hirax.net::Keywords::「赤青メガネ」のブログ



2010-06-21[n年前へ]

エクセルのグラフをマウスでグリグリ動かしながら赤青メガネで飛び出す立体動画で眺めよう!? 

 マイクロソフトのエクセルでチャート(グラフ)を作り、そのチャートをコピーして同じチャートをふたつ横に並べさえすれば、それを外部からマウス操作で自由自在に動かしつつ・アナグリフ立体動画として眺めることができるソフトを作ってみました。その動作のようすが、下のようになります。三次元グラフをマウスでグリグリ動かしつつ(しかも複数グラフを同時に)、さらに、赤青メガネ(アナグリフ)立体画像として眺めることができてきるのがわかると思います。

 この上の動画では、画面上半分にエクセルの画面があり、左下に作成したソフトが表示している(赤青メガネ用の)立体画面があります。赤青メガネ用立体表示祖をしている画面の部分でマウス操作をすれば、立体グラフを自由自在に動かすことができる、というわけです。

 エクセルでは、残念ながら、あまり三次元的に意味のあるチャートを作ることはできません。たとえば、下のグラフはExcel 2010で作った三次元チャートですが、今一つ立体チャートのワクワク感を楽しむことができるようなものではないように思います。

 しかし、どんな道具も使う人次第ということもあるわけですから、うまくエクセルを使いこなせばきっと面白い立体的なチャートを作り出すことができるように思います。面白く・新鮮な立体グラフを、簡易な立体ディスプレイであるアナグリフ表示でリアルタイムに色々眺めることができれば、きっと面白いのではないでしょうか。

 今日作ったソフトは、ここに置いておきます。エクセルのグラフを外部から操作するソースコードのポイントは、近く、適当にまとめて公開しておきます。

エクセルのグラフをマウスでグリグリ動かしながら赤青メガネで飛び出す立体動画で眺めよう!?






2010-06-22[n年前へ]

エクセルで飛び出す"立体"粒子群アニメーションを作ってみよう!? 

 21世紀に入った頃から、「表計算ソフトを使って、色んなシミュレーションをしてみる」ということをしています。いつも、夏になるとそんなことをしています。だから、暑い夏が来ると、いつもエクセルの勉強を”少しだけ”します。そして、いつもエクセルを憎み、一年くらいは触りたくなくなります。…けれど、憎みと愛は裏表、というわけで、結局エクセルに触り続ける毎日です。

 さて、そんな年中行事とは関係なく、昨日は「エクセルのグラフをマウスでグリグリ動かしながら赤青メガネで飛び出す立体動画で眺めよう!?」ということをしてみました。そこで感じたのは、エクセルは三次元的に眺める価値のあるグラフはなかなか作ることができない、ということでした。

 しかし、そんな風に限界を感じるときは、そこで感じる限界は多くの場合、自分の限界そのものである、ということもよく感じます。…というわけで、今日は、エクセルで粒子挙動シミュレーションを行い、その結果をアナグリフ立体動画として表示してみることにしました。

 そこで、まずは、(反復計算を用いて)簡単な「粒子挙動シミュレーション」をエクセルで行うことができるようにしました。そして、その上で、その粒子群の動きの計算結果を位置・大きさを(適当に)透視変換をした上で、散布図(バブルチャート)として、アナグリフ立体表示できるようにしてみたのです。そうすれば、左右視差による遠近感に加え、バブルの大きさが遠近に合わせた大きさで表示されることで、自然に立体感をもって眺めることができるわけです。

 その結果を、先日、作ったアナグリフ表示アプリケーションでアナグリフ立体動画にしてみた結果が、下に張り付けた動画になります。ムービーキャプチャーはいつものようにカクカクしてしまっていますが、もちろん、本当は、とても滑らかに動いています。というわけで、今日は「エクセルで飛び出す"立体"粒子群アニメーション」を作ってみました。

エクセルで飛び出す立体粒子グラフを作ってみよう!?






2010-07-06[n年前へ]

本屋へ飛び込み、「小学一年生 8月号」を買ってみよう!? 

 ”3D"とか「立体」といった言葉に惹かれるけれど、高くてよくわからないものを買うのもちょっとめんどうで…と思う人は、本屋へ走り、小学館「小学一年生 8月号」を買うといいかもしれません。なにしろ、平行視用のレンズメガネセットや、赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像閲覧用”折りたたみ定規”といった面白付録がついて、税込み700円ポッキリ、だからです。

 ここしばらく、古く枯れているけれども良い技術「赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像」を使って遊んできました。けれど、「赤・シアンメガネ」を持ち合わせていない人も多いと思います。いえ、そんなものを持っていたり・持ち歩いていたりする人の方が少ないはずです。けれど、(色域が広いとは言えないものの)フルカラーで立体画像を簡単に眺めることができる「赤青(シアン)メガネ」は一個持っていても決して損はしないように思います。

 しかし、小学一年生 2010年 08月号 [雑誌] を買って、この面白付録『赤・シアンメガネ使用のアナグリフ立体画像閲覧用”折りたたみ定規”』を手に入れれば、何時でも何処でもアナグリフ立体飛び出し体験ができる!というわけです。…もちろん、この定規式赤青メガネは、おそらく透明度も決して高くはないでしょうし、(そのままの姿で持ち歩いたなら)キズもつきがちで、使い勝手には困ることもあるかもしれません。

 しかし、何といっても「てっとり早く・楽しい」というのは、とても魅力的です。本屋へ走り、「小学一年生 8月号」を買いたくなる人も多いのではないでしょうか!?

本屋へ走り、「小学一年生 8月号」を買おう!?本屋へ走り、「小学一年生 8月号」を買おう!?本屋へ走り、「小学一年生 8月号」を買おう!?






2010-07-07[n年前へ]

「赤青(シアン)メガネ」用お勧めYouTube立体動画をいくつか紹介してみると…!? 

 本屋に走り、定規型「赤青(シアン)メガネ」を手に入れたなら、まずはYoutubeで立体動画の数々を眺めてみると面白いと思います。たとえば、下に張り付けたようなゲーム動画や、東京を立体的に眺めた動画や、画面から手がニョキッと飛び出してくる画像を眺めると、かなり楽しめると思います。画面をフルスクリーンモードにして、暗い部屋で眺めると、特に最後の動画などは思わずギョッとするほどに立体感を感じることができるかもしれません。



2010-07-14[n年前へ]

フルカラー・アナグリフでエクセルのチャート(グラフ)を自然に立体視させるためのコツ 

 暑さをジワジワと感じ始める今頃、いつもエクセル・シミュレーション実習講習会の手伝いをしています。そういうこともあって、この時期、たとえば7月14日に書いた過去記事を眺めてみると、そんな実習講習会の風景や、エクセルの動作・機能・実装を確認しておくために、調査や小ネタ作成などをしていたことを、改めて気づかされます。

 実習講習会は、今回で7年目になります。京都でも一回やりますから、回数でいえば8回やったということで、色々なバージョンのエクセルをそれぞれ独自の使い方をする方々を眺めてきました。当然、日本語ネイティブの人ばかりではありませんから、英語版はもちろん韓国語版やその他の国版のエクセルを使い、それぞれの国の言葉のダイアログ(表現)を眺め、既視感はありつつも実に新鮮な感覚に襲われたりします。

 今年は、昼休みの休憩時間に、自分の実験も兼ねて「エクセルのチャート(グラフ)を赤青(赤シアン)メガネのアナグリフを使うことで、エクセルのチャートを立体的にグリグリ眺めてみよう」という余興(予備実験)をしてみました。参加者やスタッフに赤青(赤シアン)メガネを配り、スクリーンに投影されたエクセルのグラフを立体的に眺めてみたりしたのです。

 やってみてまず気づいたことは、赤シアンメガネだから「(ある程度の)フルカラー」を出すことができるとはいえ、純色の赤色や青色や緑色がチャート(グラフ)の色づけに含まれていると両眼視野闘争が生じてしまうので、チャートの色づけも赤シアンメガネ用の配色にしておくべきだということでした。
 だから、いわゆる「スペクトルカラー風の配色」や「青色から赤色に段階的に色が変わる配色」のチャートはアナグリフ立体表示には使えない、と実感させられました。つまり、フルカラーのアナグリフ用の配色にしたチャートにする必要がある、というわけです。

 今回のような試行錯誤を繰り返して行けば、「フルカラー・アナグリフでエクセルのチャート(グラフ)を、自然に立体視させるためのコツ」を会得することができそうです。来年の今頃には、エクセルで立体動画を眺めることができる、ことを「当たり前田のクラッカー(古い)」にしよう、と考えています。



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