■踊るMkLinux
青島!犯人はMacのLinuxユーザーだ!
MkLinuxメーリングリストで、猟奇殺人犯はMacのLinuxユーザーだという情報が流れたことがあった。もちろん、現実の話ではない。「踊る大捜査線-TheMoovie-」の話である。Kyon^2があるシーンでMkLinuxを使っていたというのだ。
今日、「踊る大捜査線 -TheMovie-」をTVで見ていると、確かにMacintoshG3Notebookを使っている。
そして、X-WiondowのWindowManagerの一つであるenlightenmentを使っている。映画上ではMacintoshG3NotebookでLinuxを使っているように思える。もしも、本当にPowerbookG3上でLinuxを使って撮影をしたのなら、とても楽しい話だ。猟奇殺人犯は結構なPowerUserだということになる。
それでは、画面で追って検証してみよう。
PowerBookを使っている初登場シーン。X-Window上で作業をしているようだ。
ktermを使っている。この画面で明らかにenlightenmentを使っていることがわかる。それはWindowのタイトルバーなどで明らかである。そして、注目は下の画面だ。lynxを起動しようとしている。lynxはテキストベースのブラウザである。何とkyon^2演じる猟奇殺人犯はlynxを使っているのだ。それにしても、何故lynxなのだろうか?lynxの軽さが好きなユーザーであれば、好き好んでenlightenmentを使うとは思えない。よく覚えてはいないが、この撮影当時であれば、すでにMkLinux上でNetscapeNavigatorが動いていたようにも思う。MosaicもArenaも動作しいていた。謎である。
さて、私もMacintoshでMkLinuxを使っている。MkLinuxはPPCLinuxへと変化してしまったが、私の環境は未だにMkLinuxDR2.1update4+sharedLib。そもそも、sharedLib化したのもenlightenmentを動作させるためであった。というわけで、WindowManagerをKyon^2と同じenlightenmentにした際の画面が以下である。ターミナルはもちろんkterm。
MacOSの画面に見えるものはリモートのHP-UX上で動いているMAE(MacintopshApplicationEnviroment)である。enlightenmentは動作が重いので、結局コンパイルしてインストールしたっきり使っていない。とにかく、重い。
Kyon^2演じる猟奇殺人犯はよほど重いものが大好きなようだ。何より、PowerbookG3を持ち運んで、喫茶コーナーでネットワークにアクセスするなんて正気の沙汰とは思えない。って正気じゃないからいいのか。それにしても...