2006-08-05[n年前へ]
■グラフで眺める「亀田興毅v.s.ランダエタ戦」
「亀田2—1で判定勝ち、王座獲得…WBA世界ライトフライ級王座決定戦」に掲載されていた採点表を元にグラフを作って、亀田興毅 v.s. ファン・ランダエタ戦を眺めてみました。まず、右側が「ラウンド毎の各審判の採点を棒グラフにしてみたもの」です。数値は「亀田ポイント - ランダエタ・ポイント」なので、0を境に上が亀田優勢で、0より下がランダエタ優勢です。特に何の傾向もないように見えます。
そこで、次のグラフは「各ラウンドまでの、それぞれの審判のポイントを積算したもの」です。つまり、右上のグラフを順次積算していったものです。このグラフも、0を境に上が亀田優勢で、0より下がランダエタ優勢となります。(ボクシングのルールはよくわからないのですが)最終的には、12ラウンド時点で、0より上にいる各審判がの数と、0より下にいる審判の数で勝敗が決まるわけですね。で、このグラフを見ると、何やら審判の「動き」に傾向があるように見えてきます。例えば、金光洙・タロン組とパディージャ組に分かれてる?とか…いえ、もちろん、単なる先入観なんでしょうけれど…。それにしても、最終ラウンドで「金光洙の黄色ライン」は下に下がってしまったら、0になって引き分けになっていたんですね。
2011-04-12[n年前へ]
■長野オリンピックを支えた「白馬ジャンプ台の採点インターフェース」
雪が深い頃、長野白馬スキー場のジャンプ台に登ってみました。選手たちが空へ飛び出していく斜面の上に立ち、その高さと傾斜の激しさに、恐れおののいたりしたのです。
ジャンプ台で眺め・面白かったもののひとつが、(右上の写真の)採点者が操る点数入力台でした。つまり、それはスキー・ジャンプ競技の点数を決める、つまり飛型点や着地点といったものを採点者が入力する器具です。”SEIKO JP-20PH”と銘打たれ、"Flight""Landing""Falls"という三点について採点した結果を入力するための道具、その無骨さになぜかとても惹かれたのでした。
秋葉原のラジオデパートに並んでいそうなケースに、メカニカルなスイッチと液晶を配置した操作盤…"Welcome to Hakuba"という文字が浮かび上がる操作盤の中に、運動オンチでオタクなぼくらを引きつけてやまないフェロモンを、そこに強く感じたのです。
西方が飛び・葛西が飛び、その後に飛んだ原田や舟木たちの点数が押されたのが、この「白馬ジャンプ台の採点インターフェース」です。あのドラマの後ろで、人知れず動いていたのがこの機械です。