2010-07-01[n年前へ]
■Excel2003が「カラーパレット」色処理を使っていたことに驚いた。
「Excel 2010になっても、エクセルは未だグラフを今ひとつ綺麗に色を仕上げることができない」とつねづね思っていました。そこで、綺麗な配色のグラフをエクセルで使うためのプログラムを書き始めて、とても驚いたことがあります。Excel 2010,2007の動き(また、それらのグラフを旧バージョンで開いたときの動き)をまだ理解することができていないのですが、少なくともExcel 2003までのExcelでは色処理に「カラーパレット」を使っていたのです。それも、他の箇所で異常な色が発生してしまう、といった問題が起きない範囲で使おうとすると、たかだか32色程度の色しか使うことができなく、さらに、もっと安全に使おうと思うなら、たった8色しか使うことができない、という驚くべき仕様です。
もちろん、自由にRGBで色指定をするコードを書くことができるようには見えるのです。しかし、結局のところ、動作させた結果として表示されるのは、カラーパレットから近似色が選ばれるだけなのです。もしも、そういう動作を好まないのであれば、カラーパレット中の色をRGBで指定した後に、作成した色のインデックスを指定してやらなければならないのですが、さまざまな用途に使われる色がトータルで56色しかない、というなかなかにキツい制限の中で作業を行わなければならないのでした。
とはいえ、そんな苦労を(しかもC++で)したおかげで、(できる範囲内で)自由な配色のグラフを(たとえば、上に示したチャートのように)エクセルでプログラマブルに作ることができるようになりました。そして、エクセルで作られた、カラー表示ソフトウェアを、その色表示の意味については”眉につばつけて”眺めることができるようになりました。何事も、自分でやってみてわかること、というのが多いように思います。
2010-07-02[n年前へ]
■エクセル2003(以前のバージョンも?)のグラフを綺麗にするアプリを作りました。
(既存のアドインやカスタマイズ方法の自由度や品質に満足できなかったので)Windows版 Excel 2003(以前のバージョンも?)のグラフを綺麗にするアプリを作ってみました。VBAを使えばもっと簡単に書けるのだろうなぁ、と思いつつC++で組んでしまいました。動作の仕組みは、エクセルのブックが保持しているカラーパレットの空き領域に対して、チャートで使う色を(それぞれのインデックスに対して)割り当てて、チャートの各領域の色にインデックスカラーを指定する、という具合です。そのような動作なので、近似色が使われることによる不自然さなどが生じることはありません。とても滑らかな綺麗なチャートを、Excelで一瞬で作り上げることができます。
作ってみたアルファ版を、ここ(ExcelColorChanger2003.zip)に置いておきます。(Excel 2007,2010では動かないと思いますが、)もしも、Excel 2000などで動くことを確認した方がいらっしゃいましたら、教えて頂ければ幸いです。ソースコードなどは、いずれ公開する予定です。
このアプリケーションを使うと、開かれているエクセルの中のチャート(複数のチャートがあれば、一番最初に作成したもの)を、等高面グラフや濃度グラフを、スペクトルカラー風にしてみたり、炎風の色表現にしてみたり、青→赤の色表現にしてみたり、と色々なことができます。…あるいは、Bitmapファイルを適当に作ってやれば、左端がグラフ中の下端の色として扱われ、一番右端の色が上端の色として使われたグラフに変えることができます。つまり、自由自在にチャートの色を簡単にカスタマイズすることができます。しかも、縦軸の最大・最小・分割幅なども設定することができるようになっています。
そのサンプル画面が下になります。上段の3つが、このアプリケーションが標準で備えているグラデーションパターンで、左下がExcelの標準そのままで作ったものになります。ちなみに、右下が、今回作ったアプリケーションです。
ちなみに、今回作成したアプリケーションでは、チャートの縦軸分割数が24個以上あるものに関しては、24個までしか処理を行わないようになっています。Excel2003, 2007向けバージョンについては、今夜にでも、また別途作ってみようと考えています。
綺麗な(チャート向け)グラデーション用画像を作成した方がいらっしゃれば、送付して頂ければ幸いです。また、何か追加機能などありましたら、教えて頂ければうれしく思います。
2010-07-03[n年前へ]
■エクセル 2010のグラフを綺麗にするRubyスクリプトを作る
先日、エクセル2003のグラフを綺麗にするアプリを作りました。しかし、Excel 2010に対して動かしてみると、どうしてもエラーが出てしまうのです。そこで、今日は、Borland C++ Builder 6.0でコードを書くのは止めて、とりあえず、Rubyでエクセル2010のグラフを綺麗にするスクリプトのスケルトンを書いてみました。その実行結果例が下に張り付けたものになります。透明度も調整できますし、近似色が使われることもなく、なかなか良い感じです。
あとは、このスクリプトに機能追加&EXE化を行った上で、色指定などを行うインターフェースから適当にその実行ファイルを読んでやれば良さそうです。そういった辺りは、また後程してみようと思います。
ちなみに、Rubyスクリプトの主要部(を簡単に示したもの)はこのような具合になります。オブジェクトの親子関係が入り混じっている箇所に、少し惑いました(LegendKey経由になっているのも、そんな戸惑いの影響になります)。
excel=WIN32OLE::connect("Excel.Application") chart=excel.ActiveChart legend=chart.Legend count=legend.LegendEntries.Count count.times do |i| entry=legend.LegendEntries(i+1) fill=entry.LegendKey.Format.Fill fill.ForeColor.RGB=255*i/(count-1)+ 0*256+ 255*(count-1-i)/(count-1)* 256*256 fill.Transparency=TRANSPARENCY fill.Solid end
2010-07-04[n年前へ]
■Excel 2010のチャートを綺麗な色で仕上げるアプリ作りました。
というわけで、Excel 2010のチャートを綺麗な色で仕上げるアプリソフトを作ってみました。VBAを使えば簡単な作業でしょうがC++とRubyを使って作ってみました。まずは、GUIラッパーが必要ファイルを作成した上で(RubyスクリプトをEXE化した)コマンドラインアプリケーションを呼び出し、そのコマンドラインアプリケーションがExcel 2010のチャートを操作する、という具合の動き方になっています。作ったアプリケーション ExcelColorChnager2010.exe (および必要ファイル)は、ここにExcelColorChanger2010.zipとして置いておきます。
適当に書いことに加え、Excel 2010 for Windos以外、たとえば、excel 2007で動くのか?といったことは調べていない状態ですが、とりあえず一回手から放してみることにします。
ちなみに、(内部的に使われる)コマンドラインアプリケーションのexcel2010.exeは、
excel2010.exe 0 200 10 0.5などとコマンドラインから実行するなり・呼ぶなりすることで、縦軸最小値・縦軸最大値・縦軸刻み幅・グラフ面の透明度、というようにExcelのアクティブなチャートを設定することができます。
2010-07-05[n年前へ]
■続 「小さな風船」と「大きな風船」の圧力はどちらが高い!?
「小さな風船」と「大きな風船」の圧力はどちらが高い!?の続きです。「空気で膨らんだ大きな風船」と「ほんの少し空気で膨らんだ風船」同士を繋いいだら、一体、その後どういうことが起きるか、そして、その現象はどういう過程で起きているのだろうか、という問題が周囲数メートルの狭い世界でブームになっているわけです。時には理論武装し、時には実験検証でその結果に驚く…という超局所的ブームが来ています。
今日は、金魚を飼っている水槽から部品を調達し、「風船が膨らんだ時の風船内部の圧力を量ってみた」という実験レポートが送られてきました。右図のように風船と水の入ったホースを繋ぎ、どれだけホース内部の水を持ち上げることができるということから、風船内部の圧力を調べてみたというレポートです。何だか、金魚が可哀そうな気もしますが、その「科学のために金魚からホースを借りて行われた実験」の結果が、下のグラフになります。このグラフは、(黄色い手書きの矢印のように)風船を徐々に膨らまし、そして、空気をまた徐々に抜いていく際の内圧の測定結果を示しています。
この結果を眺めると、(少なくともある程度の直径の範囲では)風船を膨らますにしたがって風船の内圧は下がるが、途中から若干の増加がみられ、また、そこから風船をしぼませていくにしたがって内圧は一時的に下がるが、風船径の減少にしたがって、内圧は増加するという結果がわかります。風船のゴムが弾性限界を超え、降伏点を超えているような挙動が見えてきます。
ふとした話題をきっかけに、フットワーク軽く色々なことを「”魔法の”引き出し」から自分自身の手で取り出せる人たち・自分の手で取り出そうとする人たちを見ると、何だかとてもうらやましくなります。
2010-07-06[n年前へ]
■本屋へ飛び込み、「小学一年生 8月号」を買ってみよう!?
”3D"とか「立体」といった言葉に惹かれるけれど、高くてよくわからないものを買うのもちょっとめんどうで…と思う人は、本屋へ走り、小学館「小学一年生 8月号」を買うといいかもしれません。なにしろ、平行視用のレンズメガネセットや、赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像閲覧用”折りたたみ定規”といった面白付録がついて、税込み700円ポッキリ、だからです。
ここしばらく、古く枯れているけれども良い技術「赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像」を使って遊んできました。けれど、「赤・シアンメガネ」を持ち合わせていない人も多いと思います。いえ、そんなものを持っていたり・持ち歩いていたりする人の方が少ないはずです。けれど、(色域が広いとは言えないものの)フルカラーで立体画像を簡単に眺めることができる「赤青(シアン)メガネ」は一個持っていても決して損はしないように思います。
しかし、小学一年生 2010年 08月号 [雑誌] を買って、この面白付録『赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像閲覧用”折りたたみ定規”』を手に入れれば、何時でも何処でもアナグリフ立体飛び出し体験ができる!というわけです。…もちろん、この定規式赤青メガネは、おそらく透明度も決して高くはないでしょうし、(そのままの姿で持ち歩いたなら)キズもつきがちで、使い勝手には困ることもあるかもしれません。
しかし、何といっても「てっとり早く・楽しい」というのは、とても魅力的です。本屋へ走り、「小学一年生 8月号」を買いたくなる人も多いのではないでしょうか!?
2010-07-07[n年前へ]
■「赤青(シアン)メガネ」用お勧めYouTube立体動画をいくつか紹介してみると…!?
本屋に走り、定規型「赤青(シアン)メガネ」を手に入れたなら、まずはYoutubeで立体動画の数々を眺めてみると面白いと思います。たとえば、下に張り付けたようなゲーム動画や、東京を立体的に眺めた動画や、画面から手がニョキッと飛び出してくる画像を眺めると、かなり楽しめると思います。画面をフルスクリーンモードにして、暗い部屋で眺めると、特に最後の動画などは思わずギョッとするほどに立体感を感じることができるかもしれません。
2010-07-08[n年前へ]
■GIANT ESCAPE R3のハンドルをパイプカットする
街乗り自転車 GIANT ESCAPE R3 のハンドルの横幅が長かったので、100円ショップでパイプカッターを探して・買って、両端を2cmづつ、計4cmほど短くしました。作業の総時間は15分ほどでしたが、ちょうど肩幅と同じくらいの長さになり、これまでよりも、力を抜いた状態で自転車に乗ることができるようになりました。
パイプカッターは税込420円ナリです。500円玉を手渡して買ったパイプカッターですが、次にまた使う機会が訪れるのかはわかりません。
こういった工具はいつも使うわけではないので、「工具図書館・工具一時使用場所」みたいなところがあって、そこに行けばいつでも色々な工具を使うことができる、という場所があっても良いのになぁ、そうすれば、税込420円よりさらに安く税込100円くらいで済むかもしれないのに…そうすれば同じコイン一枚でも大違いなのに…といった実に貧乏性な考えをしてしまいました。
ホームセンターなどで買い物をすると、自由に工具を使うことができたりします。そんな感じで、マンガ喫茶のごtろく、一度会員になれば、ドリンク飲み放題で、自由に工具を使って作業できる「スペース」があったら良いなぁと、初夏の夜にふと想像したのでした。
一日ひとつ、何かを作る…というわけで、今日は自分の肩幅に会うハンドルを作りました。
2010-07-09[n年前へ]
■続々 「小さな風船」と「大きな風船」の圧力はどちらが高い!?
続 「小さな風船」と「大きな風船」の圧力はどちらが高い!?を書く少し前に、100円ショップに行ってこんなものを買ってきました。気圧を簡単に測定することができる「ダイヤル式タイヤゲーシ」です。測定限度圧350kPaという高圧まで測ることができるにも関わらず、税込105円(消費税5%の現在)という実にリーズナブルな商品です。
しかし、この100円タイヤゲーシで膨らませた風船内部の気圧を計ろうとしたのですが、気圧計の針はピクリトとも動かなかったのです。最小刻みが10kPa刻みのタイヤゲージがなぜ動かないのだろうなぁ?などと呑気に感じていた最中に、続 「小さな風船」と「大きな風船」の圧力はどちらが高い!?の実験結果を眺めて、ようやく納得しました。風船内部の圧力はせいぜい1~3kPaほどで、「最小刻みが10kPa刻みのタイヤゲージ」では測定しようがなかったのだなぁ、と思い至ったのです。
確かに車のタイヤ内部の気圧が、息で膨らますことができるしかもゴム風船と同じような気圧のわけがないよなぁとようやく思い至り、その時、ふと笑ってしまったのでした。
それにしても、普段の生活をする中で見ること、生活する中で行く100円ショップ、そんな中には色々な科学と学習が含まれていることに、何だか感嘆する毎日です。
2010-07-10[n年前へ]
■地表の重力下では「色付きシャボン玉はできない」は本当か!?
地表では色付きシャボン玉ができない、という話がありました。重力があるために、色成分をシャボン玉中になかなか均等に分散させることができないというわけです。そのため、「無重力の宇宙船の中でシャボン玉を吹いてみたら、綺麗な色付きシャボン玉ができた」という実験とか、重力が働く地表でも綺麗に色づくシャボン玉が開発された、というニュースがあったりしたように記憶しています。
しかし、重力が働くとはいえ、そんなにも短い時間の中で、色成分がシャボン玉液中で下に沈んでしまうものでしょうか?せめて、シャボン玉を吹いき、それらがに舞うまでの短い時間くらい、色が混じったままでいてれはしないもだろうか?と感じ、色付きシャボン玉の実験をしてみることにしました。
というわけで、まずは、100円ショップへ行き、シャボン玉セットを買い、水彩絵の具セットを買い、人のいない原っぱに行きました。そして、空の色に似あう深青色の絵の具をシャボン液に溶いて、何回も何回も空を眺めながらシャボン玉を吹き続けてみました。
そして、その実験の結果わかったことは、「あっという間に、色が濃い部分はシャボン玉の下に動いてしまう」ということでした。しかも、シャボン玉を吹く時にはストローを下に向けて吹くものですから、最初のひとつめのシャボン玉の下部に色成分が集まって、そして、(多くの場合)その色成分が下に落ちて終わってしまうのです。だから、色付きシャボン玉を吹こうとすると、その下には小さな「青い絵の具の池」ができてしまうのです。
色の成分があっという間に下に集まるのか、それとも、色成分は普通にシャボン液に分散しているけれど、シャボン液自体があっという間に下の方に集まってしまっているのかはわかりません。可能性としては、後者の方が高いようにも思います。つまり、ある程度の厚みがないとシャボン液は色が付いては見えないけれども、シャボン液に厚みを持たせる力力がないにも関わらず、重力が働く環境下ではシャボン液が厚いのはシャボン玉下部だけになってしまうのがおおもとの原因に思えますが、少なくとも、「地表では色付きシャボン玉ができない」という話は、確かに本当でした。今度は、膜厚が厚いシャボン玉を作り、色を付けることができるか実験してみようと思っています。
そんなことを考えながら、色付きのシャボン液にストローをつけ、空を眺めながらシャボン玉を吹いいると、何だかいつもより青くカラフルなシャボン玉の集団を見ることができるように思えたのです。
2010-07-11[n年前へ]
■続 地表の重力下では「色付きシャボン玉はできない」は本当か!?
地表の重力下では「色付きシャボン玉はできない」は本当か!?の時に、重力が環境下では「膜厚の厚いシャボン玉」を作ることができないために、十分に色がついたシャボン玉を作ることができないのだろうか?と考えました。重力があると、(粘性が低い場合には)シャボン液がすぐ下に移動してしまい、シャボン玉の膜厚がすぐにとても薄くなってしまうのだろう、ということでした。
シャボン玉の謎を考えるために、まずはシャボン玉の膜厚がどのくらいであるかを調べてみました。すると小学校6年生が研究した!?「シャボン玉の厚さを解く!」という素晴らしい研究報告が見つかりました。一定量のシャボン液で、繰り返し繰り返しシャボン玉を作り、その500回近く作り続けたシャボン玉の直径(表面積)を計り、それらからシャボン玉の厚みを調べた・・・という本当に素晴らしい研究成果です。
その結果は、シャボン玉の膜厚はおよそ1ミクロン(μm)というものでした。つまり、1mmの千分の一、光の波長より少し長い程度だった…というわけです。
透明の薄膜の色から厚みを求めるための考察資料などを眺めてみても、シャボン玉の色合いからは、そのシャボン膜の厚みは1ミクロン程度であるように思えます。
重力のせいであっという間に薄くなり、厚い部分でもせいぜい1ミクロン、しかも、その後さらに薄くなるシャボン玉…確かに、地表で作るシャボン玉にしっかりと色をつけるためには何らかの工夫が必要なようです。シャボン液の粘性を高めて、シャボン玉の膜厚が薄くなりにくくするか、それとも特別な何かをシャボン液の中に入れてみるか…。もうすぐ夏休み、「色付きシャボン玉を作りたい!?」という夏休みの研究課題なんていかがでしょうか?…部屋はとても汚れるかもしれませんけれど、ね。
2010-07-12[n年前へ]
■エクセルで楽しく・わかりやすくシミュレーションをしよう!?
基本的には表計算ソフトなら何でも良いのだが、エクセルを使って静電計算を行ったり、非定常3次元伝熱計算をしたりすることができるようになる、という実習講習会を今週する。毎年、夏が始まるこの季節に、そんなシミュレーション実習講習会の手伝いをしている。
だから、夏が始まる前にはいつもエクセルのテクニックを調べたり・関連ツールを作ったりする。…そして、いつもエクセルを少し嫌いになったり・あるいは面白く感じたりする。
「Excel」上で動作する手軽な歴史シミュレーションゲーム「極小三國志」 というものを知った。
「極小三國志 for Excel VBA」(以下、「極小三國志」)は、中国の後漢末を舞台にした簡易的な歴史シミュレーションゲーム。「Microsoft Excel」(以下、「Excel」)2003/2007に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7上の「Excel 2010」で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。こちらの方は、VBAで実装されていたり「歴史シミュレーション」だったりする違いはあるが、エクセル上で行う「シミュレーション」であることには同じである。
「極小三國志」は、魏・呉・蜀の三国が覇を争った“三国志”の時代を舞台にした歴史シミュレーションゲームで、「Excel」上で遊べる VBAマクロとして実装されているのが特長。
エクセルを使い、楽しく・わかりやすくシミュレーションをして遊んでいる人・働いている人も多いことだろう。「私はこんな風にエクセルを面白く使っている」という話を聞きたい今日この頃だ。
2010-07-13[n年前へ]
■”シャボン玉”自動大量生産マシーンで、街や空を綺麗な反射で埋め尽くせ
超小型のシャボン玉自動大量生産マシーンが欲しい気持ちをなかなか抑えられないでいます。「シャボン玉メーカー 」のような、シャボン液に回転する吹き口をつけ、そこに空気をあてるという機械を、「簡単に持ち運ぶことができる大きさ・使い勝手」にしたようなものが欲しいのです。ちょうど、水鉄砲のような形をしていて、その先からシャボン玉が次々と発射される機関銃のようなものが欲しくてたまりません。
それを数十個用意して、ある夏の午後遅く、都会のそれほど高くないビルの屋上からシャボン玉を思い切り世界にバラまいてみたいのです。そして、そんな景色を一度眺めてみたいのです。なかなか割れないシャボン液を使い、美しい干渉色を見せる透明な球が、目の前の景色一杯に溢れる世界を見てみたい、と思うのです。
今日は、そんな「”シャボン玉”自動大量生産マシーン」の動画を(下に張り付けたように)眺めてみることにします。こんな動画を眺めていると、シャボン玉の膜に世界が多重反射する景色を眺めてみたい、とは感じませんか?
2010-07-14[n年前へ]
■フルカラー・アナグリフでエクセルのチャート(グラフ)を自然に立体視させるためのコツ
暑さをジワジワと感じ始める今頃、いつもエクセル・シミュレーション実習講習会の手伝いをしています。そういうこともあって、この時期、たとえば7月14日に書いた過去記事を眺めてみると、そんな実習講習会の風景や、エクセルの動作・機能・実装を確認しておくために、調査や小ネタ作成などをしていたことを、改めて気づかされます。
実習講習会は、今回で7年目になります。京都でも一回やりますから、回数でいえば8回やったということで、色々なバージョンのエクセルをそれぞれ独自の使い方をする方々を眺めてきました。当然、日本語ネイティブの人ばかりではありませんから、英語版はもちろん韓国語版やその他の国版のエクセルを使い、それぞれの国の言葉のダイアログ(表現)を眺め、既視感はありつつも実に新鮮な感覚に襲われたりします。
今年は、昼休みの休憩時間に、自分の実験も兼ねて「エクセルのチャート(グラフ)を赤青(赤シアン)メガネのアナグリフを使うことで、エクセルのチャートを立体的にグリグリ眺めてみよう」という余興(予備実験)をしてみました。参加者やスタッフに赤青(赤シアン)メガネを配り、スクリーンに投影されたエクセルのグラフを立体的に眺めてみたりしたのです。
やってみてまず気づいたことは、赤シアンメガネだから「(ある程度の)フルカラー」を出すことができるとはいえ、純色の赤色や青色や緑色がチャート(グラフ)の色づけに含まれていると両眼視野闘争が生じてしまうので、チャートの色づけも赤シアンメガネ用の配色にしておくべきだということでした。
だから、いわゆる「スペクトルカラー風の配色」や「青色から赤色に段階的に色が変わる配色」のチャートはアナグリフ立体表示には使えない、と実感させられました。つまり、フルカラーのアナグリフ用の配色にしたチャートにする必要がある、というわけです。
今回のような試行錯誤を繰り返して行けば、「フルカラー・アナグリフでエクセルのチャート(グラフ)を、自然に立体視させるためのコツ」を会得することができそうです。来年の今頃には、エクセルで立体動画を眺めることができる、ことを「当たり前田のクラッカー(古い)」にしよう、と考えています。
2010-07-15[n年前へ]
■グロス・レッドに輝くThinkPad Edge 13”を使い始めました
lenovoのThinkPad Edge 13“ をモニター試用しています。
ThinkPad Edge 13“というのは、下の写真のような、天板が少し朱色が買った赤色で光沢がある、そんな薄型ノートPCです。
まず最初に印象的なのが、天板の右下と気ボードの右下にシルバーで刻印されたThinkPadというロゴの部分のiの文字、iの文字の上の丸点(●)部分が、赤いLEDで輝いている、ということでした。
さらに、キーボード中央の赤いトラックポイントと、キーボード下のポインタ用ボタンを彩る赤線を眺めて、「ThinkPadのキーボード周りは、やはりこの配色が一番いい」などと、納得したのです。
人が何か作業をするとき、その作業の結果生み出されるものは、意外なほどにその道具の特性に依存したものになる、ということも多いように思います。たとえば、この光を反射する赤天板を開き、キーボードに手を置いて、その右手の隅では"i"の文字の上部が赤く光っていたりするのを見ながら作業をする…と、何だか気分が変わるような気がします。IBM社の入口上に掲げられていたという、"Think"という文字をなぜか頭に浮かべて少し考え込んでみたり、赤く輝くなら、それはやはり「アイ」なのだろうか?などと切なく感じたりします。
ケータイも、腕時計(右の写真は、今回のグロッシー・レッドのThinkPad Edge 13”とは違う、ThinkPadのキーボード上で撮影したものです)も、靴だって自転車だって手帳も…身の回りのものほとんどを赤色デザインで選んでいる…という赤色大好き人間なので、このグロッシーレッド版のThinkPad Edge 13は、「人を楽しくさせる道具」のように感じます。
というわけで、グロッシーレッドThinkPad Edge 13“を無線でネットに繋ぎ、iの文字上部が赤く輝くのを見ながら、気の向くままに指を動かしてキーボードを打ち、今日は記事を書いてみました。
2010-07-16[n年前へ]
■近づこうとしないとわからない「大きさ」や「距離」がある
自転車でツーリングをしている途中、遠くに見える林の上に仏像の頭が見えたような気がしました。そこで、その方向に、自転車を走らせてみたのです。しばらくすると、時折、景色の向こうに仏像の姿が見えるようになり、次第にそれが立っている大仏であることがわかってきました。
ただ、結構自転車のペダルを漕ぎ続けているような気がするのに、集落を超え、林を超え、10km以上走り続けても、なかなかその大仏は近づいてこないのです。
ただ、大仏の大きさだけは、着実に大きくなっていきます。近くの建物の上に姿を見せたと思えば、送電線を空に高く吊るす鉄塔の上にさらにそびえるようになり、そして、ついには、大仏の手がはるか下の鉄塔に手かざしをしているかのように見えてくるのです。
ようやく、大仏の近くにたどり着いたときには、他の何とも比べようがなく、青空に浮かぶ月の横に並び立っているようにしか見えない状態になっていました。
「近づかないと大きさがわからない」ということもある、と実感しました。そして、大きなものに近づこうとするときには、その大きなものまでの距離は、当然のごとく、長く遠い道のりであるということを、大仏を見上げながら考えました。
たとえば、富士山を麓の街から眺めるとき、すぐそこにあるように思われても、実際には富士山頂までの距離は50kmを遥かに超えていたりすることがあるように、大きなものまでの距離は、何だか近く感じてしまう錯覚があるのかもしれない、などと熱中症気味の頭で想像してみたのでした。
よく、この人は凄いなぁ、と思うことがあります。そして、そういった人たちに近づこうと、努力してみることもあります。けれど、ほとんど多くの場合、そういった人たちと同じようなことができるようになろう・近づこうとする努力の途中で挫折してしまいます。挫折する理由のひとつは、その人たちまでの距離があまりも遠い、と感じてしまうことがあります。けれど、その挫折するまでペダルを漕いでみたことで、その人たちの大きさをもっとたくさん実感できる、という喜びもあります。
近づこうとしてみないと、そして、少しは近づいてみないとわからない「大きさ」や「距離」がある。大仏の足の指よりずっと下で、私が考えていたのはそんな情けない、悟りともいえない理解だったのです。
大きな地図で見る
2010-07-17[n年前へ]
■「距離」と「遠近感」が生み出す、楽しき「大きさの誤謬」
近づこうとしないとわからない「大きさ」や「距離」があります。巨大な大仏の足元で、そんなことを思いました。そんなことを考えているうちに、いつの間にかうたた寝してしまいました。起きると、すでに空は夕焼けで赤く染まっていて、大仏はその夕暮れの中でそびえていたのです。
その大仏を見ながら、「距離」が離れているから「大きさ」がわからないからこそ面白いこともあるかもしれない…と寝ぼけ頭で思いました。そういうわけで、こんな写真を撮ってみました。「とても小さな大仏さまの掌に、指先で触れてみた」という写真です。薄暮の空の中に佇(たたず)む”小さな”大仏さまに、人差し指で触れてみたのです。
遠近感の錯覚をケータイの画面中に眺めながら、「距離」が離れていて「大きさ」がわからないからこそ面白いこともあるかもしれない、なんてことを昼寝後の頭の中で考えました。大仏の大きな掌の下で、そんな錯覚があるからこそ近づこうとする努力ができるのではないかと、そんな妄想をしたのです。
2010-07-21[n年前へ]
■iPhone プラグラミングならぬドラミング
少し前、iPhoneプログラミングを始めたいと考えて、iPhone 3Gを知人から譲り受けました。iPadやら、iPhone 4を使う人も増えている今日この頃ですが、時代遅れのiPhone 3Gをとても楽しく使っています。
といっても、使っている時間のほとんどは、Free Drum Pad IIに費やされています。iPhoneに入れた音楽を聴きながら、iPhoneの画面上のハイハットを叩き・バスドラムを叩き・スネアを叩き・時折シンバルにスティックならぬ指を伸ばす・・・という快感にひたっています。
本当ならば、iPhone SDKを学びながらキーボードを叩くはずが、目をつぶってパッドをサルのように叩いています。iPhone プラグラミングをするはずが、iPhone ドラミングにはまっているのです。「プログ」と「ド」というたった3文字だけの違いですが、何というかそれは、実に似て非なるものです。。
音を出して奏でる、というのは、とても気持ちが良いものだ、と感じます。というわけで、「スキマスイッチの全力少年 」を聴きながらiPhone ドラミングに戻ることに、じゃなかった…iPhoneプログラミングに戻ることにしましょうか・・・。
2010-07-22[n年前へ]
■「光沢液晶」と「「ノングレア液晶」と「絹目仕上げやツヤ消し写真」」
スラッシュドットで「光沢液晶、好きで使ってる人っているの?」という記事を読んだ。この記事を読んで、10年近く前に机上の空論的実験コーナー「できるかな?」用に準備したデータと記事ドラフトを思い出した。それは、「白黒写真はなぜツヤ消しが好まれて、カラー写真はなぜ光沢仕上げが好まれるのか?~そして懐かしき絹目仕上げはどこへ行った?~」というような仮題で作り始めたシミュレーション・データ&記事だった。
ネタ用に作成したデータは、白黒写真とカラー写真の表面を、「絹目仕上げ」や「光沢仕上げ」、そして、「ツヤ消し仕上げ」にしたときに、方向によってどのように見えるか、ということを実感できるようにしたファイル群である。
今では「絹目仕上げ」なんていう言葉を知らない人が多いかもしれないが、それは表面に適当な凹凸がつけられた写真である。そして、「ツヤ消し写真」は写真版の「ノングレア液晶」みたいなようなものだ。そんな、写真版の「ノングレア液晶」や「ノングレア液晶」に白黒写真やカラー写真を写しだしてみる(現在で例えるならそんなような内容の)VR体験を通じて、画像を眺める私たちが、何を重要視するのだろうか?ということを「眺める対象に映し出されているもの・種類」ごとに考えてみよう・その感じ方と理論を共有してみよう!?、という内容を書こうとしてみたものだった。
そのとき解こうとしたナゾを端的に書けば、なぜ絹目写真が一時もてはやされたけれども消えるに至ったのだろうか。なぜ、結局のところ、カラー写真は光沢仕上げだけが生き残ったのか。けれども、なぜ、白黒写真はツヤ消しが好まれているのだろうか(あぁ、懐かしきバライタ紙だ)、ということだった。
結局、ネタのオチというか、最後のまとめの言葉が思い浮かばなかったことと、その内容をビジネスに転用できそうだと考え、ビジネスにしてしまったこともあり、雑文記事にする機械のないままに眠らせてしまった。
10年近く前のデータだけれども、ただ埋めてしまうのもったいない。また、そろそろ書いても良い頃だろう。というわけで、近日中にその古い古いデータ群を引っ張り出して、日記ページ上で雑文でも書いてみようと思う。
2010-07-24[n年前へ]
■「UVインデックス」って何だろう!?
夏の日差しが強く感じられる毎日が続いています。太陽の光が肌の中に入り込んでいくことを、日焼けしていく肌の痛みとともに、感じさせられるような毎日です。
日焼けのもとにもなる紫外線の人体への影響の指標にされるのが、UVインデックスです。たとえば、今日の日本各地のUVインデックスは右図のような具合だったようです。緯度が低く赤道に近い地方は、太陽の日差しが強くUVインデックスは高い値を示していたりしますし、あるいは、標高が高く空気が綺麗な地方も比較的高い値になっていたりします。
ところで、「さて、UVインデックスとはどのようなものなのだろう?」とふと疑問に思いました。そこで、簡単にまとまっているこのスライド(PDF)を眺めてみると、これが面白いのです。
UVインデックスとは、「(さまざまな波長の)紫外線の各強度」と「それぞれの波長の紫外線が人に与える影響」を畳み込み(掛け合わせ)、そしてその結果を積分したものを定数で割ったもので、しかも、その「それぞれの波長の紫外線が人に与える影響」というものは、国際照明委員会(CIE)が定義したCIE作用スペクトルである、というのです(具体的な算出はこの辺りを参照のこと)。
そういえば、色の計算をする際にも、まったく同じような計算をしたり・その結果の指標を使います。そして、そのような場合にも、光の波長に対する人間の視感度などは、国際照明委員会(CIE)が決めたものを使うのです。しかも、同じ指標値でも、人がそれぞれ異なる個性を持つ以上、日の焼け方や光の見え方といった、それらの感じ方が異なるということも同じです。色んな光を人がさまざまな部位で色々な感じかたをする。その具合が、国際照明委員会(CIE)という同じ場で決められている、ということが何だかとても面白く感じられる晴れた週末の日暮れ前、でした。
1 * UVインデックスは、ISO/CIE(国際照明委員会)の紅斑紫外線量から求めた指標です。紫外線に対する 皮膚の反応は、メラニン色素の量やスキンタイプなどにより一人一人異なります。ここに示したガイドラインは あくまでも大まかな目安であることに留意してください。 環境省 紫外線保健指導マニュアル(平成16年4月)
2010-07-25[n年前へ]
■「UVインデックスワールドマップ」から「UVインデックス地球儀」を作ってみよう!?
世界中のUVインデックス状況、つまり、世界各地で「周りから降り注ぐ紫外線が人体へ及ぼす影響」を知りたくて、下のようなUV index World Mapを眺めました。赤道辺りが強かったり、また、南アメリカの南端、喜望峰近くがとても高い値だったりするのが、何だか興味深く思われます。
そして、日本の日差し・紫外線もまだまだ世界の中では、まだまだ弱い方だ…などと感じたりもします。
さて、上のような「世界地図」を眺めていると、もちろん、「地球儀」を作りたくなります。そこにUV世界地図があるならば、ここにUV地球儀を作りたくなるのは人の常、好奇心が生み出す自然の摂理、というわけです。
そういう時には、もちろん「小さな掌に未来の地球儀をのせて ~この手で地球を作ってやろう~」で作った、メルカトル図法の世界地図(画像)から、その世界地図(画像)がテクスチャマッピングされた正二十面体の展開図を作るソフトウェア"Icosahedron.exe"を使えば良いわけです。
というわけで、UVインデックスの世界地図から作り上げた「UVインデックス地球儀用"正二十面体の展開図"」の一例が下図になります。
ぜひ、「UVインデックス地球儀用"正二十面体の展開図"」を作って印刷し、あなたの掌の上に「その日のUVインデックス分布を描いた地球儀」を乗せ、その地球儀を水晶玉のように覗き眺めてみてください。そうすれば、肌を痛めないように炎天下のサバイバルを生き抜くことができるかもしれません。
2010-07-26[n年前へ]
■「碧空(あおぞら)」に降り注ぐ「紫外線」
紫外線に興味を持ち、気象庁の「紫外線に関する基礎知識」を読んでみました。興味深いことがたくさんあったのですが、その一つが「一般的には、UVインデックスは標高が1000m高くなると約10%増加するとされています。」というトリビアです。
UVインデックスは、通常、北から南に行くほど大きくなりますが、標高の高い地域では同緯度の低地に比べUVインデックスの値が高くなっていることがわかります。
山頂で大気が非常に澄んでいる場合などには、先に示した割合以上に紫外線は強くなることがあります。 例えば、ドイツでは1000m当たり50%以上も増加したとの観測結果があります。 登山など標高の高い場所に出かける際には、山麓に比べて多くの紫外線を浴びるので、UVインデックスに応じた紫外線対策をとるようにしましょう。
「標高が1000m高くなると約10%増加する」といっても、一年の三分の一は山の上で過ごすというような、山岳部一筋の人でなければ、、標高が1000m、2000m、あるいは、3000mを超えるような場所で陽を浴びる時間はあまりない、という人がほとんどなのかもしれません。けれど、「標高1000mあたり約10%UVインデックス増加」という換算テーブルを、スキンケアのために、頭の中にインプットしておいても、良いかもしれません。
けれど、日焼けをしても、照らす太陽以外は何だか底が見えない碧(あお)色の、強い日差しを生み出す空に、包まれ眺めてみるのも、とても心地良いような気もします。
かつて、標高1000m以上の場所で過ごしていた頃を思い出します。その頃当たり前だと感じていた「吸い込まれるように感じるほどの蒼空」と「蛇口を開けると出てくるのは、限りなく冷たい水」を思い返しながら、そして、日焼けた顔の人たちを思い出しながら、「碧空(あおぞら)」に降り注ぐ「紫外線」も良いかもしれない、とふと思うのです。
2010-07-27[n年前へ]
■シャボン玉の”炭酸ソーダ風カクテル…はちょっと不気味!?
スーパーでドライアイスをもらったので、冷えた涼しい感じのことがしてみたくて、透明なグラスにドライアイスを入れてみました。そして、グラスの底にカラカラと転がっているドライアイスに、シャボン液をカクテルを作るみたいな気持ちで上から振り掛けてみたのです。「シャボン玉の炭酸ソーダ風カクテル」をグラス一杯作ってみたのです。
すると、グラスから白く不透明な泡がムクムクと出てきました。綺麗な立体幾何学図形を連想させ、また、当初の目的通り涼しげな感じでもあるのですが、…怪獣の幼虫のようにも見えてしまい、ちょっと不気味なさまに感じられます。そういうわけで、背中に少し汗をかき、冷えた涼しい感じを味わったのでした。
2010-07-28[n年前へ]
■ジッパーが上手く動かなくなった時には、どうすれば良いのでしょう!?
リュックを愛用していると、「ファスナー(いわゆるジッパー)が外れてしまう」ということがあります。「外れてしまう」というのは、ジッパーで紡いだはずの部分が離れてしまい、ジッパーが動かなくなってしまったり、ジッパーをきちんと両側を結びつけることができなくなってしまう、というような場合です(下の画像の上から2番目のような具合です)。
大きくて布が柔らかいリュックほど、そういうことが起こりやすいような気がします。そう、例えるなら、まさに”大きくて柔らかい”布団カバーのファスナーで、ジッパーが変な場所で離れてしまい、うまく(持って動かす)可動部が動かなくなってしまうことがあります。そんな時、つまり「ジッパーが上手く動かなくなった時」には、どうしたら良いのでしょうか?
「ジッパーで紡いだはずの部分が離れてしまったために、ジッパーの可動部が動かなくなってしまったり、ジッパーの両側を結びつけることができなくなってしまった」場合、よく「緊急オペ」をしてしまいます。ジッパーの可動部を動かせる方向の端を、小さなハサミやカッターで切り込みを入れ、そこまで可動部を動かした上で、可動部を取り出します。そして、可動部を逆向きにした上で、ジッパーの両側を繋ぐように(それまでとは逆向きに)挿入してしまう、という「外科手術」です。
さらに、ジッパーが逆向きだけれどもうまく動く・繋ぐことができるようになったら、切り込みを入れた部分を針と糸で補修する、という具合です。
しかし、このやり方はどうも乱暴に思えます。ジッパーやリュックにメスを入れずとも、おそらく、もっと上手い不具合が生じたジッパーを直すやり方があるはずに思えます。一体、ジッパーが上手く動かなくなった時には、どうすれば良いのでしょう!?
2010-07-29[n年前へ]
■楽しい「各種”化学実験器具”ストラップ」と「ラベンダーの匂い」
ケータイ用のストラップを眺めていると、化学実験器具携帯ストラップなんていうものを見かけた。学校の理科教室の棚の中に眺め・触れた、試験管・丸底フラスコ・乳ばち&乳棒・試薬瓶・アルコールランプ・プラ薬入れといったものが、ケータイ用のストラップになっていたり、アクセサリになっていたりする。化学が好きな人なら、自分のケータイに繋いでみたくなるかもしれない。
ケータイの下で揺れる化学実験器具を眺めていると、何だかラベンダーの匂いがしてきそうな気がする。そんな気がして、Amazonに筒井康隆「時をかける少女 」(NHK少年ドラマ タイムトラベラー )を読みに行き、「出版社からの内容紹介」に思わず頷(うなず)く。
君たちと同じ年頃、お父さんは理科室で出会った少女にドキドキし、お母さんも謎めいた同級生の男の子に胸ときめかせたんだ。そして、ラベンダーという言葉が忘れられないものになった。すべてはこの物語が原因でね。
放課後の誰もいない理科実験室でガラスの割れる音がした。壊れた試験管の液体からただようあまい香り。このにおいをわたしは知っている―そう感じたとき、芳山和子は不意に意識を失い床にたおれてしまった。そして目を覚ました和子の周囲では、時間と記憶をめぐる奇妙な事件が次々に起こり始めた。思春期の少女が体験した不思議な世界と、あまく切ない想い。わたしたちの胸をときめかせる永遠の物語もまた時をこえる。
2010-07-30[n年前へ]
■ThinkPad Edge 13”とThinkpad X61Tabletの画面比較
ThinkPad Edge 13”のモニタ試用期間がもうすぐ終わります。そこで、(ThinkPad Edge 13”と同じ赤色の)リュックにThinkPad Edge 13”を放り込み、丸一日使ってみることにしました。
バッテリー残量が4時間強の状態で出発しましたが、バッテリの持ちもとても良く、図書館での調べものや散歩途中の思いついたことをメモをする、という程度の使い方をしている限りでは、電池切れになることも・バッテリー残量が少ない状態になることもありませんでした。
ただ、複数ウィンドウを開いて作業をしていると、「画面の大きさ」が少し気になりました。それは、いつも使っているThinkpad X61Tabletの画面が、1400x1050ピクセル(SXGA+)であるのに対して、ThinkPad Edge 13”が1366×768だからというせいかもしれません。
そこで、ためしに、同じ2つのサイトを(それぞれ独立のウィンドウで)ブラウザーで開き・眺めてみました。それが、下の画像です。上の画像がThinkPad Edge 13”の画面をキャプチャしたもので、下の画像がThinkpad X61Tabletの画面例です。横幅はほとんど同じですが、縦長さが結構違います。この画面の縦長さ・広さの違いを気にするか・気にしないかは、人それぞれの「ノートPCを使って何をするか」や「本人の志向」によるかもしれませんね。
2010-07-31[n年前へ]
■「その存在が外から見えないような場所」
比較的手軽に行けるのに、人がそれほどいなくて、けれど、水は綺麗で、そして、周りがすべて自然に包まれている感じの海辺があります。それは、たとえば、手軽に行ける距離にあるのに、その存在が外からは見えないような場所です。
海岸沿いを走る道が、少し、海から離れ走るような場所を通る時、道から離れて小さな岬や入り江が道から離れて見えるとき、そんな、一見「存在が外から見えないような場所」が隠れていることが多いような気がします。たとえば、午後4時ごろに夕立が来ると、もうすぐ、この雨が上がれば虹が見える、とわかるように、海辺を走る道が妙にまっすぐに海辺から離れて走り始めた時には、その近くに気持ち良い海辺の存在を強く感じたりします。
そういう場所を探して、道から外れることも多いのですが、道が途中で分かれていたりして、迷うことも多いような気がします。ただ、そうして、ようやく見つけることができた場所には、とても愛着が湧きます。
そんな海辺で浮かんで山と空を見上げてみたり、対岸の小島の砂辺に座り込んで水面を眺めていると、不思議に満たされた感覚に陥ります。海中を泳ぐ魚の近くに行こうと水の中に潜ると、耳からはまったく音が聞こえなくなり、本当に「存在が外から見えないような場所」にいることを実感します。