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2010-02-11[n年前へ]

「女性の平均顔」からわかる「生理周期で女の魅力がアップ&ダウン!?」 (初出:2005年11月03日) 

 「ホルモン量で女性の魅力がわかる (Hormone levels predict attractiveness of women)」という記事がnewscientist.comに掲載された。英国の聖アンドリュー大学の研究者たちが、18歳から25歳までの59人の女性たちの素顔を6週間にわたり撮影し続け、それと同時にホルモン量も計り続けた。そして、撮影された女性たちの顔写真を、同じく18歳から25歳までの男女29人に見せ、「魅力」「健康らしさ」「女性らしさ」という観点からそれらの顔写真を評価させた結果、「女性ホルモンの一つであるエストロゲンの量が多いほど魅力がある」と評価されたという。

 エストロゲンの量は女性の排卵日辺りに多くなる。つまり、女性たちは(生理周期の中で)排卵日辺りに魅力が最大レベルまでアップし、その後ちょっと魅力が下がる…というわけだ。

 その時期が、一番妊娠する可能性が高いということを考えると、(生物が生き残っていくためには)至極当然の現象なのかもしれない。それにしても、興味深い話だ。妊娠しやすい時期に女性は魅力的になり、その魅力に男性が惹きつけれられ、そしてこどもが生まれ種が保存されるというプロセスになっているのだろうか?生物のシステムの制御は実によくできているのか何なのか…実に面白い話だ。

 そこで、ためしに、研究者たちが作った、エストロゲンの量が最大レベルの(つまりは排卵日近くの)女性たちの平均顔と、エストロゲンの量が最小レベルの日の女性たちの平均顔を時系列的に(往復)モーフィングさせた動画を作ってみた(下に張り付けた動画)。この動画を眺めていると、確かにエストロゲンでパワーアップされた女性顔の方がなんだか柔らかい感じに見える。

 月が29.53日周期で姿を変えるように、その周期とほぼ同じ周期で、女性の顔がその姿を変えている、というのは何だか神秘的で不思議だ。



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