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2011-04-12[n年前へ]

長野オリンピックを支えた「白馬ジャンプ台の採点インターフェース」 

 雪が深い頃、長野白馬スキー場のジャンプ台に登ってみました。選手たちが空へ飛び出していく斜面の上に立ち、その高さと傾斜の激しさに、恐れおののいたりしたのです。

 ジャンプ台で眺め・面白かったもののひとつが、(右上の写真の)採点者が操る点数入力台でした。つまり、それはスキー・ジャンプ競技の点数を決める、つまり飛型点や着地点といったものを採点者が入力する器具です。”SEIKO JP-20PH”と銘打たれ、"Flight""Landing""Falls"という三点について採点した結果を入力するための道具、その無骨さになぜかとても惹かれたのでした。

 秋葉原のラジオデパートに並んでいそうなケースに、メカニカルなスイッチと液晶を配置した操作盤…"Welcome to Hakuba"という文字が浮かび上がる操作盤の中に、運動オンチでオタクなぼくらを引きつけてやまないフェロモンを、そこに強く感じたのです。

 西方が飛び・葛西が飛び、その後に飛んだ原田や舟木たちの点数が押されたのが、この「白馬ジャンプ台の採点インターフェース」です。あのドラマの後ろで、人知れず動いていたのがこの機械です。

白馬ジャンプ台の採点インターフェース








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