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2009-03-30[n年前へ]

心地良い「快速列車シート」と心地良くない「直角シート」 

 学生時代に京都へ行ったとき、阪急電車やJRの快速電車の座り心地の良さに驚いた覚えがある。それまでの生活の中で「直角向かい合わせのボックスシート」ではなく、背もたれが前後方向に動くことで「座席の向きを自由に変えることができるシート」を見て驚いたように思う。

 「直角向かい合わせのボックスシート」では、膝が目の前の人とぶつかってしまい窮屈な思いをしたりする。あるいは、ワイワイガヤガヤしたいグループ旅行と、一人でぼうっとしていたい人が一緒になってしまったりして、心地良いとは決して言えないような気がする。けれど、快速電車なのに「座席の向きを自由に変えることができるシート」は(ほんの少し自由度が上がるだけなのに)ずいぶんと心地良かったように思う。

 久しぶりに、京都で阪急の快速電車に乗った。今度は、これまでの便利さはそのままに3列シートになっていた。一体、この「ゆとり」設計はどこから生まれてくるのだろうか。人の多さ・少なさだろうか。それとも、それ以外の何かだろうか。



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