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2010-05-23[n年前へ]

「目の前に飛び出す立体映像」は…老眼にはツラい!? 

 3時間ほど液晶シャッター眼鏡をかけ、スクリーンに映し出された立体画像を見ながら打ち合わせをした。最初は、画面から目の前に飛び出す物体を新鮮に感じていたのだが、ふと恐ろしいことに気がついた。目の前に物体が飛び出してくるたびに、どうも頭を後ろに持っていこうとする自分がいる。飛び出す物体を眺めようとするとき、その物体との距離を、無意識に離そうとしている自分に気がついた。

 近くのものを見ると、目が疲れるように感じる・・・つまり、老眼が入ってきていると感じている。しかし、そんな老眼というものは眼のピントを合わせる筋肉が老化し、近くのものにピント合わせをすることだけがツラいのだと思っていた。だから、立体テレビのような「実際には遠くに映し出されているものを」眺めるのであれば、たとえ老眼が入ってきても全然関係ないと思っていた。しかし、哀しく、恐ろしいことに、「目の前に飛び出す立体映像」も…老眼にはツラいようだ。立体映像は、そんなところは真に迫らなくとも良いのに、悲しいかな、「近くにくると見えづらい」というところまで真に迫っているのである。

 「目の前に飛び出す」けれど、老眼の眼に優しい、眼の筋肉に優しい「立体映像」ができないものだろうか。



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