2008-07-08[n年前へ]
■ロボット・アームでハッピー・ハッキング!?
「ロボットアームにカメラを取り付け、ディスプレイ上のアイコン画像を自動認識させたり、キーボードを操作させ、自動でいろいろなことをさせ続ける」という楽しい動画を眺めた。とても面白いのだが、これはフェイク動画なのだろうと思っている。アームの先に付いているカメラは、ただの飾りで、実際には何の動作もしていないのではないか、と思っている。
Illegal Robotic Digger Arrested! - video powered by Metacafe
なぜそう思うかと言えば、似たようなことを考えて、ほとんど同じセットを持っているからだ。このロボットアームは、コネクタを介せばリレー制御で簡単に外部から動かすことができる。それどころか、専用のリレー基盤も販売されていて、シリアル通信でコマンドを送信するだけでアームの関節ごとに取り付けられているモータを自由自在に動かすことができる。だから、この動画のようなアームの動きをさせることは比較的容易だ。
とはいえ、アームの駆動位置の精度が出づらかったり、駆動速度が遅くトルクも低い…など工夫しどころ・課題満載の「楽しいロボットアーム」なので、実際にこの動画を作るまでには色々苦労したのではないだろうか。たとえば、アームの底面は両面テープか何かで机に固定したのではないかとか(何しろこのアームは結構軽いからだ)、軽い力でキーを押すことができるキーボードを選んだのではないかとか(トルクがない上に、無理な荷重をかけるとすぐにギアがへたってしまうからだ)、この動画を作り上げる過程における、工夫、技術、そして、何よりそこまでの苦労を想像してみると、とても楽しく興味深く思う。
というわけで、右の画像が「ロボット・アームでハッピー・ハッキング!?」しているイメージ画像だ。ロボットアームから伸びている白い配線が、(シリアル通信で制御することができる)リレー基盤に繋がっているのである。…特にキーボードを操作しているわけではないのだが。
2010-05-17[n年前へ]
■ハードウェアのサービス・メニューをいじってみよう!?
多くのハードウェア、あるいは、ソフトウェアには「隠された機能」が搭載されているものです。それはたとえば、デバッグや調整をするための特殊メニューといったものです。サービス・メニューとかサービス・モードといった名称で、YouTube内を検索すると、そういった機能をいろいろ眺めることができます。たとえば、トヨタ Lexusのサービス・メニューや、BMWのサービス・メニューといった車に搭載された機器の「隠された機能」や、iPodのサービス・メニューなど、多くの隠された機能を知ることができます。
下の動画は、hpのプリンターに隠されている"Easter Egg"のゲーム機能です。
イースター・エッグ(Easter egg)は、コンピュータのソフトウェア・書籍・CDなどに隠されていて、本来の機能・目的とは無関係であるメッセージや画面の総称。ユーモアの一種。 多くの場合、企画・開発スタッフの一覧などが隠されているが、ゲームなどの場合もある。アニメーションや音楽を伴って表示されることもある。
イースター・エッグ
身の回りにある、ありとあらゆるハードウェア・ソフトウェアに、こうしたサービス・メニューや"Easter Egg"が隠されています。あなたの身の回りにある機器・日頃眺めている機器の”サービス・メニュー”をYouTubeで探してみると面白いかもしれません。秘密のメニューをいじってみれば、まるでスパイ映画の登場人物になったような気持ちになることができるかもしれません。