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2011-10-02[n年前へ]

「地球上で余った部分、一番最下部に位置する仕事」という認識と… 

 「香川照之の”台詞”」via アッコにおまかせ via 東京新聞。

「この仕事(俳優)は地球上で余った部分、一番最下部に位置する仕事なんだ」ということを認識していないと勘違いしてしまう。

香川照之

 「便利屋はサラリーマンよりも一段、低く見られないと仕事が来ないからです」という低いところにすべてのものが流れるという言葉と、それでもそれこそを選ぶという”選択”ということを考えさせられる、そんな言葉。

 ”台詞”は”セット”と同じで、その裏にはまた違う意識があったりもする。けれど、その裏と表を含めて、つまり、裏も表も全てを含めて、今一度何かを思い起こされた「今日一番記憶に残る言葉」

2012-08-08[n年前へ]

時間で計られた報酬を貰うのは「サラリーマン」とは言いません!? 

 「サラリー(salary)」とは「行った仕事に支払われる報酬」で(仕事をするのに)かけた時間に対し支払われるものでなく、「作業時間に対して支払われる報酬」は「ウェイジ(wage)」だと言われます。

 だとすれば、「人月」という単位でお金が流れる場所にいる状況は、きっとサラリーマンではないのでしょう。もしも時間で報酬が計られるなら、それは(サラリーでなく)ウェイジ・マン…なのかもしれません。

 大正時代、サラリーマンという和製英語が言葉が生まれた時代には、「サラリーマン」は確かに(時間でなく仕事量で量られる)サラリー(salary)を手に入れる人(man)でした。大戦を経て、 昭和に入り…いくつもの変化を経た後、時間給(wage)を手にする人も(元々の意味から外れて)「サラリーマン」と呼ばれるようになったのです。

 「サラリーマン」という和製英語が使われはじめたのは大正時代の半ば。工員や店員などと区別された職員(月給取り・ホワイトカラー)で、旧制中学校などの中等教育以上の学歴の者たちの職業だった。

サラリーマン誕生物語

 21世紀の日本から、サラリーマンと呼ばれる(けれど、ある意味では実はウェイジマンな)プログラマが、大正時代にタイムトリップしたとしたら…一体どんなことを考えるのでしょうか?

 サラリーマンという言葉が誕生した大正時代から、その「報酬体系」は時代を反映して色々な変化がありました。そんな時代背景や変化を眺めてみると、ちょっと興味深いと思います。



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