2009-12-12[n年前へ]
■一塁ベースに行ける、と信じつづけること
山際淳司の「山際淳司―スポーツ・ノンフィクション傑作集成 」の「途中入社」から。
野球には盗めない塁が一つだけあるんだ。知ってるかね。ファーストベースだ。ここだけは盗塁できない。そして一塁に出なければ、得点もできない。一塁ベースに、何が何でも行くことさ。それが野球だ。
(1985年に米野球殿堂入りしたカージナルスのエノス・スロウターが晩年に語った)その話をすると、蓑田(浩二)は考えながらいった。
「一塁ベースが遠く見えるときがあるな。でも・・・」
彼はつづけた。「…肝心なのは、行けるんだと信じつづけることだ」
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