてるのです。すると、包装の内側から眺めると、「背景」部分には包装ビニールのすぐ上には白インクがある(白インクの向こうに黒インクがある)のに、アタリ・ハズレの文字部は透明ビニールのすぐ上に(部分的に)黒インクがあり、クジの文字部分が黒く見える、というわけです。
このように白インクでアタリ・ハズレを印刷した上に黒インクによるベタ印刷を行うということをすると、クジ部分を透かし見てみた時には、文字部分の方が明るく輝いて白く見える、という現象が生じます。なぜかというと、透かし見た時には、白インク部分は(白インクがない場合・部分よりも)暗く見えるからです。たとえば、明るい太陽を直接眺めるよりも、白い障子越しに太陽を眺めた時の方が暗く見えることと同じように、あるいは、曇りガラス越しの太陽の方が直接太陽を直視するよりも眩しくないということと同じように、白インク越しで見る部分の方が暗く見えるのです。
アタリ・ハズレが白インクで中間調の抜き文字として描かれていて、その上を黒インクでベタ塗りつぶしがされているので、「袋を開けてみると黒文字でアタリ・ハズレが見えるけれど、透かしてみると明るい白文字として浮かびあがってくる」という現象が生じるのです。
さて、このような特殊な印刷がされているために、よっちゃんイカの袋は特殊な配置で光にかざすのでなければアタリ・ハズレは見えない(ただ普通に光にかざしてみただけでは、アタリ・ハズレを透かし見ることはできない)というクジに関するセキュリティ確保がなされます。…その仕組みについては、また明日にでも書いてみようと思います。
2013-03-19[n年前へ]
■「AVモザイク消し問題」は「AVモザイク画像のコンプリート(コンプガチャ)問題」だった!?
「AVモザイク消し問題」は「AVモザイク画像のコンプリート(コンプガチャ)問題」だった!? を書きました。
「モザイクで隠された読めない文字」を復元・解読する方法!?は「モザイク処理で隠された文章」の話でした。この記事では書きませんでしたが、大人限定のアダルトビデオのモザイク処理で隠されたものを復元できるのか?そっちは一体どうなんだ!という疑問が、頭に浮かぶと思います。
被写体が形状(見た目)を変えずに、(上下左右方向の往復運動に類似した)動きを、7分4秒間以上ひたすら続けるそんなAVビデオ(コンセプト・男優・女優いずれもが)はありえないのです。
2014-03-19[n年前へ]
■国土地理院の地理院地図3Dから立体形状をダウンロードして遊んでみよう!
国土地理院の地理院地図3Dから、山手線南半分あたりを中心に形状データ(STLをダウンロードして、表示してみました。高さ(標高)の倍率を上げてやると、東京がまるで川で削られたグランドキャニオンの景色のように変わります。
そしてまた、国土地理院の地理院地図3Dで、東京の中野あたりから新宿から東京方面を眺めると、中央線が東京グランドキャニオンの谷間沿いを走り抜けていたことを、今更ながらに実感させられたりもします。
容易にアクセスすることができるようになった多くのデータを、自分の意のままに操ることができたなら、色んな面白い「目・視点」を持つことができるような気がします。
2017-03-19[n年前へ]
■天下一品がもしも太麺だったら…(汁の粘度的に)女性人気が低いラーメン店になっていたに違いない!?
天下一品の麺は、ドロドロの粘度高いスープにストレートな細麺が使っている。今日は、もしも天下一品が太麺だったらづなるか!?を考えてみた。
天下一品の高粘度なスープは、一般的な醤油ラーメンに対して2桁程度は粘度が高く、おそらく10の3乗センチポワズくらいだと思う。ということは、箸で持ち上げられた麺に絡んだ天下一品のスープは、さらさら低粘度な醤油ラーメンと比べて2桁程度も強く重力に逆らう抵抗力を受ける…ということになる。
麺に絡んだスープが、重力に対抗するより強い力を受けるということは、つまり、重力に逆らいつつ高い場所まで持ち上げられてしまうということである。そして、もしも、麺からスープが落ちることがあれば、高い場所から落ちたスープ滴が大きな運動エネルギーをスープ液面に叩きつけるということであり、悲惨な飛散を生じさせること間違いない。この「高いところから汁が滴ることによる飛散」は、粘度が高い麺類が持つ宿命である。高粘度スープを誇る天下一品は、そんな運命を持つ。
ところで、麺類から落ちる汁というものは、たいてい麺の先端から滴ると相場が決まっている。その理由は単純で、「表面積を最小にしたがる」スープの表面張力により、曲率が大きな箇所からしかスープは滴り落ちないからだ。そして「表面積を最小にしたがる」ということから、(体積と表面積で連立方程式を組めばわかるように)円筒形状に沿って吐出される液体は、円筒形状の半径をRとすると半径3/2 Rの球状になって滴り落ちることになる。つまり、麺に沿って(麺の端部から)滴り落ちるスープは、麺の太さに比例する大きさで下に落下していく…ということになる。つまり、粘度が高く・麺の径が太い食物は、「高い場所から・大きな液滴を落とすので、悲劇的な飛散を引き起こす」ということである。
天下一品の場合は、スープの粘度は高いがその麺は細い。それはつまり(麺形状の効果はとりあえず無視すれば)天下一品ラーメンは、高いところからスープ液滴が落ちやすいけれど(麺の太さにしたがって)液滴径が小さいがゆえに、まだスープ飛散はマシなはず…ということになる。
というわけで、天下一品がもしも太麺だったら、汁の粘度的にスープ液滴が飛散することよる汚れを気にしがちな女性には、人気が低いラーメン店になっていたに違いない。とはいえ、天下一品ラーメンの麺が細いからといって、女性人気が低くないかどうかは…よくわからないのだけれど…。