2008-02-09[n年前へ]
■ウルフルズ『芸の花道』 第16回 あるべき姿
バンドとは何なのかーー。
それは、諦めきれないものの象徴、なのだと思う。理想が、物事の発端において、形として既にあるのだ。そしてそれは、時間の経過やまわりの環境の変化や心境の移り変わりなど、挙げればきりがないくらい様々な理由で、始まりから形を変え続ける。
だからこそ、長くバンドをやり続ける者たちは、最初の形への憧憬を強く持つ。同時に、変わり続けなければならないという宿命も理解している。
2008-11-05[n年前へ]
2010-06-06[n年前へ]
■憂歌団からレベッカまで、バンドはいつか解散するの?
十年以上前にバンド活動を休止した憂歌団、そのリード・ヴォーカルの木村充揮がしゃがれた声で歌う”CHE.R.RY”に聞き惚れる。声を重ねて一緒に歌いたくなる。
恋の始まり、胸がキュンと狭くなる。
いつまでも待っているから、
春の冷たい夜風に預けて、メッセージ。
憂歌団の曲を久々に聴きたくなり、TSUTAYAに行く。そして、その勢いで、憂歌団がなぜ活動を休止したのだったっけ?という思いに駆られ、「バンド臨終図巻 」を読む。
それは本当に「音楽性の違い」だったのか……? 全てのバンドの解散には必然があった。クレイジー・キャッツからビートルズ、フリッパーズ・ギター、羞恥心まで古今東西洋邦200バンドの解散の真相に迫る。冒頭で、ドラムを叩いているのは小田原豊。この本には、小田原豊がいたレベッカも、もちろん登場している。解散・活動休止宣言をしたバンドだけのはずだけれども、ありとあらゆるバンドがここに含まれている…かのように感じてしまうのは、「バンド」という絆が永遠に続くことはないからだろうか。
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