2009-07-23[n年前へ]
■続 「YouTube立体動画」と「赤青メガネ」と「カラーマッチング」
「YouTube立体動画」と「赤青メガネ」と「カラーマッチング」に、「ディスプレイのRGBの発光スペクトルを変えられない以上は、ディスプレイのRGB発光比率を多少変えたところで、赤青メガネのフィルタの吸収(透過)スペクトルに合わせて見やすくすることはできないのでは?(意訳)」というメールを頂きました。
なるほど、言われてみれば確かにその通りだよなぁ、と今更ながらに(言われてようやく)気づきました。いくらディスプレイの色合わせをしたところで、RGBの各発光スペクトルが変わるわけでもないですし、赤青メガネ立体動画が見やすくなるわけがありません。
となると、赤青メガネの透過(吸収)スペクトルを変えれば良いかといっても、それもまたできない話です。ということは、赤青メガネの(透過スペクトル)共通フォーマットと、RGBディスプレイの発光スペクトル共通フォーマットでも制定されない限り、立体動画を綺麗(自然)に観るのは難しいかもしれません。
しかし、各ディスプレイ・メーカの色域拡大競争もあるわけですし、使用材料・技術も異なるわけですから、RGBディスプレイの発光スペクトルを共通化するというのも現実的には無理そうな話に思えてきます。
赤青メガネと立体印刷物がセットで売られている「各種立体本」と違い、PCのディスプレイを表示媒体にした「赤青メガネ方式」立体表示を自然に見ることはまだまだできそうにないのかも?しれません。
2009-07-28[n年前へ]
■赤外線の盗撮写真防止用下着・水着
「透視盗撮ブロック・ショーツ」というものがある。可視光に対しては不透明でも、赤外線は透過させてしまうような生地などを「赤外線」で撮影すると、生地が透けて見えてしまう。そんな「赤外線盗撮写真」を防止するための下着である。
この下着の素材は、旭化成せんいが製造している特殊セラミックを練り込んだポリエステル繊維「サンペイク」を使用しているようだ。赤外線に限らず、紫外線・可視光の反射率も高いようで、日焼け防止の機能もあるという。だから、下着に限らず、水着 も発売されている。
このポリエステル繊維「サンペイク」の反射スペクトルや吸収スペクトルを計ってみたい。あるいは、「特殊セラミック」の構造を調べてみたい。「機能性繊維」を実現している技術・機構を眺めてみたい。