2012-02-05[n年前へ]
■「才能」と「孤独」
角田光代「これからはあるくのだ 」から。
私はもう才能なんて言葉を信じてはいない。ものごとに長けるということは、好きか、嫌いか、そのどちらかしかない。
「才能なんて」
不安も退屈も孤独とまるっきり関係がない。 郵便局と格安チケット屋くらい違う。
ではひとりの旅がまるっきり孤独とは無縁かというときっとそんなことはなくて、いわば、手に手を取り合って移動し続けている、そんな感じなんじゃないかと思う。ひとりでいるということ。それはときには興奮的で自由で、あまやかなことにもなりえる。
「孤独三種」
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