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2012-05-23[n年前へ]

ジャストシステム「スマート名刺 for iPhone」から(とその逆)の名刺データ移行 

 名刺管理をしようと、ジャストシステムの「スマート名刺 for iPhone」を使ってみました。「おぉ、これは使いやすそうだ!」と感じたのは良いですが、…なんということか、このソフトを使うためには、(Windows専用の名刺管理ソフト)「スマート名刺管理([高速カラースキャナセット)」(希望小売価格:18,800円ナリ)を買わないといけない、ということに気づきました。

 名刺をiPhoneで撮影するだけで、名刺をOCR認識することができたり、認識した内容を「Googleコンタクト」と連係させたりすることができるのはとても便利なのですが、そのソフトを使うために「使わないハードウェアやWindowsソフトを買う」というのは不便な気がします。

 しかし、ジャストシステム「スマート名刺 for iPhone」を試用して、すでに30枚あまりの名刺を撮影&格納してしまっているのに、そのソフトを使い続けることもできない&データ移行もできない…となると、「あの名刺撮影時間は何だったのか…」と頭を抱えたくなります。

 そこで、この「スマート名刺 for iPhone」の中身を調べてみると、このソフトは(名刺管理ソフトの定番である)「World Card mobile」のOEM 品だということがわかりました。…そこで、iPhoneにインストールされたアプリケーション・ディレクトリを覗いてみると、「スマート名刺 for iPhone」の名刺データは、「World Card mobile」の名刺データと全く同じ形式(フィールド)の(SQLiteの形式である)dbファイルとなっています。

 というわけで、iPhoneの「スマート名刺 for iPhone」ディレクトリを(iPhoneの中にあるファイルを操作することができるiExplorerなどで)開き、その中にある”Library”ディレクトリの"wcm-card.db"は"wcm*.jpg"をすべて「World Card Mobile」のLibraryに移動すると、そしてアプリケーションを起動し直すと、ジャストシステム「スマート名刺 for iPhone」から「World Card Mobile」へと、そのままデータを移行することができました。

 ちなみに、この逆のファイルコピーを行えば、「World Card Mobile」から「(ジャストシステム)スマート名刺 for iPhone」へのデータ移行もすることができます。つまり、「World Card Mobile」のデータをGoogle コンタクトへ移行したいと思うなら、「World Card Mobile」のLibraryディレクトリにある"wcm*"ファイルを、「(ジャストシステム)スマート名刺 for iPhone」のLibraryディレクトリにコピーすれば良い、というわけです。



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