2013-07-17[n年前へ]
■「10%ゼラチン・ゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらい」という必ず役に立つ豆知識!?
食品学の本に、10%ゼラチンゼリーのヤング率は240,000 (dyn/cm^2)だと書いてありました。240,000 (dyn/cm^2)ということは、SI単位に変換すると2.4×10^4 Pa です。ヤング率は、「変形させるために必要な応力」ですから、ヤング率が小さい方が柔らかく(=軽い力で大きな変形を生じさせることができる)・大きい方が堅く(変形させるのに大きな力が必要)なります。ちなみに、ダイヤモンドのヤング率は1×10^12 Pa ほどです。
さて、乳房の脂肪組織の剛性率は 0.5〜25×10^3 Paで、乳腺組織はその数倍程度ですから、それらを合わせて考えてみると、乳房=おっぱいのヤング率は、2×10^4 Paくらいであると(超大雑把に)見積もることができます。
つまり、10%ゼラチン・ゼリーのヤング率はおっぱいのヤング率とほとんど同じくらいなのです。あるいは、それを言い換えれば、「10%ゼラチンゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらいの柔らかさ」ということになります。
10%ゼラチンゼリーの柔らかさ・堅さがわからなかったら、その時はおっぱいの柔らかさ基準で考えてみれば良いのです。ゼラチンが少なめだからおっぱいと同じ柔らかさかな?とか、ゼラチン多めだから少し堅いおっぱいかな?と考えれば良いのです。「10%ゼラチン・ゼリーの柔らかさ」は「おっぱいより、ほんの少し堅いくらい」…これは、とても役に立ちそうな豆知識ですよね!
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