2011-03-13[n年前へ]
■続『次のバス停は「高周波前」!?』 - 変な名前の由来編 -
先日、次のバス停は「高周波前」!? というアナウンスを聞き、思わずバスを降りてしまいました。理系心をくすぐられ、青い空の真下でカメラのシャッターを押し、「高周波前」バス停に向かって「ハイ、ち〜ず」とシャッターボタンを押してみたのです。
今日は、そのバス停の由来を知りたくて、もう一度その場所に足を伸ばしてみました。交通機関はすべて止まっているので、自転車のペダルをシャコシャコ・シャコシャコとひたすら漕いで、バス停の辺りを走り回ってみました。この「高周波前」バス停の辺りを路地に入れば、そこはさまざまな工場があって、「町工場」の勢いを感じさせてくれます。
…すると、バス停の近くに、その名もズバリ「日本高周波数株式会社」という名前の会社があったのです。調べてみると、それは70年以上前の昭和7年に設立されたという古い会社でした。現在調査中の段階ですが、この会社の近くにあったバス停だから、あのバス停は「高周波前」と名付けられたのだろう、と思います。
「高周波前」は、地元の「お年寄り」いわく、
「高周波」は、第二次大戦中にはレーダーを作っていたために、「高周波前」辺りはただの農村だったのに空襲があったそうな」という場所です。
「20年くらい前には、その当時の不発弾が見つかり、その処理のために横浜線が止まったこともある」
調べてみると、「相互低周波株式会社」という名前からスタートした会社もあります。こんな会社の目の前にバス停があれば、それは「低周波前」という名前だったかもしれません。
理系心をくすぐる「理系の散歩道」は、私たちの目の前にたくさん広がっています。さてさて、次はどんな場所に足を向けてみましょうか。
2015-05-31[n年前へ]
■「チャリンコ(自転車)」の語源・由来、「擬音・韓国語・スリ」正しい説はどれだ!?
「チャリンコ(自転車)」の語源・由来、「擬音・韓国語・スリ」正しい説はどれだ!? を書きました。
2015年の現在、自転車を指して「チャリンコ」という言葉が使われることも一般的です。しかし、「チャリンコ」が自転車を意味するようになった理由は、ハッキリとわかっているわけではありません。今回は、「チャリンコ」という言葉が自転車を指すようになった経緯について調べ、どれが正しいのかを考えてみることにします。
そして、何より一番の「自転車という言葉の韓国語読みであるチャジャンゴが日本に再輸入・変化したという説」に対する違和感を、「チャリンコという言葉がどこから広まったか」ということから、感じてしまうのです。
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