2004-03-27[n年前へ]
■中国城と夕暮れ
通りを少し入ったところに「中国城」がある。"Inteernet"と雑に書いた看板が下にはある。何だか面白そうだけれど、ベランダは青いシートで目張りがしてあったりして、なかなか入れる雰囲気じゃない。第一、入り口が今ひとつよく判らない。
港に行くとちょうど夕暮れ時。足下にはタンポポ(蒲公英=春、中空の花茎の先に黄色または白色の花をつけるキク科タンポポ属の多年草の総称。羽状に裂けた葉は根ぎわから群生。種子は白い冠毛をもち、風に乗って飛ぶ。カントウタンポポ・エゾタンポポ・セイヨウタンポポなど)。
2010-04-22[n年前へ]
■タンポポの花は、夜閉じる
昼間、道を歩いているとタンポポの花が満開に咲いていた。思わず、太陽の光の下で黄色に輝くタンポポの一群を写真に撮った。
ところが、夕方、同じ場所を歩いていると、あれだけ強烈に景色を彩っていたはずのタンポポが見当たらない。
これは一体どうしたことだろうか…と思いながら、その辺りの草むらを、よくよく眺め直してみる。すると、そこには花をキュッと蕾(つぼ)めて閉じたタンポポたちがいた。
昼間あったはずのタンポポの花が消えたのではなくて、ただ満開に咲いていた花たちがその顔を隠していただけだったのだ。
タンポポの花は、夜閉じる。花びらを閉じて蕾のような状態で眠る。タンポポの花は朝になると咲き、夕方近くになるとそっと閉じる。そして、花が咲き終わり時間が経つと、白い綿毛を輝かせ、それを飛ばす。
タンポポの花は、2から3日間咲き続けます。しかし、夕方になると、次の朝まで花を閉じます。
今までずっと、こんな不思議で魅力的なことに気付かないまま過ごしてきた。…もしかしたら、こどもの頃はそんなことを当たり前のように知っていたのかもしれないが、それなら、いつの間にかそんな秘密を忘れていたのかもしれない。
気付かないだけで、そういうことが実はとても多い、のかもしれない。