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2013-12-04[n年前へ]

「サンタが街にやってくる」 

 気になったこと・思いついたこと・発見したことを書き留め始めて、15年近く経ちます。そんな風に雑文を書いている中で、一番の発見は「サンタが街にやってくる(2001年2011年)」で書いた、「サンタは確かに存在している」ということでした。

 もともとは「サンタクロースはいない」という計算をしようとしてラクガキを始めたのです。けれど、最終的に計算ノートの上に浮かび上がっていたものは「サンタクロースは確かに存在している」という証明でした。

Q: 調べていて,意外な結論が導きだされたりすることはあるのですか?
A: いいえ、結論(オチ)まで考えてから、細かな計算や 実験に取りかかるので,意外な答えに至ることはまずありません。ただ、一回だけ、「意外な答え」に気づき、本当に驚いたことがあります。それは、「サンタが街にやってくる」という話を書いた時のことです.

月刊化学 2004年5月号
 ちょうど10年前のこと、無味乾燥な数式をノートに書いているうちに気づいたこと、その数式が示す結果解釈をする内に気づかされたことは、「目の前にスヤスヤ眠るこどもに贈り物を届けたい」と心から願う”存在”を蒸留したもの…それこそがサンタクロースという名前で呼ばれる存在であって、そんな存在が確かに(小さかった)自分たちの目の前にも(自分たちを眺める側として)存在していて、それから年月を経た自分の中に、あるいは(そんな自分が見守るこどもの中にある)その先の未来にもいるのだろう、ということでした。

「こどもに贈り物を届けたいと願う”存在”を蒸留したもの」こそサンタという存在だ

 今年2013年も、もう12月になりました。…だから、自分が一番好きで・一番の「発見」を今年も貼り付けておこうと思います。それは、年末近いクリスマスの頃には、「サンタが街にやってくる」という小さいけれど確かな事実、言い換えれば「サンタクロースという名前で呼ばれる「存在」が、確かにどこかに実在しているのだ」という確かな事実です。

 こうして、サンタたちが子供の枕元にやってくる。むかし子供だったサンタたちが子供の枕元にやってくる。夢を見ている子供が起きてしまわないように、そっとそっと枕もとにプレゼントを置く。
 サンタなんかこれまで私の枕元には来なかった、という人たちも多いのかもしれない。けれど、そんな人たちもまたサンタになっていく、そして、その時、本当にサンタがいる、ということに気づくのだろう。

サンタが街にやってくる::(2001.12.24)

2018-12-18[n年前へ]

…あの頃20〜30代だった「こども」たち 

 クリスマスシーズンということで。…もう20年近く前の12月に論理っぽく書いた、けれどとても非論理的で、それなのに(自分では)一番好きな駄文。

 「サンタが街にやってくる」

 …あの頃20〜30代だった理系・実験系の人たち、「まだ”おとな”になりきれてない」人たちも、今では「おとな」になっているんだろうか。

Q: 意外な結論が導きだされることはありますか?
A: いいえ。結論(オチ)まで考えてから作業に取りかかるので,そんなことはありません。ただ一回だけ、意外な答に気づき驚いたことがあります。「サンタが街にやってくる」という話を書いた時です.(月刊化学 2004年5月号)



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