2014-03-19[n年前へ]
■「宇宙の始まりはどこまで見えたか? 137億年、宇宙の旅」
今週末に出るという父の本が郵便で届いた。頁をめくり興味を惹かれたのが、こんな一節など。
アインシュタインは革新的な理論を生み出しながらも、基本は保守的な見方を貫くところがあったようです。アインシュタイン方程式から導かれるブラックホールの考えについても違和感を持って、そんなものが存在しないような論理が存在することを願っていたのです。
「宇宙の始まりはどこまで見えたか? 137億年、宇宙の旅 (角川選書) 」
宇宙は本当に熱的死に向かうのでしょうか。物理学者のルートヴィッヒ・ボルツマンは熱力学でたいへん重要な役割をした人ですが、宇宙の熱的死を悲観的に考えて自殺してしまったと言われます。ボルツマンには論的もいて精神的に追い詰められていたようなので、彼の死の責任を宇宙だけに負わせるのもどうかと思います。
私たちの周りには、熱平衡にない現象がたくさん見られます。そもそも生きものたちは熱平衡とはおよそ違うでき方、生き方をしています。生きているということは、そもそも熱平衡とはおよそ逆の過程を作り出し、無理をしてがんばっているようです。そして死とともに熱平衡の状態に向かって行きます。
「宇宙の始まりはどこまで見えたか? 137億年、宇宙の旅 (角川選書) 」
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