2009-09-15[n年前へ]
■「みんな悩んで大きくなった」はいいけれど
橋本治の「人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書) 」の『「成長」が無意味になってしまった後で登場するもの』から。
「孤独」を発見した近代は、これを「なんとかなる」の前のプロセスとして位置付けたのです。
ところが、この単純明快な基本原則は、あるところで壁にぶつかります。
「みんな悩んで大きくなった」はいいけれども、「お前も挫けずに頑張れよ」路線で大人になった青年達が、ろくなオヤジになれなかった-ならなかったというだけのことです。
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