2009-09-18[n年前へ]
■「赤外線投光による映画撮影防止技術」と「IRカットフィルタ」 
「映画の盗撮を近赤外線LEDで妨害する技術、NIIなど開発」という記事を読んだ。「映画館のスクリーンを撮影することによる、映画のコピー動画作成」を防止するために、スクリーン裏から高輝度赤外線(IR)LEDを転倒させ、LEDの光でビデオ・カメラによる不法撮影の邪魔をしよう、という技術である。
この技術では、映画館のスクリーン背面に波長780nm以上の近赤外線LEDを取り付け、背面側からスクリーン表面の微細な孔を通してスクリーンに投射する。もちろん、それなら、赤外線カットフィルターを用いて撮影を行ったら一体どうなるのだろうか?という興味が湧いてくる。記事中には、
近赤外線を低減するカメラ用フィルターによりノイズ光を回避できるのでは、との懸念については、「そうしたフィルターを装着することで近赤外線によるノイズ光源を目立たなくすることはあり得るだろうが、その場合は盗撮しようとする映画の映像そのものも暗くなってしまう」(越前准教授)として、問題は小さいとの見方を示した。

IRカット・フィルターを使った場合、実際にはどう写るのかを実験してみたくなる。・・・まずはこの「見方」が妥当かどうか、見積もり計算でもしてみようか。
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