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2012-02-05[n年前へ]

「才能」と「孤独」 

 角田光代「これからはあるくのだ 」から。

 私はもう才能なんて言葉を信じてはいない。ものごとに長けるということは、好きか、嫌いか、そのどちらかしかない。

「才能なんて」
 不安も退屈も孤独とまるっきり関係がない。 郵便局と格安チケット屋くらい違う。
 ではひとりの旅がまるっきり孤独とは無縁かというときっとそんなことはなくて、いわば、手に手を取り合って移動し続けている、そんな感じなんじゃないかと思う。ひとりでいるということ。それはときには興奮的で自由で、あまやかなことにもなりえる。

「孤独三種」

2012-06-01[n年前へ]

力強さと正反対の小さな囁(ささや)き 

 from 「n年前へ」十年前にメモした言葉は、今どう響くんだろうか。

 力強さやジャーナリズムなどとは正反対のところにある、耳を澄まさないと聞き取れないような小さな声で語られる言葉。…そして、そんな小さな囁きにも耳を傾ける人がどこかにいるということ.

暗闇、孤独、沈黙の中で語られる囁き

 わたしの初恋は、「仮面の忍者・赤影参上」の赤影さんでした。18歳のとき、赤影さんがポルノ男優になり、スポーツ新聞にひたすらエロを書き連ねて生計を立てているのを知ったとき、全てに絶望したような気がする。不潔よっ。
 「全52話うち、素顔を出したのは4話ほど」でも、「番組終了後はそのイメージが強すぎて、仕事に恵まれなかった」んですってね。「一時は赤影と呼ばれることを嫌い芸名を変更したこともあったが、久留米に戻ってからは『赤影から逃げられないのだったら、とことん赤影でやっていきたい』と話していた」というんですから、なんだかそこに…

絶望?希望?



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