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2009-08-16[n年前へ]

夏の海辺で本を読む 

 「ニッポン放浪宿ガイド200―人生を変える旅、運命を変える宿 」を手にとり、少しページをめくり、これは心から楽しめそうな本だと感じました。そして、そんな本であるからには、風に吹かれながら、心地よい場所で、気楽に読むのがふさわしいと、ふとなぜか思ったのです。

 そこで、海パンをはき、Tシャツを着て、自転車に乗って海辺に走りました。人が全然いなさそうな、けれど、水と景色が綺麗なところへと向かったのです。寝ころびながら本を読めるスペースがある、小さな岬の先にある、そんな海沿いの岩場に向かいました。

 そんな場所で、夏の日差しの下で、「ニッポン放浪宿ガイド200―人生を変える旅、運命を変える宿 」を読んでいると、とてつもなく気持が良くなります。風は心地良く吹いているし、夏の終わりの日差しはとても言葉では表現できないような感覚を与えてくれて、そして、本を読むのに飽きて海の中に入ったなら、海中には色鮮やかな魚たちがたくさん泳いでいるのです。

 人がいない秘境というのは、意外に近くにあったりします。秘境ですから、数多いあるわけではありませんが、こんな人それぞれの秘境に行って「放浪書」を読むというのは、何だかとても豊かな時間を感じさせてくれます。

 これが私の秘境の例ですが、あなただけが知っている「あなたの近くの秘境」はどんな場所でしょうか?

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