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2010-08-10[n年前へ]

「東京理科大の入学式」の「すべらない話」 

 人は誰も1つはすべらない話を持っており、そしてそれは誰が何度聞いても面白いものである。…これはテレビ番組「人志松本のすべらない話」のキャッチフレーズです。このキャッチフレーズを聞くと、東京理科大の入学式の話を思い出します。日本武道館で開催される理科大の入学式にまつわる話は、とても面白く、何度繰り返し聞いても、いつも前以上に笑ってしまうのです。

 東京理科大学の公式な入学式紹介を読むと、「入場(受付)開始:  9時20分」とあり、「退場予定: 12時00分」とあります。ただ、その後ろにカッコ付きで、「(基礎工学部入学生・ご父母退場予定: 11時35分)」と注釈が付けられています。「えっ?何で一足先に退場する人たちがいるの?」と、首をかしげてしまう注釈です。

 東京理科大基礎工学部に入学した1年生たちは、最初の一年を自然が満ち溢れる北海道の長万部キャンパスで過ごします。その長万部キャンパスに、新入生たちは入学式の会場から直接向かうのです。
「入学式の途中、武道館に放送が流れ、基礎工学部の新入生たちは途中退出していく」「武道館では退出しやすいように、アリーナではなく、上階席が用意されている」「(移住のための)大きな荷物をひきづりながら出ていく人たちを、他学部の新入生たちは大きな拍手ともっと大きな笑いで送り出す」 「日本武道館からバスで羽田空港に向かい、飛行機に乗せられたかと思うと、夕刻には長万部の町で、町の人々とカニが手旗を振って新入生たちを歓迎してくれている」「東京理科大という名前だけれど、基礎工学部生は長万部キャンパスの後には、千葉の柏キャンパスに行く。だから、東京には入学式・卒業式のたった数時間時しか足を踏み入れない。しかも、入学式は途中退場」・・・等々、送り出した側・送り出された側、双方がいる場でそんな話を聞くと、面白おかしくて、いつもお腹が痛くなってしまいます。

 「人は誰も1つはすべらない話を持っており、そしてそれは誰が何度聞いても面白いものである」というのは、「人」に限るものではないのでしょう。あなたの知っている「場所」には、どんな「すべらない話」があるのでしょうか?

 (右の写真は、長万部に移住した基礎工学部生たちが、これを賭けた綱引き大会で全力を尽くして戦うことで有名な、北海道名産のカニのイメージ写真です)



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